タイ南部の治安事情!タイの南部といえばプーケットやクラビなどのリゾート地がありますが、外務省の危険情報でも「危険なエリア」とされています。とくにタイの深南部(紛争地帯)がかなり危険なエリアなので渡航は絶対に控えましょう!
まずは外務省の危険レベルをチェック!
外務省が設けている「危険情報」というのがあるのですが、それをチェックすることでそのエリアが渡航・滞在にあたり安全なのか?注意が必要なのか?というものがわかります。
その危険度には4つのレベルがあり、
レベル1:十分注意が必要
レベル2:不要不急の渡航はやめてください
レベル3:渡航はやめてください(渡航中止勧告)
レベル4:退避してください。渡航はやめてください(退避勧告)
というレベル分けで構成されています。
レベル1に指定されているだけでも十分注意が必要とされているので、レベル3を超えるとかなり危険なエリアということになります。
タイ南部はすべてのエリアが危険?
タイの南部は、
- クラビー県(Krabi)地図
- サトゥン県(Satun)地図
- スラートタニー県(Surat Thani)地図
- ソンクラー県(Songkhla)地図
- チュンポーン県(Chumphon)地図
- ナコンシータマラート県(Nakhon Si Thammarat)地図
- パッタルン県(Phatthalung)地図
- パンガー県(Phang Nga)地図
- トラン県(Trang)地図
- ラノーン県(Ranong)地図
- プーケット県(Phuket)地図
- ヤラー県(Yala)地図
- パッタニー県(Pattani)地図
- ナラティワート県(Narathiwat)地図
以上の14県があります。
それでは、タイ南部の危険度レベルはどの程度なのか見ていきましょう。
危険度レベル1:十分注意してください
- バンコク
危険度レベル2:不要不急の渡航はおやめください
- ソンクラー
危険度レベル3:渡航はおやめください(渡航中止勧告)
- ナラティワート
- ヤラー
- パッタニー
- ソンクラーの一部(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡)
となっており、タイ南部はタイの中で最も危険なエリアということはもちろん、海外の渡航先としてもかなり危険なエリアに分類されております。
タイ南部にはどのような危険がある?
タイ南部はマレーシアと隣接しており、国境付近の地域(紛争地帯)では分離独立を考えるイスラム勢力による襲撃や爆弾事件が多発しています。
タイは9割を超える人々が仏教を信仰しているのですが、マレーシアの人々は6割の人々がイスラム教を信仰しています。
14世紀後半には危険地域の3県の他にソンクラー県やマレーシアのいくつかのエリアを含めた「パタニー王国」というイスラム化した王国があったのですが、1909年にマレーシアとタイの国境が引かれた際に一部がタイに組み込まれました。
イスラム教徒が占めるこのエリアが仏教徒のタイに組み込まれたことにより、イスラム教徒の文化や言語などを否定されたことによりタイ政府に反発。
そこから独立運動が始まり、武力行使に移り…といった歴史が今でも続き、マレーシアとの国境付近ではイスラム武装勢力による襲撃や爆弾事件が頻発しているのです。
なぜタイ南部は危険?行ってはいけないのか?
簡潔に言うとタイ南部は危険ではないが危険な地域があります。
危険なのは、タイ深南部(しんなんぶ)と呼ばれる「紛争地帯」です。
上記でも記載しているように、
- ナラティワート
- ヤラー
- パッタニー
- ソンクラーの一部(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡)
のエリアは危険なので渡航は絶対に控えましょう!
タイの首都バンコクやさまざまな観光地でも危険なことや犯罪はたくさんあります。
タイに訪れるのであれば下記の記事を詐欺や犯罪を知っておくことで、渡航をより安全に行うことができるはずです。
\ タイの治安事情やよくある犯罪 /