ワットロカヤスタは、タイの世界遺産『古都アユタヤ』の遺跡のひとつで『ワットロカヤスターラーム(Wat Lokaya Sutharam)』とも呼ばれ高さ5m、全長28mの巨大根釈迦仏が有名な人気観光地です。場所はアユタヤ旧市街の西部にあります。
ワットロカヤスタの基本情報
名称 | ワットロカヤスタ ワットロカヤスターラーム |
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英語 | Wat Lokaya Suttha Wat Lokaya Sutharam |
住所 | Pratuchai Phra Nakhon Si Ayutthaya Amphoe Phra Nakhon Si Ayutthaya |
ワットロカヤスタとはどんな遺跡?
ワットロカヤスタは1765年から2年間続いたビルマ軍(現ミャンマー)との泰緬戦争に敗れ寺院や仏像はほとんど破壊されてしまいました。
詳しい文献などが残っていないことから建立時期などの詳細はわかっていませんが、遺跡中心部にある仏塔の建築様式がワットマハタートやワットラチャブラナと同じことからアユタヤ王朝時代に建立された寺院と考えられています。
現在は1956年に復元された「プラーブッダサイヤット(Phra Buddha Sai Yat)」と呼ばれる巨大な寝釈迦仏が残るのみで、寺院跡は廃墟と化しています。
寝釈迦仏:プラーブッダサイヤット(Phra Buddha Sai Yat)
この寝釈迦仏(プラーブッダサイヤット)は80歳で入滅した仏陀を表しています。
レンガと漆喰で作られた全長28m、高さ5mの大きな寝釈迦仏はビルマ軍(現ミャンマー)の侵攻により破壊されてしまいましたが、1956年に復元され現在の形になりました。
寝釈迦仏のまわりには寺院も本堂もなく、青空の下横たわりながらずっと時代の栄枯盛衰を見守り続けてきました。なんともいえない優しく穏やかな表情は、訪れる人々を優しく見守ってくれています。
あれ?寝釈迦仏がオレンジの袈裟を纏っていない!
ガイドブックなどではオレンジ色の袈裟を纏った姿を見ることが多いと思いますが、雨季などは袈裟を纏っていない姿を見ることができます。時期やタイミングによって袈裟の有無は異なりますが、袈裟を纏っていない場合は寝釈迦仏手前や裏側に置いてあるはずなので確認してみてください。
根釈迦仏は袈裟を纏っていない姿や、普段とは違う袈裟をしてる姿があるらしいですね!纏っていなくても袈裟はどこかしらにあるので探してみましょう!
ワットロカヤスタで参拝しよう
ワットロカヤスタの大きな寝釈迦仏の手前に小さな寝釈迦仏があるのですが、身体の悪いところに金箔を貼り祈るとその部分が治るとされており、パワースポットとしてもとても人気があります。
仏像周辺にはお供えの花や金箔を売っているところがたくさんあるので、そこで購入し供えることができます。
御供物売り場では20バーツ(約70円)で、
・ろうそく
・線香
・金箔
・お花
を購入することができます。花の種類はお店によって異なるので、全部のお店を見てからお気に入りのところで購入するのも良いですね。
寝釈迦仏の手前にある着火代でろうそくに火をつけ、線香に火をつけ線香立てにお供えします。
金箔は自分の『良くなりたい部分』に貼ることで願いが叶うとされており、頭が良くなりたいのであれば頭へ…など、自分の願いによって春場所を選びましょう。
金箔を貼り終わったらしっかりと両手を合わせお祈りしましょう。
ただ観光するだけではもったいない!絶対に参拝して自分の良くなりたい部分に金箔を貼るできです。最高のパワースポットですよ!
奥の寺院跡に残る仏塔(Main pagoda)
ワットロカヤスタの寺院跡の中心には仏塔が残っています。この仏塔の建築様式がワットマハタートなどと同じクメール様式であったことから、ある程度の時期の特定ができたと言われています。
寺院跡、敷地内は自由に散策できるようになっているのでぜひ近くで当時の面影を感じてください。
この記事のまとめ
ワットロカヤスタは、『古都アユタヤ』の遺跡を観光するなら絶対に周りたい観光地の1つです。ワットロカヤスタは、アユタヤの観光ツアーに含まれていることも多いので、ツアー観光もおすすめです。
もしご自身の観光予定に組み込まれていないのであれば、是非組み込んで欲しい観光地です!アユタヤ観光の際はぜひワットロカヤスタを観光・参拝してみてください。
ワットロカヤスタの寝釈迦仏は駐車場から徒歩1分以内ですぐに観光できるので、時間がなくても予定に組み込めるのがおすすめポイント!