オーリアンの詳細
料理名 | オーリアン(โอเลี้ยง) |
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英語名 | Thai vintage style black coffee |
食べれる場所 | 屋台、カフェ |
金額 | 10バーツ(約30円) |
意味 | オーリエン=オールドスタイルコーヒー |
特徴 | タイ式ビンテージコーヒー |
オーリアンとはどんな飲み物?
オーリアンとは、昔からタイで親しまれてきた『タイ式コーヒー』のことです。とはいえ、実はコーヒー豆ではなく、「タマリンドの種」を砕いて抽出します。いわゆる「代替コーヒー」というやつです。純粋なコーヒーよりも苦味やコクは少ないですが、タイではどのみち砂糖をびっくりするくらい入れるので、ジュースのような感覚で長く愛されてきました。
タイには長い間、本格的なコーヒーを飲む習慣がありませんでした。しかし最近は「スターバックス」などの影響で、本格的なコーヒーが広まってきています。そこでオーリアンは廃れるのかと思いきや、独自な飲み物としていまだ人気を誇っている、なんとも不思議な飲み物です。
オーリアンはどこで飲むことができる?
タイでは長い間オーリアンがコーヒーの代わりでした。そのあとインスタントコーヒーがブームになり、やっと本格的なドリップコーヒーが普及したという背景があります。今ではいろいろなコーヒーが飲めるようになりましたが、変わらずオーリエンは人気を保っています。
タイにはコーヒースタンドというべきカフェがたくさんあり、オーリアンをビニール袋に入れて持ち帰る人がたくさんいます。ぜひオーリアンを飲みながら、タイ気分を満喫してみてはいかかでしょう。
タイの最新コーヒー事情とは?
タイ人は長い間、オーリアンを楽しんできました。その後、インスタントコーヒーが広まり、続いてドリップコーヒーが普及したのは先ほど説明しました。その後タイのコーヒー事情が大きく変わったのは、やはりスターバックスが出店してきたことでしょう。これで一気にオシャレにコーヒーを楽しむ文化ができあがりました。
ところが、ここにも問題がないわけではありません。スターバックスなどのカフェはとにかく高いのです。普通のコーヒー(トール)で80バーツ (約240円)、カフェラテ(トール)が115バーツ (約350円)します。
惣菜屋台でご飯を食べたほうが安いくらいですから、庶民の飲み物に定着するには、まだまだ敷居が高そうです。