タイ料理「ゲーンテーポー(แกงเทโพ)」とは?

ゲーンテーポー

ゲーンテーポー(แกงเทโพ)は、空芯菜(パックブン)と豚肉を使ったタイの伝統カレーです。ココナッツミルクのコクにタマリンドの酸味が加わった甘酸っぱい味が特徴で、タイ中部で昔から食べられてきた料理として知られています。空芯菜のシャキシャキした食感と豚肉の旨味がよく合うカレーで、タイの家庭料理としても親しまれています。

目次

ゲーンテーポーの基本情報

ゲーンテーポー
項目内容
料理名ゲーンテーポー
タイ語แกงเทโพ
英語名Gaeng Thepo
食べられる場所食堂・タイ料理レストラン
意味ゲーン=カレー / テーポー=魚の名前(由来とされる説)
特徴空芯菜と豚肉を使った甘酸っぱいココナッツカレー
主な食材空芯菜、豚肉、ココナッツミルク、レッドカレーペースト、タマリンド

ゲーンテーポーとはどんな料理?

空芯菜と豚肉を使ったタイ中部の伝統カレー

ゲーンテーポーは、空芯菜(パックブン)と豚肉を使ったタイ中部のカレー料理です。ココナッツミルクをベースにしたスープにレッドカレーペーストを加え、そこへ空芯菜と豚肉を入れて煮込むのが特徴。

空芯菜のシャキシャキした食感と豚肉の旨味が合わさった、タイの家庭料理として親しまれているカレーです。

甘味・酸味・辛味が合わさった独特の味

ゲーンテーポーの大きな特徴は、甘味・酸味・辛味がバランスよく合わさった味です。ココナッツミルクのコクに加え、タマリンドの酸味が加わることで、さっぱりした後味のカレーになります。レッドカレーペーストによるスパイシーさもあり、タイ料理らしい複雑な味わいを楽しめる料理です。

もともとは魚を使った料理

現在は豚肉で作られることが多いゲーンテーポーですが、もともとは「プラーテーポー(Pla Thepho)」というナマズの仲間の魚を使って作られていた料理といわれています。その名残から料理名にも「テーポー」という名前が残っており、地域によっては魚を使って作られることもあります。

タイの古典料理として知られるカレー

ゲーンテーポーは、タイの古い料理の一つとして知られています。タイの古典文学「カプヘーチョムクルアン(อาหารในกาพย์เห่ชมเครื่องคาวหวาน)」の中でも紹介されている料理で、昔から食べられてきた伝統料理の一つです。

そのためタイ料理の歴史を語るうえでも重要な料理とされています。

ゲーンテーポーはどんな味?

ゲーンテーポー

ココナッツミルクのコクがあるカレー

ゲーンテーポーはココナッツミルクをベースにしたカレーで、まろやかなコクのある味が特徴です。タイカレーの中でもスープのようにさらっとしたタイプで、ココナッツミルクの甘みが料理全体を包み込みます。

タマリンドの酸味がアクセント

この料理の特徴の一つがタマリンドによる酸味です。タマリンドはタイ料理でよく使われる食材で、ゲーンテーポーではココナッツミルクの甘みと合わさることで、甘酸っぱい味わいになります。この酸味によって、濃厚なカレーでもさっぱりとした後味になります。

レッドカレーペーストの辛さ

ゲーンテーポーにはレッドカレーペーストが使われているため、ほどよい辛さがあります。ただし強烈な辛さではなく、ココナッツミルクによって辛さがやわらぎ、食べやすい味になっています。

空芯菜のシャキシャキ食感

空芯菜(パックブン)が入ることで、カレーの中にシャキシャキした食感が生まれます。柔らかい豚肉と空芯菜の食感の組み合わせも、この料理の魅力の一つです。


ゲーンテーポーはどこで食べられる?

タイ料理レストラン

ゲーンテーポーはタイ料理レストランのメニューで見かけることがあります。特に伝統的なタイ料理を提供する店では、レッドカレーやグリーンカレーと並んで紹介されることもあります。

ローカル食堂

タイのローカル食堂でも、日替わりのカレー料理として提供されることがあります。こうした食堂では大きな鍋でカレーが作られており、ご飯と一緒に提供されることが多いです。

フードコート

ショッピングモールのフードコートなどでも、タイの家庭料理を扱う店で見かけることがあります。こうした場所では他のカレー料理と一緒に並べられていることも多く、好きな料理を選んで食べるスタイルが一般的です。

市場の食堂

タイの市場の中にある食堂でもゲーンテーポーを食べられることがあります。こうした場所ではローカルな家庭料理として提供されていることが多く、地元の人が日常的に食べる料理として知られています。


ゲーンテーポーに関する情報

もともとは魚を使った料理

ゲーンテーポーは現在では豚肉を使うことが多いですが、もともとは「テーポー」というナマズの仲間の魚を使った料理だったといわれています。地域や家庭によっては、今でも魚で作る場合があります。

タイの古典文学にも登場する料理

ゲーンテーポーは、タイの古典文学「カプヘーチョムクルアン」に登場する料理として知られています。この文学作品はタイの食文化を紹介する詩で、昔から食べられてきた料理の一つとして記録されています。

タイ中部の代表的な家庭料理

この料理はタイ中部の家庭料理として知られており、特にバンコク周辺でよく食べられてきました。タイ料理の中でも歴史のある料理の一つとされています。

空芯菜料理の代表メニューの一つ

空芯菜はタイでとてもよく食べられる野菜です。炒め物の「パックブンファイデーン」が有名ですが、ゲーンテーポーのようにカレー料理に使われることもあります。空芯菜の食感とカレーの相性が良いため、タイでは定番の組み合わせとされています。

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