本格ガパオライスの作り方|タイ現地の食材と調理法で作る一皿

ホーリーバジルとナンプラーで作る、本格ガパオライスのレシピです。豚ひき肉を使った2人分の材料と作り方を、タイ食材の選び方や炒め方のポイントとともに紹介します。

ホーリーバジル入りの豚ガパオと目玉焼きを添えたジャスミンライス

3秒チェック

項目・このレシピ
難易度
中級(炒め物と目玉焼きの火加減がポイント)
調理時間
約30分(炊飯を除く目安)
辛さ
本数で調整(2人分で基本1〜2本。辛いものが好きなら3〜5本が目安)
材料費
購入先で変動(生鮮ハーブ・唐辛子の送料も確認)
人数
2人分
日本での作りやすさ
タイ食材が必要(ガパオの葉とタイ唐辛子を用意)

※調理時間は目安です。葉を摘む時間や火力によって変わります。

※写真は料理・工程を説明するための生成イメージです。

今回作るのは、タイ語で「ผัดกะเพราหมูสับ(パット・ガパオ・ムーサップ)」と呼ばれる豚ひき肉のガパオ炒め。ナンプラーを軸にした味付けで、ジャスミンライスと、縁を香ばしく揚げ焼きにした目玉焼きを合わせます。

ガパオの葉の選び方から、ナンプラーを加えるタイミング、肉をしっとり仕上げるコツまで紹介します。材料をそろえたら、食材メモや各工程のポイントを見ながら作ってみてください。

このレシピの特徴

  • ガパオの葉と生のタイ唐辛子を使い、香りと辛さを楽しむ。
  • ナンプラーを主役にして、少量の砂糖で味を整える。
  • ごはんに絡むしっとりした炒め物と、香ばしい目玉焼きを一皿にする。

材料(2人分)

豚ひき肉、ホーリーバジル、タイ唐辛子などガパオライスの材料
写真は食材のイメージです。使う量は材料表を確認してください。

ガパオ炒め

材料・分量
豚ひき肉(脂身を含むもの)
300g
生のガパオ(ホーリーバジル)の葉
50g・太い茎を除いた重量
タイにんにく
皮をむき、つぶす前の小粒の状態で大さじ2
生の赤プリックジンダー(タイの赤唐辛子)
1〜2本を基本に、辛いものが好きな方は3〜5本を目安に調整
ナンプラー(魚醤)
大さじ2を用意し、初めに大さじ1と1/2、残りは調整用
砂糖
小さじ1/2
水
大さじ1
植物油(炒め用)
大さじ3

ごはん・目玉焼き

材料・分量
温かいジャスミンライス(タイの香り米)
炊いたもの400g・1人200g
卵
2個
植物油(目玉焼き用)
120mLを目安に、使用する調理器具に合わせて調整

大さじは15mL、小さじは5mLです。目玉焼き用の油は調理に使う量で、全量を食べるわけではありません。小さめの揚げ調理に対応した鍋・フライパンで、卵を1個ずつ調理します。器具に最低油量の指定がある場合は、その指定に従ってください。

代用できる材料

基本の材料が手に入らない場合は、次のように置き換えられます。香りや味付けが変わることを踏まえて使ってください。

ホーリーバジルの代用候補となるスイートバジルの葉
代用品のイメージ

本来の材料ホーリーバジル代用の候補スイートバジル

変わるところ・使い方:香りが変わる。代用する場合も葉を仕上げに加える。

タイにんにくの代用候補となる一般的な生にんにく
代用品のイメージ

本来の材料タイにんにく代用の候補一般的な生にんにく

変わるところ・使い方:粒の大きさが異なるため、同じ粒数にはしない。粗く刻んで大さじ2を代用時の目安にする。丸粒大さじ2と同重量という意味ではない。

生の赤唐辛子のイメージ。品種により辛さが異なる
代用品のイメージ

本来の材料赤プリックジンダー代用の候補手に入る生の赤唐辛子

変わるところ・使い方:品種で辛さが異なるため、同じ本数で置き換えず少量から。

ジャスミンライスの代わりに使える温かい白ごはん
代用品のイメージ

本来の材料ジャスミンライス代用の候補普段食べている白ごはん

変わるところ・使い方:米の香りと食感が変わる。温かいごはんを用意する。

下準備

粗くつぶしたタイにんにくと赤プリックジンダー
にんにくと唐辛子を粗くつぶす
洗って水気を切ったホーリーバジルの葉
葉を洗い、水気を切る
合わせ調味料と、別に取り分けた調整用のナンプラー
合わせ調味料と調整用を分ける
  1. ジャスミンライスは、使う商品の炊き方に従って先に炊いておく。冷やごはんを使う場合は、盛り付け前に十分に温める。
  2. ガパオの葉を摘んで洗い、水気をよく切る。材料表の分量を用意する。
  3. タイにんにくは皮をむき、つぶす前の粒の状態で大さじ2を量る。唐辛子はヘタを外す。石臼などで一緒に粗くつぶす。石臼がなければ、包丁で粗く刻む。
  4. ナンプラー大さじ1と1/2、砂糖、水を小さな器で混ぜる。残りのナンプラー大さじ1/2は別にしておく。
  5. 目玉焼き用と炒め物用の油を分けて用意し、できた卵を置く清潔な皿を出しておく。

作り方

STEP1目玉焼きを作る

油で縁を香ばしく揚げ焼きにする目玉焼き

小さめの揚げ調理に対応した鍋・フライパンに目玉焼き用の油を入れ、中火で熱します。卵を小さな器に1個割り、油が温まったら低い位置から静かに入れます。

卵白の縁が色づき、白身に火が通るまで加熱し、卵黄も好みの固さまで火を通します。必要に応じてスプーンなどで熱い油をすくい、表面にかけて加熱します。油を切って取り出し、もう1個も同様に調理します。

2歳以下のお子さん、妊娠中の方、高齢の方、免疫機能が低下している方に出す場合は、卵を十分に加熱してください。

STEP2にんにくと唐辛子を炒める

フライパンでにんにくと唐辛子を炒める工程

炒め物用のフライパンに植物油大さじ3を入れ、中火で熱します。粗くつぶしたにんにくと唐辛子を加え、へらで動かしながら香りが立つまで炒めます。

STEP3豚ひき肉をほぐして加熱する

豚ひき肉をほぐしながら加熱する工程

豚ひき肉を加え、中火から強めの中火で、大きな塊をへらでほぐしながら炒めます。肉を広げたり返したりして、全体にしっかり火を通します。

STEP4合わせた調味料を絡める

豚肉にナンプラーの合わせ調味料を絡める工程

肉に火が通ったら、用意した合わせ調味料を加えます。全体を返し、肉に味を絡めます。味を見る間はいったん火を弱めます。清潔なスプーンで少量取り、ごはんと合わせた味を確かめ、必要なら取り分けておいたナンプラーを少しずつ足します。

STEP5ガパオの葉を加えて仕上げる

ホーリーバジルの葉を加えて仕上げる工程

ガパオの葉を加え、全体に混ぜます。葉に火が通ってしんなりしたら、長く炒め続けずに火を止めます。

今回目指すのは、肉に調味料が絡み、少し汁気のある仕上がり。フライパンを完全に乾かすことを目標にしなくて大丈夫です。

STEP6ごはんと目玉焼きを盛り付ける

ジャスミンライスにガパオ炒めと目玉焼きを盛り付けた一皿

温かいジャスミンライスを1人200gずつ盛り、ガパオ炒めを半量ずつ添えます。目玉焼きを1個ずつのせて完成です。

ごはん、肉、ガパオの葉、目玉焼きをひと口に合わせながら食べてみてください。

失敗しやすいポイント

にんにくを黒く焦がしてしまった状態のイメージ
NG にんにくが黒く焦げた状態
にんにくを焦がさず加熱した状態のイメージ
OK 焦がさず香りが立った状態
避けたい状態・確認するところ・対処
にんにくが黒く焦げる
肉を入れる前に香味材料を炒めすぎていないか確認。火を弱め、香りが立ったら次へ進む。黒く焦げて苦くなった場合は、香味材料から作り直す。
味が濃すぎる
調整用のナンプラーを一度に入れない。ごはんと合わせて確かめる。
意図せず水っぽくなる
洗った葉に水が残っていないか、分量外の水を多く加えていないか確認する。
葉がくたくたになる
葉は最後に加える。肉の加熱と味の調整を済ませてから入れる。

味を自分好みに調整するには

好み・調整するタイミングと方法
辛さを控えたい
下準備の段階で唐辛子を減らす。辛さが苦手なら唐辛子なしで作る。
辛さをしっかり楽しみたい
下準備の段階で、唐辛子を2人分で3〜5本を目安に用意する。使う唐辛子の辛さに慣れていない場合は、基本量より少なめから。
塩味をもう少し足したい
STEP 4で、取り分けたナンプラーを少しずつ追加する。
少し甘めにしたい
STEP 4で砂糖をひとつまみずつ加え、味を見直す。
子どもと一緒に食べたい
唐辛子を入れずに作り、卵もしっかり加熱する。大人の分の辛味は別に添える。

「もっとタイらしくしたい」ときも、ナンプラーを増やすことだけが方法ではありません。まずは使う葉や唐辛子を確かめ、目指す香りと辛さに合わせて調整してみましょう。

もっと知りたい、タイのガパオの楽しみ方

ジャスミンライスにガパオ炒めと目玉焼きを盛り付けた一皿
オイスターソースを入れるレシピもある

ガパオの味付けには、ナンプラーを主役にするものや、シーユーカオ(タイのしょうゆ)とオイスターソースを組み合わせるものがあります。同じ料理でも、使う調味料はさまざま。今回はナンプラーと少量の砂糖で味を整え、ガパオの葉と魚醤の香りを楽しみます。

肉を先に炒める作り方もある

にんにくと唐辛子を先に炒めるほか、豚肉を炒めてから香味材料を加える作り方もあります。今回は、にんにくと唐辛子の香りが立ったところで肉を入れる順番。香味材料の色と香りを見ながら、焦がす前に次の工程へ進みましょう。

しっとりしたタイプと、乾いたタイプ

ガパオには、味のついた汁をごはんに絡めるタイプと、乾いた仕上がりを楽しむタイプがあります。乾燥唐辛子を使い、肉や葉の一部を油で揚げて作るものもあります。

仕上がりの違いは、水分を飛ばす時間だけで決まるものではありません。乾いたタイプの中には、唐辛子の種類や肉の加熱方法も変える作り方があります。今回の配合では、肉に調味料が絡んだしっとりした状態を目指しましょう。

香り・辛さ・ごはんの組み合わせを楽しむ

ホーリーバジル、生のタイ唐辛子、ナンプラーは、この一皿の香りと味付けを支える食材です。そこへジャスミンライスと香ばしい目玉焼きを合わせます。

まずは材料表の食材をそろえ、唐辛子の量と仕上げのナンプラーを調整して、自分に合う辛さと塩味を見つけてみてください。

よくある質問

ホーリーバジルは何という名前で探せばいい?

「ガパオ」「ホーリーバジル」という名前を確認してください。生鮮品か冷凍品か、葉だけか茎付きかも見ておくと材料をそろえやすくなります。このレシピは生の葉を想定しています。

スイートバジルでも作れる?

作れますが、ホーリーバジルとは香りが変わります。代用する場合も、葉は最後に加え、しんなりしたら長く炒め続けずに仕上げてください。

オイスターソースは必要?

今回の配合では使いません。オイスターソース入りの現地レシピもあるため、入っているかどうかだけで本格かを判断する必要はありません。

ナンプラーなしでも作れる?

しょうゆなどで味を付けることはできますが、このレシピの香りと味付けは変わります。同じ分量をそのまま置き換えるより、別の配合として少しずつ味を調整してください。

普通のフライパンでも作れる?

炒め物はフライパンでも作れます。300gの肉を広げて混ぜられる大きさを選び、器具の使用方法に合った火力で調理してください。目玉焼きは揚げ調理に対応した器具を使います。

残った分は保存できる?

ガパオ炒めは清潔な浅い容器に小分けし、早く冷やして冷蔵庫へ入れてください。長く室温に置かず、食べるときは全体を十分に再加熱します。再加熱の目安は75℃以上です。卵は食べる分だけその都度調理すると、仕上がりも合わせやすくなります。

保存できる日数は、調理後の扱い方や保存温度によって変わるため、このレシピでは一律に示していません。