タイの屋台で見かける、氷の入ったピンク色のミルク。ノムイェンは、赤いシロップとミルクを合わせた甘い飲み物です。見た目はイチゴミルクに似ていますが、よく使われるのはサラ風味のシロップで、イチゴ味とは限りません。ミルクティーとの違いを知っておくと、現地で選びやすくなります。この記事では、ノムイェンの材料や味、飲める場所、甘さを控えて頼む方法を紹介します。
ノムイェンの基本情報

| 飲み物名/タイ語名 | ノムイェン/นมเย็น(ピンクミルクはนมชมพูとも呼ばれる) |
|---|---|
| 英語名 | Nom Yen / Thai Pink Milk |
| 飲める場所 | 飲み物の屋台、市場のドリンク店、一部の食堂・フードコート・カフェ |
| 意味 | ノム=ミルク、イェン=冷たい。ノムチョンプー=ピンク色のミルク |
| 特徴 | 赤いシロップとミルクを合わせ、氷を入れて飲む甘いピンクミルク |
| 使われる食材 | 赤いシロップ、牛乳、加糖練乳、氷など。無糖の濃縮乳を加える作り方もある |
| 甘さ | ★★★★☆(目安。店や注文によって異なる) |
ノムイェンとはどんな飲み物?

赤いシロップとミルクで作るピンクミルク
ノムイェンは、赤いシロップをミルクに混ぜ、氷を入れて仕上げる飲み物です。透明な赤いシロップに白いミルクが加わることで、鮮やかなピンク色になります。お茶を使うミルクティーとは、飲み物の土台が違います。
材料の組み合わせは店やレシピで変わります。牛乳と加糖練乳を合わせるものもあれば、仕上げに無糖の濃縮乳をかけるものもあり、ミルクの濃さや甘さは一律ではありません。
よく使われるのはサラ風味のシロップ
代表的なのは、サラ風味の赤いシロップです。タイのシロップメーカー、ヘルズブルーボーイ(Hale’s Blue Boy)にもサラ風味の商品があり、ミルクなどで割って使う濃縮シロップとして販売されています。
「サラ風味」はシロップの香りを示すもので、サラの果汁をそのまま搾った飲み物という意味ではありません。商品によって風味が違うため、ピンク色だけでイチゴ味と決めつけないのがポイントです。
ノムイェンはどんな味?

ミルクのまろやかさとシロップの甘い香り
ひと口飲むと、ミルクのまろやかさにシロップの甘い香りが重なります。加糖練乳を使うものは、さらに甘さとコクが加わります。果汁の酸味を楽しむジュースというより、甘いミルクドリンクとして選ぶとイメージしやすいでしょう。
同じ名前でも、シロップが多ければ香りと甘さが強くなり、牛乳が多ければミルク感が前に出ます。色の濃さだけでは味を判断しきれないため、初めてなら小さめのサイズから試す方法もあります。
氷で冷やして飲む、すっきりした口当たり
氷を入れたノムイェンは、冷たさとミルクのなめらかさを楽しめます。時間がたつと氷が溶け、甘さや濃さの感じ方が変わるため、受け取ってから少しずつ味を確かめてみてください。
氷ごとミキサーにかけたタイプを扱う店もあります。こちらは普通のアイスドリンクより、とろりとした冷たい口当たりになりますが、どの店でも選べるわけではありません。
ノムイェンはどこで飲める?

市場や飲み物の屋台でメニューを探す
探す場所としては、市場のドリンク店や、タイ式のお茶・コーヒーを扱う飲み物の屋台が候補になります。料理だけを売る屋台で必ず飲めるわけではないため、まずはドリンクのメニューや写真を確認しましょう。
食堂、フードコート、カフェでも取り扱う店があります。メニューでは「นมเย็น」だけでなく「นมชมพู」の表記も確認すると探しやすくなります。ピンク色のドリンク写真があれば、指さして確認する方法も使えます。
ピンクミルクは「ノムチョンプー」で確認する
ノムイェンは直訳すると「冷たいミルク」です。ピンク色のミルクを確実に頼みたいときは、「นมชมพู(ノムチョンプー)」と伝えるか、メニューの写真を見せると分かりやすくなります。
通常の氷入りドリンクを希望するなら「เย็น(イェン)」、ミキサーにかけたものを希望するなら「ปั่น(パン)」が注文の手がかりになります。ブレンドタイプの有無やサイズは、店のメニューに合わせて確認してください。
甘さ控えめは、作る前に伝える
甘い飲み物が得意でなければ、注文時に「หวานน้อย(ワーンノーイ/甘さ控えめ)」と伝えます。シロップや練乳を混ぜてからでは調整しにくいため、作り始める前に希望を伝えるのがコツです。
ただし、赤いシロップ自体にも甘さがあります。甘さ控えめを頼んでも無糖になるとは限らず、あらかじめ混ぜてある店では調整できない場合もあります。シロップを減らすと香りや色も変わる点を知っておきましょう。
ノムイェンとイチゴミルク・ミルクティーの違い

ピンク色でもイチゴ味とは限らない
イチゴミルクはイチゴの果実やイチゴ風味の材料で作るものですが、ノムイェンの代表的な赤いシロップはサラ風味です。ピンク色という見た目は似ていても、香りや材料が同じとは限りません。
イチゴ味を飲みたい場合は、メニューの「ストロベリー」の表記や写真を確認してください。逆に、タイのピンクミルクを試したいなら、ノムチョンプーの名前で確認すると選びやすくなります。
チャーイェンは、お茶を使う別の飲み物
オレンジ色のタイミルクティーであるチャーイェンは、お茶の香りとミルクの甘さを楽しむ飲み物です。ノムイェンは、基本的に赤いシロップとミルクを合わせるため、お茶の渋みを中心にした味ではありません。
どちらも甘い冷たい飲み物ですが、名前の「ノム」はミルク、「チャー」はお茶を指します。メニューの名前と色を一緒に確認しておくと、ピンクミルクとタイミルクティーを選び分けやすくなります。

