5分で作るカオマンガイのタレ|火を使わず混ぜるだけの簡単レシピ

カオマンガイはできたのに、タレを作るのを忘れていた。そんなときに、小さな器でさっと用意するためのカオマンガイだれです。

ナンプラー(魚醤)、しょうゆ、酢、砂糖に、チューブのしょうが・にんにくとごま油を合わせます。包丁もまな板も火も使わず、小さじで量ってスプーンで混ぜる、2人分の簡単レシピです。

タイ食材をそろえる本格タレの再現より、手間を減らすことを優先した時短アレンジ。鶏肉とごはんは、できあがったものを用意してください。

火を使わず混ぜて作るカオマンガイのタレとゆで鶏ごはん

3秒チェック

項目・このレシピ
難易度
★☆☆☆☆(工程の目安)
人数
2人分
調理方法
器に入れて混ぜるだけ
火・包丁
どちらも使わない
辛さ
一味唐辛子の有無で調整
調理時間
5分を目安に
タイ食材
ナンプラーのみ
洗い物
小鉢・小さじ・スプーン程度

※調理時間はタレ作りの目安です。鶏肉とごはんを作る時間は含みません。

料理・工程画像は説明用の生成イメージです。

このタレの特徴

  • 火も包丁も使わない。
  • しょうが・にんにくはチューブで用意する。
  • ナンプラーでタイ料理らしい魚醤の香りを加える。

どんなときに使うレシピ?

タレを忘れた食卓でも、小鉢で調味料とチューブ香味材料を混ぜて用意するイメージ

カオマンガイができあがってからタレがないことに気付いたときや、鍋・包丁を出さずに食卓で少量だけ作りたいとき向けです。基本の調味料7種類に、好みで一味唐辛子を足します。

本格版で使うタオチオ(タイの発酵大豆調味料)やタイしょうゆ、パームシュガー、漬けにんにくは使いません。不要な材料という意味ではなく、準備や加工を減らすための別の作り方です。

材料(2人分)

小さじ1は5mLです。5mLの計量スプーンを使い、液体は表記のmL、砂糖・チューブ調味料は小さじの量を確認してください。チューブから出す長さで分量を決めないようにしましょう。

ナンプラー、しょうゆ、穀物酢、砂糖、ごま油、チューブしょうが・にんにくと好みの一味唐辛子
材料写真はイメージです。分量は材料表で確認してください。

基本の調味料

材料・分量
ナンプラー(魚醤)
小さじ2(10mL)
濃口しょうゆ
小さじ2(10mL)
穀物酢
小さじ2(10mL)
砂糖
小さじ1
ごま油
小さじ1(5mL)
おろししょうがチューブ
小さじ1
おろしにんにくチューブ
小さじ1/2

好みで加えるもの・濃さの調整用

材料・分量
一味唐辛子
ひとつまみ。辛いものが苦手なら入れない
水
濃すぎる場合だけ、小さじ1ずつ

水は最初から加えません。ゆで鶏とごはんに合わせて味を見てから使います。一味唐辛子なしでも、しょうが・にんにくの刺激は残ることがあります。

チューブしょうが・にんにくについて

商品によって食塩・酢・油脂・増粘剤・酸味料・調味料などの配合が異なり、タレの塩味・酸味・香りも変わります。手元の商品表示を確認してください。

基本はしょうが小さじ1、にんにく小さじ1/2です。強く感じる商品なら次回は減らして調整します。生のしょうが・にんにくとは水分や味付けが異なるため、同じ量でも味や香りは変わります。

道具は3つだけ

小鉢、5mLの計量小さじ、混ぜるスプーンの3つの道具
  • 小さなボウルまたは小鉢:材料を混ぜる器。
  • 小さじ:調味料を量る5mLの計量スプーン。
  • スプーン:混ぜるために使うもの。

小さじ1/2・1/4を量れる目盛り付きなら、追加の道具を増やさず調整できます。包丁・まな板・鍋・フライパン・電子レンジ・ミキサー・フードプロセッサーは使いません。

タレを作る基本の道具は、この3つです。味見用には別の小皿と食べるための箸・スプーンも用意し、少量のタレを取り分けます。口を付けた道具を、混ぜる器へ戻さないようにしましょう。

作り方|混ぜるだけの6STEP

順番に加えて混ぜます。砂糖の粒とチューブのかたまりが残っていないかを見ながら進めましょう。

液体調味料に砂糖を加え、小鉢でスプーンを使って混ぜる
STEP1〜2のイメージ:液体調味料を合わせ、砂糖を加えて混ぜる場面です。

STEP1液体調味料を合わせる

小さなボウルに、ナンプラー小さじ2(10mL)、濃口しょうゆ小さじ2(10mL)、穀物酢小さじ2(10mL)を入れ、スプーンで軽く混ぜます。

STEP2砂糖をなじませる

砂糖小さじ1を加え、30秒程度を目安によく混ぜます。砂糖の粒がほぼ見えなくなるまで、器の底も確認しましょう。

溶けにくければ1分ほど置いて、もう一度混ぜます。時間だけで切り上げず、粒がほぼ見えなくなったか確認してください。このレシピでは加熱せずになじませます。

チューブしょうが・にんにくを混ぜたタレに、計量スプーンでごま油を加える
STEP3〜4のイメージ:しょうが・にんにくを混ぜた後に、ごま油を加える場面です。

STEP3チューブのしょうが・にんにくを混ぜる

おろししょうがチューブ小さじ1、おろしにんにくチューブ小さじ1/2を加えます。一か所に固まらないよう、スプーンでよく混ぜて全体になじませます。

STEP4ごま油を加える

ごま油小さじ1(5mL)を加え、20〜30秒程度よく混ぜます。ごま油は香りが強いため、最初から大さじ単位で増やさず、基本の小さじ1を量ります。

STEP5好みで一味唐辛子を加える

辛味が欲しい場合だけ、一味唐辛子ひとつまみを加えて混ぜます。辛いものが苦手なら入れなくて構いません。食べる人で好みが違う場合は、取り分けた自分のタレだけに加えましょう。

ゆで鶏とごはんにタレを少量合わせ、味の濃さを確認する

STEP6ゆで鶏とごはんに合わせて確認する

できあがったゆで鶏とごはんに、タレを少量付けて味を確認します。タレだけでは塩味・酸味・ナンプラーの香りを強く感じることがあるため、鶏+ごはん+タレの組み合わせで確かめます。

濃すぎる場合は、水を小さじ1加えて混ぜ、もう一度確認します。最初から水で薄めず、必要な分だけ追加してください。

どんな味を目指すタレ?

チューブ香味材料とごま油の香り、ナンプラーとしょうゆの旨味・塩味、酢の酸味、砂糖の甘味

しょうがとナンプラーの香りを入口に、しょうゆの旨味と塩味、酢の酸味、砂糖の甘味を合わせ、ごま油の香りを重ねる設計です。一味唐辛子を入れる場合は、少量で辛味を添える方向にします。

なぜナンプラーを使う?

魚醤の香りを加える役割です。タイ専用の調味料を何種類もそろえなくても、しょうゆだけのタレとは違う香りを目指せます。ただし、ナンプラー入りだから本格タレになる、という意味ではありません。

なぜ味噌を使わない?

味噌を使う本格風タレは、発酵大豆のコクを組み立てるための別の選択肢。今回は材料数と手間を減らすことを優先し、味噌を溶いて調整する工程を省いて、ナンプラーとしょうゆを旨味・塩味の中心にします。味噌を入れるのが間違いなのではなく、作る目的が違います。

味の調整方法

濃いときは水、酸っぱいときは砂糖、甘いときは酢を少量ずつ加える調整例
調整の方向を示すイメージです。追加量は下の説明を確認し、計量小さじで量ってください。

一度に複数の調味料を足さず、少し加えて混ぜ、鶏肉とごはんに合わせて確かめます。

濃い

水を小さじ1ずつ追加して混ぜます。薄めすぎないよう、その都度確認しましょう。

塩辛い

しょうゆ・ナンプラーを追加せず、まず水小さじ1を加えます。タレをかける量も少なめにし、カオマンガイと一緒に再確認します。

酸っぱい

砂糖を小さじ1/4ずつ加え、粒がなじむまで混ぜます。甘味でバランスを調整する方法で、酸そのものを取り除くわけではありません。

甘い

酢を小さじ1/4ずつ加えます。酸味を一度に強くしないよう、少量ずつ確認します。

ナンプラーの香りが強い

次回はナンプラーを小さじ2から小さじ1へ減らして調整します。減らした分をしょうゆへそのまま全量置換すると塩味が変わるため、しょうゆも少量ずつ味を見て判断してください。

しょうがが強い

次回はしょうがチューブを半量の小さじ1/2から調整します。商品によって香りや辛味は異なります。

にんにくが強い

次回はにんにくチューブを小さじ1/4から開始します。出す長さで決めず、小さじで量りましょう。

辛くしたい

取り分けたタレへ一味唐辛子を少しずつ追加します。辛味が苦手な人と共用する器には加えないようにします。

失敗しやすいポイント

液体調味料に砂糖を加えた直後の粒が残る状態と、よく混ぜて粒がほぼ見えない状態の比較
しょうが・にんにく・ごま油を加える前の比較イメージです。砂糖の粒が残るときは、底までよく混ぜます。

塩辛くなった

見直す点: ナンプラー・しょうゆを目分量で入れていないか確認します。

次に作るとき: どちらも小さじ2を計量します。できたタレの調整は、水を小さじ1ずつ加えて味を確認してください。

ごま油の香りばかりになる

見直す点: 香りを足そうとして、大量に加えていないかを確認します。

次に作るとき: 基本量は小さじ1。大さじ1ではありません。加えた油を後から取り除くのは難しいため、量ってから混ぜます。

にんにくが強すぎる

見直す点: チューブを直接、目分量で多く絞っていないかを確認します。

次に作るとき: 基本は小さじ1/2を計量。使用商品の味が強い場合は、小さじ1/4から試します。

砂糖の粒が残る

見直す点: 混ぜる時間が短く、器の底に粒が残っていないかを見ます。

対処: 30秒以上を目安に混ぜ、必要なら1分ほど置いて再び混ぜます。時間だけで切り上げず、粒がほぼ見えなくなったか確認します。

酸味を足しすぎた

見直す点: 酢を大さじ単位で追加していないかを確認します。

次に調整するとき: 追加は小さじ1/4ずつ。酸っぱくなった場合は砂糖を小さじ1/4ずつ加えて味のバランスを見ます。

魚醤の香りが好みに合わない

見直す点: ナンプラーは基本小さじ2ですが、香りの好みには個人差があります。

選び方: 苦手なら無理に使う必要はありません。次回減らすか、日本の調味料で作る本格風タレなど、ナンプラーを使わない別配合を選ぶ方法もあります。

本格タレや他の作り方との違い

タイ食材で作る本格タレと、チューブ調味料を使う今回の混ぜるだけタレの比較

ここでの「本格タレ」は、タイNaviのタオチオ・タイしょうゆ・漬けにんにくを使うレシピとの比較です。タイのすべてのタレが同じ材料・工程という意味ではありません。

材料と作り方を比べる
項目タイ食材の本格タレ今回の時短タレ
主な発酵調味料タオチオとタイしょうゆナンプラー+濃口しょうゆ
甘味パームシュガーなど砂糖
しょうが生のひねしょうがチューブ
にんにくタイの漬けにんにくと漬け汁チューブ
タイしょうゆ使用不使用
加工材料の計量・刻み・攪拌など小さじで量り、器で混ぜる
目的タイ式の味の構成を作る道具と準備を減らし、短時間で作る

日本の調味料で作る本格風タレとの違い

味噌・日本のしょうゆなどで本格タレの味の構成に寄せるレシピに対して、今回は短時間・包丁なし・混ぜるだけを優先します。味噌を使わず、タイ調味料はナンプラー1種類です。

唐辛子なしのタイ食材版との違い

唐辛子なしのタイ食材版は、タオチオやタイしょうゆなどを使い、唐辛子を0gにした作り方。今回は時短が目的で、一味唐辛子は好みであり・なしを選べます。どちらも、しょうが・にんにくの刺激までなくなるわけではありません。

手間と食べたい味で選ぶ

本格版・日本の調味料版・唐辛子なし版・今回の時短版は、それぞれ作る目的が違います。どれが上という比較ではなく、用意できる材料と食べたい味に合わせて選びましょう。

保存方法

その食事で使い切るのが基本

2人分のカオマンガイにタレを小皿で添え、その食事で使い切るイメージ

2人分をその場で作るレシピです。作ったら、その食事で使うことを基本にします。室温へ長時間置かないようにしましょう。

余った分はすぐ冷蔵する

残ったタレを清潔な密閉容器に入れ、すぐに冷蔵庫へ移すイメージ

食べる前に取り分けた、清潔な状態のタレが余った場合は、清潔な密閉容器へ移してすぐに冷蔵します。取り分けには清潔なスプーンを使い、鶏肉やごはんを付けた小皿の残りや、口を付けた道具を保存用のタレへ戻さないようにします。

保存日数は決めていません

保存期間は未検証。冷蔵しても長期保存できるという意味ではありません

今回の配合では保存試験を行っていないため、「冷蔵で何日」といった期限は示していません。冷蔵すれば長期間保存できるという意味ではありません。

よくある質問

本当に5分で作れますか?

5分を目安に、材料を量って器で混ぜるレシピです。準備や砂糖のなじみ方によって所要時間は前後するため、時間だけで切り上げず、砂糖の粒やチューブのかたまりが残っていないか確認してください。鶏肉とごはんは、できあがったものを使います。

ナンプラーなしでも作れますか?

今回はナンプラーの香りが特徴のひとつです。抜く場合は塩味・香りの設計が変わるので、その分のしょうゆを同量増やすだけとは案内していません。ナンプラーを使わない、日本の調味料の本格風タレという別配合もあります。

味噌は入れないのですか?

材料数と準備を減らすため、今回は入れません。味噌で発酵大豆のコクを加えたい場合は、日本の調味料で作る本格風タレが別の選択肢です。

生しょうがでも作れますか?

使えますが、おろすなどの準備が増え、水分・辛味・香りもチューブとは異なります。同量で完全に同じ味になるとは限りません。今回は道具を増やさないためにチューブを基本としています。

生にんにくでも作れますか?

使えますが、刻む・おろす工程と道具が増えます。チューブとは風味や配合が違うため、同量での置き換えを前提にせず、今回はチューブ小さじ1/2を基本にしてください。

唐辛子なしでもいいですか?

入れなくて構いません。しょうが・にんにくによる刺激は残る場合があります。タイ食材の構成を残して唐辛子を使わず作りたい方には、唐辛子なしのタイ食材版という選択肢もあります。

ごま油を抜いてもいいですか?

ごま油なしでも混ぜて作れますが、香りと口当たりが変わります。基本量は小さじ1です。ごま油の香りが苦手な場合は、次回は少なめにするか、省いて調整してください。

子どもでも食べられますか?

辛味を避けたい場合は一味唐辛子を入れません。ただし、しょうが・にんにくの刺激や塩味は残ります。特定の年齢から必ず食べられるとは断定せず、子どもの食事の進み具合や好み、商品の原材料・アレルゲン表示も確認してください。