タイのバンコクにある寺院「ワットサケット」(Wat Saket)。小高い丘の上に位置し、昼はワットサケットからバンコクを一望でき、夕方・夜はワットサケット自身がライトアップされ人々を魅了します。ここではワットサケットの基本情報を紹介します。
ワットサケット(Wat Saket)の基本情報
名称(英語) | ワットサケット(Wat Saket) |
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名称:タイ語 | วัดสระเกศราชวรมหาวิหาร |
営業時間 | 8:00〜17時頃 |
料金 | 境内は無料 黄金のパゴダ「プーカオトーン」は拝観料20バーツ |
住所 | Baan Bat Rd, Pomprab Sattru Pai, Bangkok 10100 |
ワットサケットは、アユタヤ王朝(1351〜1767年)からある古い寺院です。もともと「ワットサケー」と呼ばれていたのですが、バンコク王朝が創設された1782年に「ワットサケット」に改名されました。
「サケット」とは、王室用語で王が散髪されることを意味する言葉です。
ラーマ5世時代に完成した高さ80メートルほどの「プーカオトーン」(黄金の丘)があり、頂上には黄金の仏塔(チェディ)には仏舎利が収められています。
※仏舎利とは
仏舎利=入滅した釈迦の遺骨
黄金の丘「ワット・プーカオトーン」
平坦な土地のバンコクにおいて、ひときわ目を引く小高い丘の上にある寺院。
その外観から「黄金の丘」という意味の「ワットプーカオトーン」と呼ばれています。
黄金の丘・仏舎利塔には外周の巡らせた階段を登っていきます。
階段は344段あり、道の両脇にはさまざまな鐘があります。
階段を上ると、バンコク市内の景色を360°楽しむことができます。
ワットサケットのから見渡すバンコク
黄金の仏塔がある「プーカオトーン」の頂上からバンコク市内を一望できます。寺院が丘の上にあることや、寺院の周りの建物が低いことから市内中心部のビル群まで見渡すことができます。
夕方になると景色は圧巻。
寺院から見る景色を楽しむのではなく、寺院自体見どころです。丘の上にあり、夕焼けをバックにした寺院はとてもきれいで、観光客を魅了します。
夜になると寺院がライトアップされます。
小高い丘の上にある「ワットプーカオトーン」がライトアップされ、まるで天空に浮いている寺院のよう!
「ワットプーカオトーン」は中からも外からも楽しむことができるオススメの寺院です。
ワットサケット赤い布がかかる「ホムパーデン」
11月のロイクラトーンの時期には仏舎利参拝式を行い、大規模な祭りがひらかれています。
この時期になると、「ホム・パーデン」という儀式が行われ、金の仏塔には赤色の布が巻きつけられます。
ホム =包む
パーデン=赤い布
この時期になると、大勢の信者や家族連れ、祭りのお客さんが深夜にまで境内につめかけ、かつての繁栄を取り戻したかのように賑わいます。
赤い布には自分の名前や家族・親戚の名前などをかきます。こうすることで、ワットサケットの僧侶さんがお経を唱え、名前を書いた人に幸福が訪れるとされています。