タイのデザート「カオニャオダムピアック」とは、たっぷりの水につけた黒カオニャオ(黒もち米)に、ココナッツ果汁と砂糖を足して甘くトロリとなるまで煮た汁菓子です。カオニャオダムピアックではなく、単純に「カオニャオダム」と呼ばれることもあります。
カオニャオダムピアックの基本情報
料理名 | カオニャオダムピアック(ข้าวเหนียวดำเปียก) |
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英語名 | Thai black sticky rice pudding |
食べれる場所 | 屋台、食堂、レストラン、フードコート |
意味 | カオニャオ:もち米、ダム:黒、ピアック:濡れた |
特徴 | 黒もち米のココナッツミルクがけ |
カオニャオダムピアックとはどんなお菓子?
カオニャオダムピアックとは、たっぷりの水につけた黒カオニャオ(黒もち米)にココナッツ果汁と砂糖を足して甘くトロリとなるまで煮た汁菓子で、省略して「カオニャオダム」と呼ばれることもあります。
あんこ状に柔らかくなった黒もち米の上に塩味のココナッツソースとココナッツのフレークをかけてできあがりです。
日本人にとっては甘い黒もち米も塩味のココナッツソースもあまり一般的でなく、特にしょっぱいココナッツソースには抵抗があるかもしれません。
ところが、甘い黒もち米と一緒に食べる塩味のきいたココナッツソースはなんともいい塩味に変化するのでとても人気があるデザートなんです!
タイに訪れるからには食べておきたいデザートのひとつです!
カオニャオダムピアックはどこで食べることができる?
カオニャオダムピアックは食堂やフードコートなど、デザートがあるお店であれば比較的どこでも食べることができます。
できれば、スイーツ専門屋台で食べてみるのをオススメします。
スイーツ専門屋台にはカオニャオダムピアック以外にもこういった汁菓子はたくさんあるので、色々と食べ比べることもできます。
ただし、汁菓子系は、屋台にテーブルがないとその場で食べることができないので、お持ち帰りになることが多いということは頭に入れておきましょう。
栄養たっぷり!黒もち米「カオニャオダム」
日本でも黒米や赤米を目にする機会が増えていると思います。
黒米や赤米は古代米と呼ばれていて、原産地の中国では千年単位も昔から食されてきたものです。
黒米は文字通り黒い色をしていますが、実は芯まで黒いわけではなく精米してしまうと白くなります。
要は玄米と一緒でこの黒い部分に栄養がたっぷりと含まれているのです。
中でも「アントシアニン」と呼ばれるポリフェノールは、抗酸化作用があり、血液をきれいにしてくれる働きがあります。
日本でも国産の黒米が通販などで購入できるので、自宅でカオニャオダムピアックを作ってみてはいかかでしょうか。