タイの『マナー』や『ルール』!旅行・観光の際の注意点とは

タイ マナー

タイの『マナー』や『ルール』!タイにはタイのマナーやルールというものがあり、日本とは全く異なることもあります。日本では当たり前のことがタイでは無礼な行為にあたることもあります。ここではタイのマナーやルールについて解説していきます。

タイのマナー:基本的なマナー

タイ人の頭に触れてはいけない

頭をなでる子供

タイでは軽い気持ちで『頭』をポンポンと叩いたり、頭を撫でたりすることは絶対にNGです。

身体の中でも『頭』は精霊が宿る神聖な場所とされているので、頭に触れるということは侮辱的な行為になってしまいます

たとえ親しい間柄でも、頭に触れられることを不快に感じる人もいるので注意が必要です。

子供の頭も同様で、タイ人の子供の頭を撫でたりする場合も無礼な行為になってしまうので注意が必要です。

人に足を向けてはいけない

タイ 僧侶の足

身体の部位の中でも一番下にあたる足の裏は『不浄な場所』とされています。

なので、

・足の裏を相手に向ける
・人の足をまたぐ
・足で物を動かす
・テーブルの上に足を置く

などの行為はとても失礼な行為になってしまうので注意しましょう。

寺院(本堂)などで座る際も足の裏の向きはとても重要で、絶対に僧侶や仏像に向けてはいけません。

左手を使用するのは問題ない?

左手 指を差す

タイでは左手は不浄の場所とされており、握手や指を差す、物を渡すなどを左手で行うのは大変失礼な行為とされています。

現在では『絶対にNG!』ではなく、比較的許されるようになっていますが、高齢の方や地方などではまだまだ左手を使うことはマナー違反とされていることもあるので注意が必要です。

第三者の前で叱る

タイ人 叱る

タイ人を大声で叱ることや、第三者の前で叱ることはNGです。

タイ人は『プライドを傷つけられる行為』に敏感で、人前で怒るということはプライドを傷つけられた、恥をかかされたと感じてしまうからです。

タイでは大声を出すというのはとても下品で軽蔑される行為にあたります。

大声で叱るというのは自分の評価が下がる、自分の評価を下げてしまう行為にもなるので注意が必要です。

タイのマナー:あいさつ

タイの挨拶、ワイ(合掌)の種類

タイ あいさつ

タイには『ワイ(合掌)』というあいさつがあります。

ワイ(合掌)は手と手を合わせるあいさつで、ワイ(合掌)をされたらワイ(合掌)で返すのがタイのルールです。

ワイ(合掌)にはいくつかルールがあり、ひとつが『ワイ(合掌)は年下や身分の低い者からするという決まりになっています

もうひとつが『ワイ(合掌)には種類がある』というポイントです。

▷最上級のワイ(合掌)

親指を眉間につけたワイ(合掌)が最上級のワイ(合掌)です。仏像や僧侶などに対して行われるワイ(合掌)です。

▷目上の人へのワイ(合掌)

親指を鼻につけたワイ(合掌)が目上の人へのワイ(合掌)です。

▷同格や目下の人へのワイ(合掌)

胸の前で行うワイ(合掌)が同格や目下の人へのワイ(合掌)です。

タイのマナー:王室関連のマナー

王室への不敬は絶対にダメ

タイ 紙幣

タイでは王室への批判や不敬な行為は重度なマナー違反とされており、刑法によって『不敬罪』が定められています

この『不敬罪』は外国人も対象になり、知らなかったでは済まされないことなので王室へは常に敬意を払うようにしましょう。

どういったことが不敬な行為にあたるかというと、

・王室の悪口や批判
・王族の肖像画を乱暴に扱う
・王族関係のものを乱暴に扱う

など、王族に関係するものを破壊することや乱暴に扱うことは不敬罪に当たります。

みなさんの身近なところで言うと、紙幣や街中にある王族の肖像画などが王族が描かれているものなので大切に扱うようにしてください。

国歌が流れたら立ち止まる

バンコク 街並み

毎日朝8時と夕方18時に(1日2回)国歌が流れます

公園やスタジアム、BTS、映画館など街の至る所で国歌が流れますが、その際は『直立不動』の姿勢をとる必要があります。

これは上記で解説した王族に敬意を払うということに該当され、これを守らないタイ人は逮捕されることもあるそうです。

その場にいるみんなが同じよう直立不動の姿勢をとるので、初めてタイに行く方でもどうすれば良いかわかるはずです。

タイのマナー:寺院に関するマナー

仏教に敬意を払う

タイ 僧侶

タイ国民の95%は仏教徒になります。

タイ人は仏教を信仰しておりとても大切にしているため、仏教を重んじるタイ人に敬意を払いましょう。

日本も同じ仏教ですが、タイと日本の仏教では大きな違いがあります。

タイでは常に仏教を信仰しており、仏像の前を通る際は必ず手を合わせ、寝る前には手を合わせてから眠るなど、タイ人にとって仏教というのはとても大切で神聖なものとされているので、タイ人の仏教を信仰する気持ちに敬意を払いましょう。

女性は僧侶に触れてはいけない

タイ 僧侶と女性

女性がタイに行く際に最も注意してほしいことのひとつに、僧侶に触れてはいけない!というのがあります。

女性は不浄なものとされているため、タイの僧侶に女性が触れしまうと、お坊さんがこれまでに積んできた全ての徳が失われてしまうと考えられています。

僧侶はオレンジ色の袈裟を纏ったお坊さんで、女性は触れるのはもちろんBTSやMRTなどの電車の中でも隣に座ってはいけません。

電車の揺れで触れてしまった!などということがないよう、電車内では近くに寄らないようにしましょう。

女性は仏像に触れてはいけない

タイ 女性 仏像

女性は仏像にも触れてはいけないので、寺院に行く際には絶対に仏像に触れないように注意してください。

これは寺院に限らず家に祀られている小さな仏像に関しても触れることはできず、移動などは全て男性が行います。

ただし例外があり、寺院などで仏像に金箔を貼ったりするのですがそれに関しては特別に触れることができます。

露出の多い格好はマナー違反

タイ 女性

寺院へ行く際に露出の多い格好や帽子、サングラスなどはマナー違反になります。

格式の高い寺院であれば服装チェックにより入れない場合があり、服装チェックがない場所ではマナー違反として見られてしまいます。

特に日本人の場合は『同じ仏教徒なのになぜマナーが守れないのか?』という目で見られてしまいますので、必ずルールに従った服装で参拝するようにしましょう。


仏像よりも高いところに位置してはいけない

ワットマハタート  写真

仏像よりも高いところに位置することはマナー違反になります。

タイのマナー:食事のマナー

お金を払うのは上の人間

会計

タイでは食事の際は上の立場の人間がお金を払うのが当たり前という文化があります。

立場が上の場合や明らかな給料格差がある場合は積極的にお金を払うようにしましょう。

現地タイ人と食事をした際に『タイ人に食事代払わされた!』という方がいますが、タイ人からすると日本人の方がお金を持っているという考えがあるので、日本人(明らかな給料格差)に払ってもらうことは当たり前なのです。

麺をズルズルすすってはいけない

タイ 麺料理

日本では麺類はすすって食べるものかもしれませんが、海外では麺類をすすって食べると行儀が悪い(下品な行為)と思われてしまいます。

これはタイも同じで、タイ料理の麺類を食べる時はズルズルと音を立てて食べるのではなくきちんと口元まで持ってきて音を立てずに食べるようにしましょう。

日本食店や日本のラーメンなどを食べる際は問題ありませんが、タイの麺料理をタイ人の目の前で食べる際は注意しましょう。


食器は持たない、口をつけない

タイ料理 女性

タイでは食事をする時に食器を持ち上げることはマナー違反になり、食器に口をつけることもマナー違反となります。

タイにはたくさんのスープ料理がありますが、持ち上げて口をつけて飲むことはマナー違反なので注意しましょう。


タイはチップ文化がある

タイ チップ

タイではチップの習慣があり、

・レストラン
・ホテル
・マッサージ

など、さまざまな場所でチップが必要になります。

チップの相場は料金や質などによって異なりますが、タイにはチップ文化があるということだけ覚えておきましょう。


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