タイ料理には欠かすことのできない『カオニャオ』はタイのもち米です。タイのもち米は日本のもち米とは異なりパサパサしているので、タイのもち米を食べる時は『手』を使って食べることも…。ここではタイのもち米を詳しく紹介していきます。
カオニャオの基本情報
料理名 | カオニャオ(ข้าวเหนียว) |
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英語名 | Thai Sticky Rice |
意味 | カオ:お米、ニャオ:ねばねばした |
特徴 | タイのもち米 |
タイでは通常のお米(インディカ米)と同じように食されている『カオニャオ』ですが、カオニャオについて詳しく知らないという方も多いかと思います。
- カオニャオの特徴
- カオニャオの食べ方
- カオニャオの炊き方(レシピ)
- 日本で購入できるおすすめのカオニャオ
- カオニャオを使ったタイ料理
など、ここではタイのもち米『カオニャオ』について詳しく解説していきます。
タイのもち米『カオニャオ』とは
タイにはタイ米でお馴染みのインディカ米が主流ですが、タイ東北部(イサーン地方)や隣国のラオスなどでは、通常のお米ではなく主にもち米を蒸した『カオニャオ』を主食としています。
カオニャオはもち米を蒸したのもで、通常のお米(うるち米)と比べると腹持ちが良いのが特徴です。
日本の餅米とは違い、タイのもち米(カオニャオ)はベチャベチャせず適度なパサパサ感があります。
パサパサしており手掴みでも手に付かないため、カオニャオは『手』で食されることが多くあります。
カオニャオは手で食べるのが主流?
タイはもともとインドなどと同じく『手』で食事をする文化でしたが、ここ100年の間に食事の文化が変わっていきました。
中国の影響から麺料理などは主に『箸』を使うようになり、それ以外の食事は西洋などの影響により『スプーン』や『フォーク』を使うようになりました。
カオニャオの食べ方は、少し前までは食べる分を手でちぎり軽く丸め、丸めたカオニャオを炒め物などのおかずにつけて食べるというのが一般的でしたが、今ではスプーンとフォークを使用して食べるのが一般的です。
※今でもカオニャオを手で丸めて食べる方も多く、とくに年配の方は手で食べることが多い。
カオニャオ自体は蒸したタイのもち米でパサパサしており、手が汚れるということはほとんどないので、カオニャオを食べる際は『手』で丸めておかずにつけて食べてみるのもおすすめです。
カオニャオの炊き方【レシピ】
カオニャオは『炊く』のではなく『蒸す』という調理方法です。
タイやラオスの炊き方は専用のカゴなどを使用して炊き(蒸し)ますが、蒸し器でも美味しく炊くことができます。
カオニャオの炊き方(蒸し方)
必要な物
- タイのもち米(上記の商品がおすすめ)
- 水(適量)
- 蒸し布(もしくはクッキングシート)
※蒸し料理に適したクッキングシートを使用してください。
STEP1:もち米(カオニャオ)を水に最低5時間以上浸す(食べたい分)。
STEP2:蒸し器の中に蒸し布(キッチンペーパー)を敷き、もち米を平(重ならないよう)に敷き詰める。
STEP3:約15〜20分蒸したら天地返し(ひっくり返し)、さらに5〜15分蒸す。
STEP4:米がふっくらしてきたら完成。
カオニャオがうまく炊け(蒸せ)ない!
カオニャオをふっくら美味しく炊けない場合は、水に浸す時間が原因かもしれません。
水に浸けておく時間は最低でも5時間は浸けておく必要があり、浸けておく時間が短いとふっくらと炊くことができません。
できれば1晩など長めに浸けておくことをおすすめします。
カオニャオは炊飯器では炊けないの?
カオニャオは『蒸す』というのが基本なので、炊飯器ではなかなか上手に炊くことができません。
炊飯器で炊く方法を調べてみるといくつか方法が見つかるのですが、あまり上手に炊けていないかなと感じます。
カオニャオを美味しく炊くのであれば、蒸し器を使用する方法がおすすめです。
日本で購入できるおすすめのタイのもち米
日本のもち米とタイのもち米では出来上がりが大きく異なり、日本のものは水分が多くベチャベチャなもち米に、タイのものはパサパサとしたもち米に仕上がります。
タイのもち米は日本でも購入できるので、カオニャオを作る際には『タイのもち米』を使用することをおすすめします。
おすすめ1:タイ産(もち米):GOLDEN PHOENIX
※タイのもち米といったら『Golden Phoenix』です!
日本ではもっと安価で売っているものもありますが、現地で味わえる本場の味を再現したいなら『Golden Phoenix』のもち米一択ではないでしょうか。
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おすすめ2:【高級】タイ(もち米):GOLDEN PHOENIX
※こちらも本場の味を再現できる『Golden Phoenix』のもち米ですが、上記で紹介した商品との違いは高級というポイントで、値段が上記の商品よりも少し高くなっています。
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上記のタイのもち米が日本で購入できるおすすめのもち米(タイ産)になります。
その他にも、輸入食品店やタイ食品店などであればタイのもち米を置いている可能性があるのでチェックしてみてください。
カオニャオを使った代表的なタイ料理
タイにはカオニャオを使った料理やカオニャオにぴったりの料理は多くあり、主にイサーン地方の料理がカオニャオとぴったりです!
ここでは、カオニャオに合うおすすめの料理というのをいくつか紹介していきます。
カオニャオマムアン
タイのスイーツの中でもトップクラスの認知度と人気を誇る『カオニャオマムアン』ですが、『カオニャオ(もち米)マムアン(マンゴー)』という名前の通り、もち米とマンゴーのスイーツになります。
ココナッツミルクと塩、砂糖で甘く炊いたもち米にマンゴーを添え、お好みでココナッツミルクをかけて食べる『カオニャオマムアン』は、タイに訪れたら絶対に食べておきたいスイーツです!
ガイヤーン
ガイヤーンはタイ東北部イサーン地方発祥の料理で、甘辛い味付けの『焼き鳥』になります。
ナンプラーやニンニクなどで味付けをした鶏肉を炭火でじっくりと炙り焼くガイヤーンは、外はパリパリ、中はしっとりとしていて日本人に人気のタイ料理です。
タイ東北部イサーン地方発祥の料理なので、カオニャオとの相性も抜群です!
ソムタム
ソムタムはタイ東北部イサーン地方の伝統料理で、タイでもっとも有名なサラダ、日本では『青パパイヤのサラダ』として知られているタイ料理です。
タイ人はもちろん、タイに詳しい日本人やタイ旅行者に絶大な人気を誇る『ソムタム』もイサーン地方発祥の料理なので『カオニャオ』にぴったりのタイ料理です。
カオニャオダムピアック
カオニャオダムピアックは、
カオニャオ:もち米
ダム:黒
ピアック:濡れた
という名前の通り『黒いもち米』を使用したタイのスイーツで、たっぷりの水につけたカオニャオダム(黒もち米)にココナッツソースを足し、甘くトロリとなるまで煮たタイの汁菓子です。
タイではカオニャオは欠かせないモノ
タイではカオニャオは欠かすことのできない料理で、さまざまなタイ料理に使われていたり、タイ特有の味の濃いおかずと一緒に食べたりと、タイ料理には必須のものです。
- カオニャオが好きな方
- タイ旅行でカオニャオを食べたい方
- カオニャオを作りたい方
ぜひこの記事を参考にしていただければと思います!