タイの首都バンコクの治安事情!バンコクは旅行先としてとても人気のあるエリアですが、日本に慣れている方では考えられないような詐欺や犯罪が多くあります。どのような犯罪があるのか?どうすれば事前に防げるのか?事前にチェックしておきましょう。
ポイントを押さえれば9割防げる犯罪!
バンコクで起こる犯罪の多くに共通していることが、親日ということです。
現地で出会った人に話しかけられ、「日本に住んでたことがある」「家族が日本に留学している」など、こちらの興味を引いてくる話題で言葉巧みに騙してきます。
知らない人にそういった話をされたら99%犯罪・詐欺だと思って間違いありません。
親日を装って話しかけてきたら、すぐにその場から立ち去るようにしましょう。
バンコクでよくある犯罪や詐欺9選
タイのバンコクにてよくある犯罪や詐欺を紹介します。
日本人は犯罪に疎く、自分が犯罪に巻き込まれるという考えはもっていないため、多くの日本人観光客が被害にあっています。
治安が良いか悪いのか確認する前に、タイのバンコクではどのような種類の犯罪があるのかを確認します。
主に以下のような犯罪や詐欺があります。
・スリ
・見せ金詐欺
・いかさま賭博
・抱きつきスリ
・投資詐欺
・集団スリ
・睡眠薬強盗
・わいせつ犯罪
これらの犯罪について詳しく解説します。
犯罪1:スリ
日本でもよく聞くものと変わらないスリです。
・夜道を歩いている時いきなり相手が現れ財布やバッグを盗られる
・歩いているとぶつかってきていつの間にか財布を盗られている
など日本でよく聞く犯罪(スリ)がタイのバンコクでも頻繁におこります。
特に日本人は犯罪に縁がないため、狙われやすい傾向にあります。
スリが発生する場所
人が多く行き交う場所はスリ師にとって餌場のようなものなので注意が必要です。バンコクは非常に発展しており、中心地などでは東京と変わらないほどの人で溢れています。
スリを未然に防ぐためには
スリの被害にあっている多くの方が、財布をポケットに入れた状態で被害にあっています。財布はできる限りカバンに入れるようにしましょう。
※カバンやリュック、ポーチなどに入れた状態で後ろに背負う日本人が多くいますが、これでは被害にあいやすくなってしまいます。
特に人混みではなるべく自分の目の届く範囲に貴重品を置くようにしましょう。
犯罪2:見せ金詐欺
親日派を装い、言葉巧みにお金(日本円)を掲示させ、お金を抜き取る方法です。
この手法はさまざまな手口があり、日本人を狙った独特の詐欺で、見せ金詐欺はパキスタン系(親子連れ)外国人などの犯罪者が多くいます。
見せ金詐欺がよく発生する場所
ショッピングモールのスーパーマーケットや観光地など様々な場所で頻繁に発生しています。
見せ金詐欺を未然に防ぐためには
「日本が好き」や「今度日本に行くんだ」などと片言の日本語を喋っている人を外国でみると、日本人はうれしい気分になり、つい良心が湧いてしまいます。見せ金詐欺とはそういった良心に付け込んだ犯罪でもあります。
知識として「見せ金詐欺」というものがある!ということを念頭に入れ、バンコクでの旅行や生活を楽しむことが大切です。
もし話しかけられて「なんかおかしい」と感じたら、すぐにその場から立ち去るようにしましょう!
犯罪3:いかさま賭博
いかさま賭博とは、
1:見ず知らずの人に声をかけられる
2:日本の話題を出し、興味を引き、自宅で話したいと誘われる
3:家まで行き、トランプやカードゲームをやる
4:ゲーム内ではお金をかけ、最初のうちは少額で勝たせる
5:掛ける金額が大きくなり始め、最後には全て巻き上げられる
6:全て奪われ、スマホやカードまでも取られる
7:途中棄権は許されず、ナイフや銃で脅される
こちらも、さまざまな手口がありますが、一例としてご紹介しました。
いかさま賭博がよく発生する場所
両替所など旅行者が多く集まる場所は詐欺師が目を光らせている可能性が高いので注意が必要です。ショッピングモールなどでも発生しており、タイ人・外国人に話しかけれられます。
いかさま賭博を未然に防ぐためには
基本として、見ず知らずの人の家へ行くことは控えてください。
「仲良くなったからといって、話がはずみそのまま家にまで行く。なんてことない!」
と、思うかもしれません。
しかし、「娘が日本に一人で留学している」等、家族絡みのストーリーを聞かされると恐らく5分や10分立ち話をしてしまいます。そういった導入部分も巧みな手口が多いので注意が必要です。
犯罪4:抱きつきスリ
抱きつきスリとは、
知らない人にいきなり抱きつかれ、その後いつの間にか財布や携帯などが無くなっているという犯罪です。抱きついたほんの一瞬で財布などが持っていかれてしまいます。
犯人は複数人で犯行を行なっており、まずは女装した男性が抱きついてきてその仲間がその隙に財布などを抜き取るという方法です。
抱きつきスリがよく発生する場所
バンコクのスクンビット通りなどの路上で多く発生します。
抱きつきスリを未然に防ぐためには
お酒を飲んだ際は注意が必要です。明らかに「酔っ払っているな」と思われるような歩き方などをしていると、標的になります。タイやどの国でもいえる事ですが、節度を以ってお酒は飲むように心がけてください。
犯罪5:投資詐欺
周知されているとおり投資の案件として、非常に多い良い話だが実際には存在しなかった投資の事です。日本でもタイでも一緒です。詐欺師は主に日本人で、日本人が日本人を狙う詐欺になります。
投資詐欺がよく発生する場所
タイのバンコクには日本人も住んでいます。場所というよりかは日本人同士によって、行われることが多いです。
投資詐欺を未然に防ぐためには
どこの国へ行っても、大きなリスクを背負わないと大きな利益は望めません。「いい話」は日本にいてもタイにいても注意が必要です。
犯罪6:集団スリ
一例をあげます。
1:バンコクで、歩いているときに数名の子供たちが何かを聞きに来る
2:丁寧に対応をする
3:尋ねにきている子供とは別の子供が気付かれないように鞄から貴重品を盗む
手口はさまざまですがこのような事が起こります。抱きつきスリもこの集団スリと類似の犯罪となります。
集団スリがよく発生する場所
人の多い場所では頻繁に発生する犯罪です。
集団スリを未然に防ぐためには
上記で一例をあげたようなシーンに出くわす場合は注意してください。良心から親身になって対応する事も大切ですが、相手はその良心に付け入る天才です。
犯罪7:睡眠薬(昏睡)強盗
コーヒーや飲食できるものに睡眠薬を盛り、相手が昏睡している状態の内に、財布やバッグを盗む犯罪です。
被害者は特に男性が多く、知り合った女性と飲食を共にした際に薬物を投入されるケースがとても多くあります。
睡眠薬強盗がよく発生する場所
お酒の場などは注意するようにしてください。夜の街に出かけた際は注意が必要です。
日本でも紹介されているような有名な場所などは比較的安全ですが、ローカルなお店や人の少ないお店では特に注意するようにしましょう。
睡眠薬強盗を未然に防ぐためには
睡眠薬が持っているのかいないのか、というのは一見ではわかりません。現地で出会った方は疑ってかかることが大切です。
歓楽街のバーなどで食事などをともにする際は、その女性だけでなくバーの人間もグルではないか?というところまで気を配る必要があります。
犯罪8:わいせつ犯罪
文字通り、わいせつ行為を行うことです。わいせつ犯罪のほとんどが昼夜関係なく、女性が一人でいるところを狙われています。
タクシーで目的とは違う場所に連れて行かれ襲われる、仲良くなった現地人に睡眠薬を仕込まれるなど、さまざまな被害が発生しています。
わいせつ犯罪がよく発生する場所
一番は深夜でのタクシー乗車や深夜での一人の行動です。もちろん女性が被害を受ける場合が多く、一人行動の女性が狙われやすい傾向にあります。
わいせつ犯罪を未然に防ぐためには
女性は絶対に深夜一人で行動する事は控えてください。
女性の一人行動を控える
肌の露出を控える
夜間の外出を控える
これを守るだけで犯罪遭遇率がグンと減ります。
バンコクは東南アジアでも特に発展を続ける都市です。東京のようにネオンが輝きます。しかし、観光を存分に味わうために深夜に行動する事は控えるようにしてください。
犯罪9:観光地の休み詐欺
タイでは寺院などに行くとトゥクトゥクなどがあり、運転手から『今日は○○は休みだから水上マーケット/宝石屋にいこう!』などと言われ、高額な買い物をさせられるといった詐欺です。
これは観光地付近のトゥクトゥクなどでよく遭遇するケースです。
こういったことを言われたら詐欺なのでキッパリと『NO』と言いましょう。
実際には寺院などは休みではなく開いているので、
・運転手を変える
・別の方法で行く
・普通に目的地へ連れて行ってもらう
といった対応をすれば問題ありません。
バンコクの犯罪に遭遇しないための3つのポイント
犯罪に遭遇するケース
1:女性の一人行動
・わいせつ罪
・睡眠薬(昏睡)強盗
・スリ
2:男性の夜の遊び
・睡眠薬(昏睡)強盗
・集団スリ
・抱きつきスリ
3:親日外国人から声をかけられる
・見せ金詐欺
・いかさま賭博
・睡眠薬(昏睡)強盗
・集団スリ
・抱きつきスリ
この3つのポイントに注意してタイ旅行を行えば、犯罪・詐欺に遭遇する可能性が大きく減ります。
上記の3ポイントを常に頭に入れながら行動するようにしましょう。
この記事まとめ
この記事では、バンコクについての治安(犯罪や詐欺の種類)や注意点について解説をしました。
バンコクについてのさまざまな良くない部分を取り扱った記事ですが、タイは非常に良い国です。
せっかくのタイ旅行を無駄にしない、命を危険にさらさないためにも、犯罪に合わないよう事前に知識をつけておくことが大切です。
なんども言いますが、バンコクで起こる犯罪の多くに共通していることが、親日ということです。
もちろん本当に親日の人間もいますが、親日という言葉には要注意です。