バンコクの空港に着いたら、まずは空港で両替をしよう!と考える方は多いかと思います。ですが、『空港での両替はレートが良くないのでは?』と考えるのではないでしょうか。ここでは、そんなドンムアン空港で両替する際におすすめの方法を解説していきます。
ドンムアン空港はレートが悪い?
タイ、バンコクには『ドンムアン空港』と『スワンナプーム空港』があります。タイの空港でも日本の空港でも両替に関して同じことなのですが、空港で両替するのはレートが良くありません。
では、タイの空港で両替をするのはやめた方がいいのか?というとそうわけではありません。というのも、タイの空港には『一般両替所』と『優良両替所』というのが存在し、スワンナプーム空港では『Exchange Zone(両替ゾーン)』というものがあり、ドンムアン空港には比較的レートの良い『カシコンバンク』があります。
ここでは、この『カシコーンバンク』について解説していきます。
ドンムアン空港でレートがいいのは『カシコンバンク』
【1】ドンムアン空港の『両替協定』
ドンムアン空港の両替所には『両替協定』というものがあり、両替所は基本的にはどこでもレートは統一されています。
それでは『どこで両替しても変わらないのでは?』と思ってしまうかもしれませんが…その通りです。空港内で両替するのであればどこで両替しても変わりはありません。
それでは『カシコンバンク』はどこにあるのでしょうか?
【2】カシコンバンクは空港外にある!
そうなんです。このドンムアン空港唯一の優良両替所であるカシコンバンクは空港外にあるのです。
空港外といっても、空港の出口を出たところにバスターミナルがあるのですが、そのバスターミナルの近くにありそこは空港外!そのため『両替協定』が適用されないのです。
カシコンバンクは空港出口を出たら50mほどの位置にあるため、歩いても1分もかからず行くことができます。
【3】カシコンバンクはレートは良いが営業時間が短いのが難点
ドンムアン空港の優良両替所であるカシコンバンクはレートは良いのですが、営業時間がとても短いのが難点です。営業時間は8:30〜15:30分ととても短く、フライトの時間が合わなければカシコンバンクで両替することができません。
そういった場合のおすすめの両替方法は後に解説していきます。
ドンムアン空港『カシコンバンク』の行き方
STEP1:到着出口を出たら右に進み①番出口を目指します。
STEP2:真っ直ぐ進むと左側に出口がありますが、外には出ないでそのまま右に進みます。
STEP3:右側のグループツアー用出口を目指します。
STEP4:グループツアー用出口を出て、50mほど直進する。
STEP5:進んでいくと右手に両替所が見えてくるので、一番奥の緑色の看板が『カシコンバンク』です。
STEP6:到着。(到着出口から数分)
動画:カシコンバンクの行き方を動画でチェック!
カシコンバンクが営業時間外!そんな時におすすめの両替方法
先ほども解説したようカシコンバンクの営業時間は8:30〜15:30ととても短いので、フライトの時間によっては両替することができない場合もあります。
そんな時は『24h営業の両替所(一般両替所)で必要分だけ両替して、その他は街中の優良両替所で両替する』というのが、一番おすすめの方法です。
やはりレートの良くないところで両替することはおすすめできないので、必要分のみ両替して、あとは街中の優良両替所で両替する方が断然お得なので、ここではその方法と注意点などを解説していきます。
【1】最低限必要なお金とは
上記の方法で両替する際に、必要最低限のお金というものがあります。
①ホテルまでの交通費
②ホテルでのデポジット
③ホテルでのチップ
④ホテルから両替所までの交通費
などが必要最低限のお金と考えて良いでしょう。それでは上記のお金がどれくらい必要なのかを解説していきます。
【2】ホテルまでの交通費
1人での移動の場合は電車やバスなどを乗り継いで行けば安くすみますが、大きな荷物を持って行動するのは大変かと思います。そんな時はタクシーがオススメで、複数人で利用すればタクシーの方が安く済むこともあります。
タクシーでの移動は行き先がバンコク市内であれば高速道路を使っても1000バーツ(3000円)は絶対にかかりません。基本的に500バーツ(1500円)も行かない額と考えて良いでしょう。※ホテルの場所により渋滞に巻き込まれたら金額は変動します。
ホテルまでの送迎がある場合は、もちろんこの移動費というのはかかってきません。
【3】ホテルでのデポジット
ホテルにチェックインする際にはデポジットがかかります。デポジットとは『保証金』のことで、宿泊した際にものを盗んだり、壊したりした際の保証をホテル側が求めているということになります。このデポジットはチェックアウト時に返却されます。
デポジットはホテルのクオリティにもよりますが、だいたい2,000バーツ(約6,000円)持っておけば問題ないでしょう。支払いは現金のほかにもカードでのデポジットの支払いも可能なので、絶対にキャッシュのお金(タイバーツ)が必要!というわけではありません。
【4】ホテルでのチップ
日本ではあまり馴染みがないチップ文化ですが、タイのホテルではチップが必要になってきます。それではいつチップが必要なのかというと…、チェックイン時にボーイさんが荷物を運んでくれ、部屋まで案内、部屋の説明が行われると思いますが、このボーイさんに対しチップが必要になってきます。
チップの額はホテルのランクによって変わりますが、基本的に100バーツ(約300円)渡せば問題ありません。
チップは必ず必要というわけではありませんが、詳しくは参考記事をご確認ください。
【5】ホテルから両替所までの交通費
バンコク市内での両替はレートが良いと言っても、すべての両替所のレートが良いというわけではありません。街中の一部の両替所のレートが抜群に良いので、両替する際にはその両替所まで行く必要があります。
その際に、電車やタクシーなどの交通機関を利用するので、タイバーツが必要になってきます。おすすめの両替所の情報や場所などに関しては下記の参考記事をご確認ください。
両替所のレートはどこをみればいい?
【1】『BUYING』と『SELLING』とは
両替所にはレートが表示されている電光掲示板(通過のレートボード)があり、そこには『BUYING』と『SELLING』と数字などが書かれていますが、いったいどちらを見ればいいのでしょうか?
【2】日本円からタイバーツに両替は『BUYING』の方を見る
■BUYING :日本円からタイバーツに両替するレート
■SELLING:タイバーツから日本円に両替するレート
ということになります。
【3】BUYINGが「0.30200」の場合
「1円で購入できる金額」=「0.30200バーツ」ということになります。
では仮に10,000円を両替した場合にはいくらになるでしょうか?小数点をずらすだけなので、『3020バーツ』ということになります。
【4】BUYINGの数字は大きいほうがいいの?それとも小さいほうがいい?
日本円からタイバーツに両替する際には『BUYING』のレートを見ると解説してきましたが、このBUYINGの数字は大きほうがいいのか?それとも小さいほうがいいのか?意外と悩む方が多いのではないでしょうか。
正解はBUYINGのレートが『大きいほど良い!』です。
なので、複数の両替所のレートを比較する際には『BUYINGの数字が大きいお店』で両替するようにしましょう。
現在のレートは良いのか?街中の優良両替所のレートと比較しよう
両替所に着いたは良いが、レートが良いのか悪いのかがわからない!そんな時は街中の優良両替所のレートをオンラインでチェックしましょう。
チェックの方法はとても簡単!スマホがあれば下記の両替所のレートを確認することができます。
以下のページからは街中の優良両替所の現在のレートが確認できます。
1:タニヤスピリット
2:スーパーリッチ タイランド
3:スーパーリッチ 1965
4:ワス エクスチェンジ
5:サイアムエクスチェンジ
現在のレートを事前に確認しておくことで、どれくらいの金額を両替すればいいか?の判断材料にしてください。
ネットが繋がらなければ確認できない!そんな方のために、タイでのWi-Fi事情や空港でのWi-Fiの使用方法を解説した記事があるので、ぜひ確認してください。
この記事のまとめ
いかがでしたか。ここではドンムアン空港の両替所に関して解説してきましたが、最後に大事なポイントをまとめます。
② カシコンバンクの営業時間は8:30〜15:30と短い。
③ 両替する際はBUYINGの料金をチェック
④ BUYINGは大きいほどお得。
⑤ 両替する際はオンラインで優良両替所のレートを確認する。
最後までお読みいただきありがとうございます。この記事を参考にしていただければ幸いです。