バンコクの移住に関して、シニアの移住先の人気ランキングでも、常に上記ランクインし続けています。しかし、いざ海外への移住の方法となると、その目的や年齢によって、方法が異なります。今回は移住する上で必要な情報を説明していきます。
移住の際に考えるであろう、永住権の取得

移住を考えた際に、誰しもが思い浮かべるであろう永住権。
この永住権を取得するためには、以下のいずれかの条件が必要です。
・タイ国内勤務者(労働許可証の3年以上保有)
・タイ人配偶者がいる
上記の方法は後に細かく解説していきます。
移住の方法1:タイで仕事をする(永住権)

タイには、バンコクを中心に、数多くの日系企業が集まっています。
製造業を始めサービス業を中心に、またそれに伴う関連企業が次々とタイに進出しています。こういった背景から、日本人の働き手の募集が増加しています。
労働許可証(ワークパミット)
タイで就労し収入を得る場合、労働許可証(ワークパーミット)の取得が必要になります。上記にも記載していますが、永住権を得るためには、この労働許可書証の3年以上の保有が必須となります。
また、就労のための滞在許可証として、ノンイミグラントビザBも合わせて取得する必要があります。
ノンイミグラントビザBとは?
ノンイミグラントビザのカテゴリーBに属しており、仕事など商用を目的としたタイ入国の際に、必要なビザのことです。
※ノンイミグライトビザBのBというのはビジネス(Business)の頭文字のBです。
バンコクで仕事を探すにはどうやって探せばいい?
バンコクでの仕事を探す場合、日本の転職サイトで探すことが出来ます。
日系企業の仕事を紹介している会社には、日本人の担当者がいます。日本の大手転職エージェントは実績もあり、初めての海外就職でも安心です。
そこで、タイでのお仕事探しで、おすすめしたい転職サイトを紹介します。
国内の転職でも定番なリクルートエージェントは海外求人数が一般の転職エージェントよりも多くあります。バンコクでのお仕事探しをする際は、まず登録をしておきましょう。
JAC Recruitmentは国内に限らず、海外に8拠点を持つ海外転職エージェントです。海外就職(特に外資系企業)をしたいなら、こちらも登録しておきましょう。
タイでワーキングホリデーは可能?
ワーホリと言えば、欧米や豪州では有名な制度ですよね。
しかし、残念ながらタイにワーホリという制度はありません。東南アジアでワーホリの制度を設けているのは、唯一シンガポールのみです。タイも含め、まだまだ普及していないのが現状です。
※現地でインターンシップの制度を設けている企業は存在しますが、あくまで無給のインターンシップのため、給料無しです
移住の方法2:タイ人配偶者を見つける(永住権)

言うまでもないかことですが、日本人はタイ人にモテます。
やはり、お金を持っていると思われていますが、それ以外にもタイ人は、本当に優しい人が好きです。タイ人に限らず、お金持ちで優しい人はモテるものです。
そもそも、タイで異性と知り合うにはどうすれば良いか?
以下の方法を挙げられるので、参考にしてみてください。
・マッサージ店・飲食店などで働くタイ人と知り合う
・一般企業に務めているタイ人と知り合う
・夜の蝶と知り合う(男性限定)
移住の方法3:リタイアメントビザやロングステイビザ

ロングステイビザやリタイアメントビザとはノンイミグラントビザのことで、就業目的ではない満50歳以上の外国人がタイに一年間滞在できるビザです。
また、一年毎に更新を行えば、ビザの延長が可能です。
リタイアメントビザとロングステイビザの違い
この二つのビザの大きな違いとは、日本で取得するか、タイで取得するかの違いです。
取得条件や取得方法も異なり、リタイアメントビザの方がロングステイビザよりも取得が簡単です。
リタイアメントビザ・ロングステイビザの取得方法
ビザの取得方法は以下の2通りです。
①日本のタイ国大使館で取る
②タイに入国後、タイの移民局で取る
ロングステイビザで必要なもの
日本のタイ国大使館でロングステイビザを取得する場合に必要なもの一覧です。
・ロングステイビザ申請書
・英文経歴書
・無犯罪証明書
・パスポート及びその全ページの写し3部
・写真(4×6cm)が4枚・タイまでの航空券か予約確認書
・タイの銀行が発行した80万バーツ(約220万円)の預金残高証明書
リタイアメントビザで必要なもの
タイの入国管理局(イミグレーションオフィス)でリタイアメントビザを取得する場合に必要なもの一覧です。
・資力証明書類
・海外からの外貨送金証明書
・パスポート
・申請者本人のカラー写真
・規定の申請書
・英文経歴書
・申請料
移住の方法4:観光ビザで滞在

若くて元気な間に移住をして、バンコクで暴れ回りたいと考えている人達は少なくは無いはず。しかし、タイで長期的に移住する場合に、どうしても問題になってくるのがビザの問題です。
タイは、観光などを目的とした30日以内の滞在であれば、ビザが免除されます。
そこでよくある方法として、以下のビザランと言われている方法があるのですが、ビザランは原則として認められていません。
ビザランとは?
①滞在期間が過ぎてから、一度、隣国へ出国する
②再び入国する
※入国審査官によっては、入国できる可能性もありますが、特に近年では入国を断られるケースが増加しています。
この方法で、30日滞在可能期間を延ばし滞在する方法です。
もっとも安く簡単な観光ビザで滞在
タイで長期滞在する場合、最も安く簡単に取得できるビザは観光ビザです。
60日間であれば、観光ビザで滞在が可能です。また、タイ国内のイミグレーションを使用すれば、さらに30日の延長ができます。
※延長期間が終わる前に出国が必須。
この方法を行うと、最長で90日間滞在できます。
その間に就労ビザや学生ビザを取得するための期間(または配偶者を見つける)にするのも良いでしょう。
観光ビザの取得方法とは?
ビザの発行については、日本の大使館で申請することができます。
申請方法は以下の通りです。
①ビザ申請オンライン事前予約(VABO)を行う(HP)
②VABO確認表(事前予約後、入力したメールアドレス宛に送信される)を予約日時に、大使館のビザ課に提示する
③申請に必要な書類等を準備する
→必要な書類は大使館サイトに記載されています。
この記事のまとめ
バンコクに限らず、海外に移住することは決して簡単なことでありません。ただ、それを差し置いても、バンコクはとても魅力的な場所であり、移住したいと考えている人たちは多いはず。
ただ、良い側面ばかりに見とれて、いざ移住した際に後悔しないよう、慎重に移住計画を立てましょう。