タイの寺院:ワットスタット(Wat Suthat)

ワットスタット

ワットスタット(Wat Suthat)はメインの観光スポットではないが、見所はたくさんあります。ここでは当時の最大仏像やジャイアントスイング(サオ・チンチャー)など、様々な見所、寺院の歴史などを紹介していきます。

目次

ワットスタットの基本情報

ワットスタット
名称ワットスタット(Wat Suthat)
タイ語วัดสุทัศนเทพวราราม
住所146 Bamrung Muang Rd., Bangkok 10200
営業時間8:30〜17:00(本堂・礼拝堂は16:00まで)
料金拝観料20バーツ

ラーマ1世の最後の仕事

ワットスタット

バムルン・ムアン通りにある、美しい壁画と繊細な木彫りの扉で知られているワットスタットは、19世紀の初めラーマ1世の時代に建てられました。

1807年、当時の王ラーマ1世は遷都した首都バンコクに大仏を置くために「ワット・スタット・テープ・ワララーム」の建設を開始しました。

ラーマ1世は自ら指揮をとり、スコータイに安置されていた「シーサーカヤムニー」という当時最大の仏像を筏に乗せ、水路を使用しワットスタットに搬入しようとしましたが、大仏が大きすぎたため寺院の門がくぐれず、一旦外壁を壊し大仏を搬入しました。

最終的に仏像が本堂に移されると「安置された。私の仕事は終わった。」といい、その数日後に崩御したといわれております。

ワットスタットの名前の由来

ワットスタット

この寺院は、初めは『ワット・マハースッターワート (วัดมหาสุทธาวาส)』と名付けられていましたが、大仏の寺院という意味で、

『ワット・プラヤイ (วัดพระใหญ่)』
『ワット・プラトー(วัดพระโต)』

また、寺の北にあるサオチンチャーにちなんで、

『ワット・サオチンチャー (วัดเสาชิงช้า)』

と呼ばれている時期もありました。

その後、ラーマ3世の時代に『ワット・スタット・テープワララーム』と呼ばれるようになりました。※この名称はヒンドゥー教の天国のインドラの住む町を表しています。

見所1:ジャイアント・スイング(サオ・チンチャー)

ワットスタット

ワットスタット正面にある赤い鳥居のようなものは「サオ・チンチャー」と呼ばれる高さ約21mの巨大ブランコです。

昔はこのブランコにロープをかけ小舟を吊るし、司祭を乗せて地面と水平になるまで揺らす、「トリーヤムパワーイ」という行事が行われていましたが、あまりの高さに司祭が落下死する事故が続いたため1935年以降は行事は中止となってしまいました。

見所2:礼拝堂

ワットスタット

礼拝堂は入口部分が前に飛び出している、ラッタナコーシン様式で、礼拝堂の屋根にはエラーワン像にのるインドラがデザインされています。(寺院の名の通りインドラの住む町の名を冠にしていることにちなんでいるからです。)

シーサーカヤムニー仏像

礼拝堂には黄金に輝く仏像が並んでおり、スコータイ時代に収められたシーサーカヤムニー仏像も納められており、仏像の幅が6m高さは8m、そして6mの台座に安置されています。

シーサーカヤムニー仏像のご利益

ワットスタットのシーサーカヤムニー仏像ですが、仕事運(特に昇進)のご利益があり、満月の夜にお参りするとさらにご利益があると言われています。

仏像というのは横や後ろから見ることができる寺院は意外と少なく、正面から見るだけの仏像ばかりですが、「シーサーカヤムニー仏像」は横や後ろなど360°どの角度からでも見ることができます。

見所3:礼拝堂の扉

礼拝堂の扉はチーク材でできた手工芸品。

現在の扉はレプリカ品で本物は国立博物館に展示してあります。

見所4:壁画

この壁画はラーマ3世時代、ジャータカに材をとって描かれたもので、内部には壁から天井に至るまで壁画が描かれており、当時の生活様式、都の様子などが描かれています。

天井の高さはビルの4階の高さ匹敵するほどの高さなので、双眼鏡などがあれば天井の壁画を隅々まで見ることができるかもしれません。

見所5:本堂の周り

ワットスタット

礼拝堂の奥には本堂があります。礼拝堂から本堂までは50mほどありますが、その間にもいろいろな石像が置かれています。

石像は女性の上半身裸の石像や、中国風の石像などもあります。

女性の上半身裸の石像があるのはなぜ?

数百年前までは、タイ人女性の服装は腰に布を巻き、上半身は裸だったためこの上半身裸の石像が置かれています。

中国風の石像があるのはなぜ?

中国風の石像に関しては、ラーマ3世が中国に渡り、帰国の際に船を安定させるために船底に多くの石像を積んできたためといわれております。

見所6:本堂・布薩堂

ワットスタット

布薩堂内は天井が高く、ビル5階と同じくらいの高さがあります。

布薩堂内も礼拝堂と同じよう壁画で覆われており、この壁画はラーマ3世時代に描かれた壁画で、パチェッカ・ブッダやタイの民話、インド神話などが描かれています。

そして本堂にも大仏(トリーローカチェート仏)が安置されており、本堂のトロリーカチェート仏は大きさはそれほど大きくなく、目をつぶっているのが特徴。

大仏の足元には僧侶の人形がたくさん並んでいます。

見所7:本堂正面

本堂正面には瓦に願い事をし、賽銭とともに寺院に預けるコーナーもあります。

家族や親友、恋人などの名前を書き込んだりもでき、この瓦は寺院の屋根が古くなったときに入れ替えられるです。

見所8:ラーマ8世像

境内の西の一角にラーマ8世の等身大の石像があります。

ラーマ8世は1946年20歳の若さで崩御され、そのラーマ8世の遺骨は礼拝堂の大仏の台座に安置されています。

この記事のまとめ

メインの観光スポットではないワット・スタットですが、仏像やジャイアントスイングなど見所がたくさんあります。

ラーマ1世がこの寺院を建て、ラーマ8世が安置されと、とても歴史深い寺院の日ひとつ。

事前に見所を知り、楽しいタイ旅行を送ってください。

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