タイ通貨の単位は「バーツ(Baht)」と「サタン(Satang)」があり、基本的に「バーツ」「タイバーツ」などと呼ばれます。タイには紙幣と硬貨があり、「紙幣は5種類」「硬貨は6種類」あります。ここではタイのお金について写真付きで解説してきます。
タイの通貨とは
(1)タイの通貨の基本情報
タイの通貨は「バーツ(Baht)」と「サタン(Satang)」があり基本的に「タイバーツ」などと呼ばれています。タイの通貨バーツは重さ(主に金)を測る時の単位が語源とされています。
サタンはあまり使用されないのでわからない方が多いと思いますが、サタンはバーツの1/100なので『1バーツ=100サタン』ということになります。わかりやすく説明すると、
バーツ=円
サタン=銭
と考えてもらえればわかりやすいと思います。基本的に使用するのはバーツのみでサタンを使用することはほとんどありません。日本で銭を使わないのと同じです。
(2)日本円でいうとどのくらい?
タイバーツは日本円の3分の1ほどの金額と考えてください。
1バーツ=3円
10バーツ=30円
100バーツ=300円
1000バーツ=3000円
※1バーツ3円計算
と考えてよいでしょう。もちろんレートによって異なりますが、タイバーツを約3倍すれば日本円の金額になります。
(3)タイの紙幣は5種類
タイの紙幣は「20バーツ」「50バーツ」「100バーツ」「500バーツ」「1000バーツ」の5種類あり、それぞれ新・旧と複数の種類があります。
(4)タイの硬貨は6種類
タイの硬貨はサタンを含めると「25サタン」「50サタン」「1バーツ」「2バーツ」「5バーツ」「10バーツ」の6種類あります。
タイの紙幣5種類を写真付きで解説
(1)1,000バーツ(約3,000円)
サイズ | 幅162mm高さ72mm(旧札) |
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偽造防止 | 表に透し模様、裏に金属箔のリボン付 |
特徴 | タイ王国最高金額紙幣 |
色 | 薄茶色 |
読み方 | ヌン パン バーツ |
タイの最高額紙幣である1,000バーツは日本円で約3,000円と同等の金額です。タイの物価は日本の約3分の1程なので、日本で言うところの1万円の価値があります。
1,000バーツはタイの街中では非常に使いづらい紙幣となっています。使用できるところは、
・コンビニ
・ショッピングモール
・ファーストフード店
・大手チェーン店
などで、使用できない(あまり好ましくない)場所は、
・タクシー
・ローカル食堂
・屋台
・露天
などです。使用できない主な理由として、「お釣りがないから」と言う理由が主な理由です。支払い時に1,000バーツしかない場合はコンビニなどによって崩してから支払うようにしましょう。
(2)500バーツ(約1,500円)
サイズ | 幅152mm高さ72mm(旧札) |
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偽造防止 | 表に銀箔模様、裏に金属箔のリボンと透かし付 |
色 | ピンク色 |
読み方 | ハーローイ バーツ |
500バーツは日本円で約1,500円と同等の金額です。500バーツは1,000バーツに比べて比較的使用しやすい紙幣ですが、タクシーや屋台などでは敬遠されがちな紙幣です。
(3)100バーツ(約300円)
サイズ | 幅150mm高さ72mm(旧札) |
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偽造防止 | 透かし付き |
色 | 赤茶色 |
読み方 | ヌンローイ バーツ |
100バーツは日本円で約300円と同等の金額です。100バーツは非常に使用頻度が高い紙幣で、高級レストランの端数としての使用方法ややローカル食事やタクシーのメイン紙幣などでも活躍してくれるまさにオールマイティな紙幣といってよいでしょう。
ホテルやマッサージのチップ(100バーツのチップは高額)などにも使用するので、財布には常にしのばせていたい紙幣の一つです。
(4)50バーツ(約150円)
サイズ | 幅144mm高さ72mm(旧札) |
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偽造防止 | 透明プラスティック透かし付 |
特徴 | 最先端プラスティックマネー(紙ではないので破けない) |
色 | 赤茶色 | 読み方 | ハースィップ バーツ |
50バーツは日本円で約150円と同等の金額です。50バーツも非常に多くの使い道があり、特にローカル食堂や屋台、タクシーなどで使用するときに重宝されます。
使用頻度に関しては、100バーツや20バーツには劣りますが、ホテルやマッサージのチップなどとしても使用するので、財布の中にあってもよい紙幣です。
(5)20バーツ(約60円)
サイズ | 幅137mm高さ72mm(旧札) |
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偽造防止 | 型押し透かし付 |
色 | 緑色 | 読み方 | イースィップ バーツ |
20バーツは日本円で約60円と同等の金額です。タイの物価や交通手段を考えると一番使用頻度が高い紙幣になります。
タクシーの支払い、屋台での買い物、ローカル食堂、ホテルのチップやマッサージのチップ(20バーツはよくないサービスの場合)など、様々な場面で使用されます。
とくにタクシーやバイクタクシーなどの移動手段のときに必要なので、『財布には常に5枚以上』あると安心です。
タイの硬貨6種類を写真付きで解説
(1)10バーツ(約30円)
10バーツ | 約30円(1バーツ3円計算) |
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サイズ | 直径26mm、厚さ2.2mm |
特徴 | ツートーンカラー | 読み方 | スィップ バーツ |
10バーツは日本円で約30円と同等の金額です。この10バーツにはバンコクの3大寺院のひとつ「ワットアルン(暁の寺)」がかかれています。
10バーツは硬貨の中では非常に使用頻度が高く、とくにタイ在住の方の家には貯めてあるほど使用頻度が多い硬貨です。旅行者にはあまり必要ないかもしれませんが、とくに洗濯機や乾燥機、ゲームセンターなどは10バーツを使用することが多く、一度に何枚も使用するため10バーツがたくさん必要になります。
日本で言う100円のような使い方ですね。
(2)5バーツ(約15円)
5バーツ | 約15円(1バーツ3円計算) |
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サイズ | 直径24mm、厚さ2.2mm |
特徴 | 9角形の縁取りがある。 | 読み方 | ハー バーツ |
5バーツは日本円で約15円と同等の金額です。この5バーツには「ワット・ベンチャマボーピットドゥシットワナーラーム仏教寺院」が書かれています。
5バーツはあまり使用頻度が多くないが、そこまで細かい金額ではないので、支払い時にはしようしても問題ない金額です。持っていても使用方法はないので、使えるタイミングが来たら優先的に使っていきましょう。
(3)2バーツ(約6円)
2バーツ | 約6円(1バーツ3円計算) | 読み方 | ソン バーツ |
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2バーツは日本円で約6円と同等の金額です。この2バーツにはバンコクの第2級王室仏教寺院の「ワット・サケット(Golden Mount)」がかかれています。
2バーツはあまり使用する場面がないので、財布に残しておく必要のないお金です。コンビニで端数がでたときなどに優先的に使用していきましょう。
(4)1バーツ(約3円)
1バーツ | 約3円(1バーツ3円計算) |
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サイズ | 直径20mm、厚さ1.4mm |
特徴 | かかれている寺院が「ワット プラケオ」 | 読み方 | ヌン バーツ |
1バーツは日本円で約3円と同等の金額です。この1バーツにはバンコクの有名寺院「ワットプラケオ」がかかれています。
1バーツのは基本的に使用頻度は多くありません。コンビニの前にある体重計などで使用できます。
(5)50サタン(約1.5円)
サイズ | 直径18mm、厚さ1.4mm |
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特徴 | かかれている寺院が「ワット ドイステープ」 | 読み方 | ハースィップ サタン |
50サタンは日本円で約1.5円程です。この50サタンにはチェンマイの寺院「ワット ドイステープ」がかかれています。
(6)25サタン(約0.75円)
サイズ | 直径16mm、厚さ1.4mm |
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特徴 | かかれている寺院が「ワット マハタート」 | 読み方 | イースィップハー サタン |
25サタンは日本円で約0.75円程です。25サタンにはアユタヤの「プラ・マハータート」がかかれています。
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この記事のまとめ
いかがでしょうか。この記事では、タイのお金についてを解説してきました。おさらいをしていくと、
【1】タイの通貨は「バーツ(Baht)」と「サタン(Satang)」がある。
【2】1バーツ=3円。なので日本円にする場合は『タイバーツを3倍』にすればいい。
【3】タイの紙幣は5種類、タイの硬貨は6種類ある。
【4】タイバーツを両替するオススメの方法の紹介
タイの紙幣・硬貨にはそれぞれ使用頻度が変わってきます。支払いやチップなど、それぞれの使い方にあった使用方法で正しく使いましょう。
とくに記事内で紹介したタイのチップに関する記事や、おすすめの両替方法、などは知っておいてそんはない情報なので、タイに行く方はぜひ参考にしてください。