タイ南部の料理「カオヤム」とは!カオヤムはカオ=ご飯、ヤム=混ぜるという意味の通り、野菜とハーブにご飯を混ぜて食べるライスサラダです。主役であるご飯に、レモングラス、こぶみかんの葉っぱ、生もやし、ザボン、インゲンなどをヤム(混ぜる)して食べます。
カオヤムの基本情報
料理名 | カオヤム(ข้าวยำ) |
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英語名 | Southern Thai rice salad(Khao Yam) |
食べれる場所 | 屋台、食堂、レストラン、フードコート |
意味 | カオ:ご飯、ヤム:混ぜる |
特徴 | 南タイ式ライスサラダ |
辛さ | ★(辛くないタイ料理) |
カオヤムとはどんな料理?
カオヤムはタイ南部の郷土料理で、カオ(ご飯)ヤム(混ぜる)という意味の通り、野菜とハーブにご飯を混ぜて食べるライスサラダです。
主役であるご飯に、レモングラス、こぶみかんの葉っぱ、生もやし、ソムオー(ポメロ)、インゲンなどをヤム(混ぜる)して食べます。
ご飯の周りに混ぜる食材を並べているので見た目はすごく華やかな料理、そしてハーブの香り、野菜のおいしさなど様々な味を楽しむことができ、クセになること間違いなしの料理です。
カオヤムは、南部の料理らしく味付けには南部地方の調味料、魚を発酵させて作る魚醤「ナムブードゥー」が使われます。
ナムブードゥーはナンプラーと違い上澄みだけでなく魚肉も使うため独特の匂いがありますが、慣れると病みつきになる美味しさです。
カオヤムはどこで食べることができる?
カオヤムはタイ南部の料理なので、バンコクではあまり作っているお店がありません。
プーケットなど南部地方に行けばお店はたくさんありますが、バンコクで探すのであればやはり南部料理専門店に行くのが間違いありません。
お店によって値段もかなり差があり、屋台なら30バーツ(約90円)程度で食べられますが、レストランだと170〜250バーツ(約510〜750円)は必要です。
いろいろある世界の魚醤
東南アジアを中心に世界中で「魚醤」は愛されています。
日本も例外ではなく、秋田の「しょっつる」、石川の「いしる」は特に有名です。
他には
- 中国の「魚露」
- ベトナムの「ニョクマム」
- フィリピンの「パティス」
など、それこそ国ごとにその国ならではの魚醤があります。
タイでは「ナンプラー」が圧倒的に有名ですが、カオヤムに欠かせないのがタイ南部だけで使われている「ナムブードゥー」です。
ナンプラーと違いかなり独特の匂いがあるので、好き嫌いが別れる調味料かもしれません。
今やナンプラーは日本のスーパーでも気軽に買えるようになりましたが、 ナムブードゥー はバンコクでもなかなか手に入れることができません。
タイ南部地方に行くのなら、ぜひ1度は食べておきたい調味料の ナムブードゥー !タイ南部のお土産にも良いかもしれません。