タイのフルーツ「カヌン(ขนุน)」とは!南国タイで出会える世界最大級の果物「カヌン(ジャックフルーツ)」。世界最大の果物カヌン(ジャックフルーツ)は、濃厚な甘さと独特の香りが魅力。生食からカレーまで多彩に楽しめ、タイ旅行でぜひ味わいたい一品です。
カヌン(ジャックフルーツ)の詳細

名称 | カヌン(ขนุน) |
英語名 | Jackfruit |
食べれる場所 | スーパー、屋台 |
カヌン(ジャックフルーツ)とは?

果物の王様と呼ばれる「ドリアン」、果物の女王とされる「マンゴスチン」と並び、地上最大の果物といわれるのが ジャックフルーツ(タイ語:ขนุน / カヌン) です。
大きなものになると直径は約70cm、幅は40cm、重さは30〜50kgにまで成長し、世界最大級の果物として知られています。
見た目はトゲトゲした外皮を持ち、ドリアンによく似ていますが、香りは全く異なり、ほんのりとバナナやガムのような甘い香りが漂うのが特徴です。
ジャックフルーツは熟すと黄色い果肉が現れ、フルーティーで濃厚な甘さが楽しめます。
また若い実は野菜のように扱われ、カレーや炒め物などタイ料理の食材としても幅広く利用されています。
カヌン(ジャックフルーツ)の食べ方とは?

カヌン(ジャックフルーツ)は、そのまま果肉を生で食べるのが基本ですが、食べ方のバリエーションはとても豊富です。
- ドライフルーツ
- ロースト
- チップス
- ジャム
- ジュース
など、加工品としても広く親しまれています。
タイをはじめアジア各国では、屋台や市場でジャックフルーツを使ったお菓子やスナックを見かけることも多いでしょう。
さらに、驚くのは大きな果実から出る「種」も食べられるということ。栄養満点の種は、茹でたり焙煎したりして食べるのが一般的で、ホクホクとした食感はまるで栗や芋のよう。おやつ感覚で楽しめるのも魅力です。
栄養面でも優れており、マグネシウムやビタミンB6、抗酸化物質を多く含んでいるため、免疫力を高めたり消化を助けたりする効果が期待できます。
まさに“おいしい”だけでなく“体にも嬉しい”果物といえるでしょう。
カヌン(ジャックフルーツ)はどこで買うことができる?

ジャックフルーツはタイでは比較的身近なフルーツで、屋台や市場、スーパーなどさまざまな場所で購入することができます。
基本的には熟したものが販売されており、大きな実を丸ごと買うのではなく、中の果肉を取り出して小分けにした状態で売られているのが一般的です。
価格は販売場所によって異なりますが、果肉ひとつあたり約5〜10バーツ(日本円で15〜35円ほど)が目安。
他のフルーツに比べるとやや高めではありますが、南国らしいボリューム感と独特の甘さを楽しめるので、ぜひ試してみる価値があります。
ただし、ジャックフルーツは個体差が大きく、「最初に食べたときにおいしくなくて苦手になった」という人もいるほど。
当たり外れのある果物なので、初めて購入する際は評判の良い屋台やスーパーを選ぶのがおすすめです。
カヌンを使ったタイ料理
ジャックフルーツはそのままフルーツとして食べるだけでなく、タイ料理の食材としても大活躍します。
特に若い実(熟す前の青いカヌン)は野菜のように扱われ、煮込み料理やカレーに使われるのが一般的です。
代表的なのが ゲーンカヌン(แกงขนุน) と呼ばれるカレー料理。
イサーン地方や北部でよく食べられる料理で、柔らかく煮込まれたカヌンの実が野菜のような食感を生み出し、スパイスやハーブと一緒にじっくり煮込むことで深い味わいを楽しめます。
お肉の代わりにボリュームを出せるため、ベジタリアンやヘルシー志向の人にも人気があります。

観光客におすすめの食べ方
観光で訪れた方におすすめなのは、やはり 屋台や市場で小分けにされた果肉を買ってその場で食べるスタイル。
ジューシーで濃厚な甘さは、暑いタイでの観光中にぴったりのスナックです。
また、スーパーでは ジャックフルーツチップス や ドライフルーツ といった加工品も手軽に購入可能。
軽くて日持ちもするので、お土産として持ち帰るのにも最適です。
さらに、ジャックフルーツの種を塩茹でにしたものが売られていることもあり、ホクホクとした食感はちょっとしたローカル体験になるでしょう。