




ヌアデートディアウの詳細
料理名 | ヌアデートディアウ(เนื้อแดดเดียว) |
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英語名 | fried dried beef |
食べれる場所 | 屋台 |
金額 | 40バーツ~(約120円〜) |
意味 | ヌァ:牛 デートディアウ:一夜干しを揚げたもの |
特徴 | 干し牛肉の素揚げ |
辛さ | ⭐(辛くないタイ料理) |
ヌアデートディアウとはどんな料理?
ヌアデートディアウとは、味付けした牛肉を天日干しし、素揚げにしたものです。
ビーフジャーキーのようなものを想像したら近いかもしれませんが、ビーフジャーキーは干した後スモークします。肉も魚も干すとうま味が濃縮されるのはすでにご存じの事と思いますがこのヌアデートディアウもまず天日干しします。
次にその干し肉を揚げるという調理法によって瞬時に味を封じ込めるため、存分に濃縮されたうま味を味わうことができます。
ニンニク、コショウ、パクチーの根っこ(これを入れると一気にタイの味)等を石臼でコンコンつぶし、そこにナンプラー、肉を浸してから半日かけて天日干しをし、おいしい肉料理の下ごしらえをします。
あとは屋台で注文したら揚げてくれたり、すでに揚がっているものを袋にザッと詰めてくれたりします。
子供から大人までみんな幸せになるお料理。
特にビールのアテにはもってこいで、男性に人気のタイ料理です。
豚肉で作るのも定番で、こちらはムーデートディアウといいますが、ぜひそちらもご賞味を。
ヌアデートディアウは保存食?
もともとヌアデートディアウは保存食として作られました。タイは暑くて食べ物が腐りやすいため、濃い味付けをし、乾燥させたという昔からのタイ人の知恵ですね。しかも干すことで生の肉とは違った味を引き出すことができます。
日本ではこの発想は魚だけですね。肉を干すとこんなにもおいしいものができるのかと感心させられます。
物干し竿に干されている肉の姿はまるでカーテン。旅行中、もしどこかで肉カーテンを見つけたら、それはヌアデートディアウの支度中かもしれません。