ワット ベンチャマボピット(大理石寺院)8つの見所!

ワットベンチャマボピット

ワットベンチャマボピットは、タイで最も尊敬された国王のラーマ5世が建立に大きく関わったとして有名な寺院です。西洋とタイの技術が融合した寺院で、大理石やステンドグラスなど、タイの他の寺院では感じることのできない魅力があります。

ワット ベンチャマボピット(大理石寺院)

ワット ベンチャマボピット
正式名称ワット・ベンチャマボピット・ドゥシットワナーラーム=ラーチャウォーラウィハーン
Wat Benchamabophit Dusitvanaram
名称大理石寺院(Marble Temple)
営業時間8:30〜17:00
料金拝観料:20バーツ(本堂)
住所Thanon Si Ayutthaya, Dusit, Bangkok 10300

ワット・ベンチャマボピットとは

ワット ベンチャマボピットはタイの政治の中心地「ドゥシット地区」に位置する寺院で、王室のために設計された仏教寺院。

この寺院はラーマ4世が創建した王立寺院で、1899年に国民から最も尊敬された王ラーマ5世の命によって本堂が建立されました。

(1)国民から最も愛されたラーマ5世

ラーマ5世は、タイの3大大王の一人で、現在のタイを作ったことで有名です。今でも国民からの人気が高く、国民から最も尊敬された国王と言われております。

ワット ベンチャマボピットという意味は、「第5番目の国王が建立した寺」という意味。

(2)別名大理石寺院

ワット ベンチャマボピットは別名「大理石寺院」と呼ばれ、屋根瓦を除いた建物のほとんどが大理石でできており、ラーマ5世が教会建築の影響を受け、西洋技術が多く取り入れ、イタリア人技師によって造られたこの寺院、タイの他の寺院とは違った雰囲気を感じることができます。

この大理石はイタリアのトスカーナ州カラーラ市から運ばれてきたと言われております。

見所1:本堂:黒い仏像

イタリア人建築家「E・マンフレッディ」によって設計され、建設が完成したのはラーマ6世の時代と、長い歳月をかけてつくられていたことがわかります。

イタリア・カラーラ産の白大理石を贅沢に使用した豪華な外観で、西洋建築の特徴の一つシンメトリー(左右対称)なつくりやローマ式列柱と本堂、タイ式屋根装飾の融合はみるものを魅了します。

本堂は上から見ると十字の形をしています。

見所2:本堂

チンナラート仏の模造

入場料20バーツを払うと本堂内部に入ることができます。

ここには青銅製の仏像が安置されており、この仏像は、タイ北部のピサヌローク県の寺院「ワット・プラ・シー・ラタナー・マハータート」にある、タイで最も美しいと言われる「チンナラート仏」をラーマ5世が職人に模造させたものです。

そしてこの本尊の台座には建立者でもあるラーマ5世の遺骨が納められています。

右手を膝の前に垂らし、降魔印を結ぶ指が綺麗に揃っているのや、ふくよかな顔、弓状の眉などはスコータイ王朝後期の特徴です。

“シャワーキャップの女の子″
หมวกอาบน้ำ

こっちがタイで最も美しいと言われるチナラート仏だよ!

チナラート仏

見所3:入り口にある獅子の石像

獅子の石像 シン

入り口にあるライオンの石像は「シン」と呼ばれる伝説上の獅子もちろんこの「シン」も大理石でできています。

見所4:ロングドラム

ロングドラム

実際に叩くことができるロングドラムがあります。このロングドラムは1本の木から作られ柄の部分が空洞となっています。

見所5:仏像が描かれたステンドグラスの窓

タイの寺院にあるステンドグラスの窓

西洋建築の代表とも言えるステンドグラス。光が差すと鮮やかに模様が浮き出てきます。

教会を連想させるステンドグラスですが、よくみると模様は仏教的、まさに西洋と仏教が融合したステンドグラスとなっています。

西洋の素材や技術、そしてタイ様式の絵が融合したステンドグラスの窓、ぜひご堪能下さい。

見所6:回廊

ワット・ベンチャマボピット 屋根

本堂の周りには回廊があります。床や柱はもちろん大理石ですが、本堂の床の大理石とは違う色の大理石を使用しているので、注目してみてください。

回廊の屋根の内側には金色の星細工が施され、屋根1枚1枚には仏様が合掌しています。

見所7:回廊の中から、日本の仏像を探せ!

ワット・ベンチャマボピット 日本の仏像

ラーマ5世は世界各国の様式の優れた仏像を人々に見せようと、仏像を回廊に並べました。

仏像はバンコクや他の都市、インドや日本、ビルマ(ミャンマー)、スリランカなどから集めてきたもので、全部で52体ものたくさんの貴重な仏像が並べられています。

国によって姿勢や表情が違く、見ていて飽きることはないでしょう。訪れたらぜひ日本の仏像がどれか探してみてください。※ここでは写真はのせないので、現地で確認して下さい。

見所8:運河に架かる橋と僧侶の宿坊

ワット・ベンチャマボピット 橋

敷地の中には小さな橋と運河があります。

この橋は、僧侶が生活できるようにと、建設開始時にラーマ5世が指示し掘り始められたもので、この運河はドュシット地区と繋がっており、当時の人々の生活を支えてきました。

この橋はイタリアに注文し、鋳造して作られ、橋の手すりにはタイ模様、そして橋のたもとには中国人形が飾られています。

橋の真ん中には「国王の命により土木省建設」と刻印されています。橋を渡るとお坊さんの生活区域、宿坊があり、お坊さんの生活を見ることができる貴重な場所です。

時間があれば是非足を運んでみてはいかがでしょう。

この記事のまとめ

ワット ベンチャマボピット(大理石寺院)は西洋とタイの技術が融合したとても貴重な寺院となっています。

最も尊敬されている国王ラーマ5世が建立に貢献したこの大理石の寺院。

ぜひ一度足を運んではいかがでしょうか。


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