タイには暑季・雨季・乾季があります。タイの気候雨がほとんど降らずに気温が高い「乾季」。気温がさらに高くなり蒸し暑さも増してくる「暑季」。1日に数回スコールなどが降り蒸し暑い「雨季」。それぞれの特徴とオススメの服装を解説します。
タイの気候は3種類!暑季・雨季・乾季
タイは「1年中暑い!」というイメージがありがちですが、実際には気温や湿度、雨量など、季節によって違いがあります。
東京から約4600km南西に位置するタイの気候は熱帯モンスーン気候であり、雨季と乾季に分けられます。
バンコクの年間平均気温:29℃
バンコクの年間平均湿度:73%
と、高温多湿で年中蒸し暑い状態。日本での7,8月の気候が1年中続いていると考えても良いでしょう。中でも観光客の訪れるバンコクやプーケットは1年通して蒸し暑いので、通気性の良い服装がおすすめです。
タイの気候は大きく分けて3つに分けられます。
タイの気候雨がほとんど降らずに気温が高い「乾季」
気温がさらに高くなり蒸し暑さも増してくる「暑季」
1日に数回スコールなどが降り蒸し暑い「雨季」
乾季・・・ほぼ天気が良く降水確率が低い。湿気も少なく朝晩は涼しく感じられる
暑季・・・気温が1日を通して高い
雨季・・・朝晩など、1日数回のスコールが降るが、それ以外は晴天の場合が多く、湿気が多い。(日本の梅雨のように、1日中雨が降るのは稀で、ほとんどありません)
乾季・暑季・雨季それぞれの特徴
1〜2月:乾季(気温28℃前後)
雨はほとんど降りません。朝晩は気温が17℃前後まで下がり肌寒く感じることもあるでしょう。
3〜5月:暑季(気温30℃前後)
少しずつ雨が降るようになり、5月には雨量が増えてきます。1年で最も暑い時期で気温は40℃前後になることもあります。
6〜10月:雨季(気温30℃前後)
1日に数回スコールが降ります。9〜10月には雨量が最も多く、道路が冠水することもあり、渋滞の原因になります!
11〜12月:乾季(気温27℃前後)
雨季が過ぎたこともあり雨が少なくなりあす。朝晩は冷え込むことも。朝晩の気温は17℃前後になることもあり、肌寒さを感じるでしょう。
タイの季節ごとの服装事情
3〜5月:暑季(気温30℃前後)
暑季は朝から気温がどんどん上がり日中には40℃前後になることもあるでしょう。
帽子やサングラスなどの紫外線対策が必要で、水分と塩分の補給で熱中症対策も行いましょう。
また、屋外は40℃前後ととても暑いのですが、ショッピングセンターやレストランタクシーなどは冷房がかなり強めです。40℃近い外と、キンキンに冷えた室内の温度差で体調を崩す方も少なくありません。
1枚羽織るものがあると安心です。
暑季に必要なもの
- 帽子
- サングラス
- 水
- 塩分
- 日傘
- 日焼け止め
- 羽織るもの(寒暖差を防ぐため)
暑季は暑さを防ぐものが必要になってきます。紫外線予防・熱中症対策を徹底して行うようにしましょう。
そして忘れてはいけないのがストールなどの羽織るもの。電車やタクシー、レストランなどは本当に寒いので、寒暖差で体調を崩さないよう注意しましょう。
6〜10月:雨季(気温30℃前後)
6〜10月は激しいスコールが降る雨季。日本でいうゲリラ豪雨です。
遠くを見張らせるところから見れば、すぐ隣の街は日が差していて、雨がいつ止むのかなどがわかるほどピンポイントで降ってきます。
雨が降るのは長くて数時間、長時間降ることはあまりないので雨宿りをしてやり過ごすことをお勧めします。
この時期は雨による冠水などで交通網に影響が出ることも多いため、移動のスケジュールは余裕をもって計画しましょう。
気温は30℃前後と高く、雨が止んだ後でも涼しくなることはなく、かんかん照りに戻ります。
雨季に必要なもの
- 折り畳み傘
- レインコート
雨季は急なスコールに襲われることが多いので、観光中にスコールがきても大丈夫なように傘などがあると便利でしょう。
スコールは降り続くことはないので、荷物を増やしたくない方は、事前に雨宿りできる場所を見つけておくと良いでしょう。
11〜2月:乾季(気温27℃前後)
11〜2月は雨がほとんど降らずに過ごしやすい季節の乾季。
日中は25〜30℃で、比較的過ごしやすい気温なのですが、朝晩は15〜20℃まで冷え込むことが多く、涼しく感じるでしょう。1枚羽織るものがあるとよいでしょう。
北部の山岳地域などは温度差が激しく、羽織るものが必須となってきます。
乾季に必要なもの
- 羽織るもの
- 長袖
乾季は雨はほとんど降らず、朝晩が涼しいのが特徴で観光に最も適している時期だが、朝晩は肌寒く感じることもあるでしょう。長袖もしくは羽織るものがあると良いでしょう。