とびきりの非日常を体験できるタイ旅行!せっかく観光でタイを訪れるなら、タイで開催されるユニークなお祭りを事前にチェックしておくと、より充実した旅行計画となるでしょう。今回は特に観光客に人気があるタイのお祭りを厳選してご紹介いたします!
タイを代表するお祭り、ソンクラン(水かけ祭り)
【1】ソンクランってどんなお祭り?
タイで有名なお祭りといえば、『ソンクラン』は外せないお祭りです。伝統的なソンクラーンは、タイにおける旧正月の新年のお祝いの行事として家族一同が集い、仏像や年長者などの手に水をかけてお清めをする仏教的な風習です。
ソンクラン期間中は、働きに出ている地域から地元に戻り家族で休みを過ごしたり、休暇を利用して家族旅行へ出かけたりするのが一般的です。
タイには僧侶や年長者といった目上の相手に敬意を表す、徳を積む(タンブン)という文化があり、タンブンは、ソンクランに限らず、現代タイ人の生き方に今なお根ざしており、お祭り期間でなくともタイでは僧侶や見習い層の男の子への布施、寺院への日常的な参拝など、タイのいたるところで感じることができる文化です。
仏教に根差した日本人としては非常に共感しやすい風習ですね。
【2】ソンクランの開催時期
ソンクランは、毎年4月13日〜4月15日の3日間に渡り、タイ全土で開催されます。パタヤ地方のみ、4月13日〜4月20日と、ほかの地域より長く開催されます。
【3】伝統的なソンクランの紹介ビデオ
タイのソンクランはどういったお祭りなのかというのが『TAT JAPANタイ国政府観光庁』の動画でわかります。
日本人の知っているソンクランは「水かけ祭り」だけかもしれませんが、水かけ祭りは本来のソンクランの一部に過ぎないというわけです。この動画で、ソンクランはタイ人にとってとても大切な行事ということがわかりますね。
ここがおすすめ!タイのソンクラーンの楽しみ方
【1】ソンクランは『世界最大の水かけ合戦』アクティビティ!
ソンクランは2018年にテレビ番組のアナザースカイ(ゲスト:堀江貴文さん)で「水かけ祭り」として紹介されたことがあり、こちらの名前のほうが有名かもしれません。
現在では、本来のソンクランの伝統風習から転じて、水の掛け合いアクティビティとしても世界的に有名なお祭りです。地元のタイ人だけでなく通行人の観光客も巻き込んで水を掛け合って賑わう、参加型のお祭りとして楽しまれる世界規模のイベントとなっています。
訪れる人みんなが楽しんで笑顔になれる国、観光国タイの魅力が詰まったタイを代表するお祭りといえるでしょう。ソンクラン期間中は、タイ全土でイベントが開催され、各地で盛り上がりを見せています。
【2】新たな楽しみ方 〜水かけ祭りxダンス音楽フェス〜
また近年では水の掛け合いアクティビティからさらに進んで、新たな楽しみ方として「水かけ祭りxダンス音楽フェス S2Oフェスティバル」が開催されており、従来よりもさらに魅力を増したお祭りとなっています。
地元のタイ人だけでなく観光客も巻き込んだアクティビティとして老若男女楽しめる熱気を感じていただければ幸いです!
もちろん、動画で見るよりも実際に参加した方が楽しいお祭りなのは間違いありません。
タイ伝統の灯篭流し、ロイクラトン祭り
【1】ロイクラトンってどんなお祭り?
ロイクラトンは13世紀のスコータイ王朝時代の伝説から現在まで受け継がれる、長い伝統を持つお祭りです。毎年陰暦 12月の満月の夜、タイの全国各地で一斉に行われ、川に灯篭(クラトン)を流すことで神に感謝を表したり、罪を洗い流すことができるとされ、幻想的な光景の中、人々は祈りを捧げます。
ロウソクや線香、花などで美しく飾られたクラトンが水面を流れるさまは、幻想的な光景としてタイを訪れる観光客の心に刻まれ、毎年ファンを増やしているお祭りです!
【2】ロイクラトンの開催時期
ロイクラトンは、毎年「陰暦 12月(新暦10月〜11月頃)の満月の夜」に開催されるため、開催日は毎年変わります。
2019年の開催日は、11月11日に開催が決定されています。
ここがおすすめ!ロイクラトンの楽しみ方
発祥地であるスコータイはタイ全土でも特に規模が大きいロイクラトンとして有名で、「キャンドル・フェスティバル」として観光客で賑わっています。
早朝の厳かなお祭りの始まり、灯篭流しのパレードやコンテスト、パフォーマーによるイベントの開催等一日中楽しめるスケジュールとなっており、特に夜に行われる光と音のミュージカルは圧巻のスケールで観光客に人気を博しています。
塔の上のラプンツェルのモデルに!ランタンが夜空を舞う『コムローイ祭り』
【1】コムローイってどんなお祭り?
チェンマイで開催されるロイクラトンは他の地方と異なる特色があり、コムローイ(ランタン)を夜空に放つことからコムローイ祭りと呼ばれます。
圧巻のスケールで夜空にランタンが放たれる、世界最大規模のランタンフェスティバルは、ディズニーの名作「塔の上のラプンツェル」の灯篭を上げるシーンのモデルになり、ここでしか見ることができない絶景と感動を味わうことができる、一押しのお祭りです。
【2】 コムローイの開催時期
ロイクラトンと同じ日程に毎年開催されます。よって2019年は、11月11日開催されます。
時期が同じなのは、コムローイ祭り自体がチェンマイ地方の特別なロイクラトンだからです。
ここがおすすめ!コムローイの楽しみ方
コムローイは特に外国人に人気があり、外国人向けの大規模なコムローイのイベントとしてイーペンランナー・インターナショナル・フェスティバルが毎年開催されています。
チェンマイの地元のタイ人が打ち上げる散発的なコムローイより、一斉にコムローイを放つこちらのイベントのほうが、”ラプンツェル”のイメージを味わうことができるでしょう。
このイベントは、日本からイベント参加のためのツアーも組まれていますが、非常に人気のお祭りのため、お早めに航空チケットの手配をした方がいいかもしれません。
迫力の手作りロケット対抗戦!ブン バンファイ(ロケット祭り)
【1】ブン・バンファイってどんなお祭り?
イサーン(タイ東北部)の地方で開催されるお祭りですが、近年タイ観光庁が興行の後押しをしていることもあり年々盛り上がりを増しているお祭りです。
ロケット(手作りロケット花火)を高く飛ばすことで空からもたらされる恵みの雨を乞う、雨乞い祭りとしてイサーン地方で親しまれているお祭りですが、イサーン地方全域での手作りロケットコンテストの対抗戦として大いににぎわいを見せています。
開催地としてはヤソートーンが有名で、タイ人にとってもロケット祭りといえばヤソートン!というイメージを持つ方が多いようです。
ほかの開催地としてはカーラシンのクットワー村、ウドンタニーでも人気のお祭りとなっています。
【2】ブン・バンファイの開催時期
ブンバンファイの開催時期は地方によって時期をずらしながら広く開催しているため、4月下旬から6月上旬であればにイサーン地方でブン・バンファイを楽しむことができます。
ここがおすすめ!ブン・バンファイの楽しみ方
なんといってもロケット打ち上げの迫力が魅力なので、ぜひ現地に足を運びたいお祭りですね!ロケット打ち上げの他、ほかの地方では見られないパレードも ブン・バンファイの魅力です。
バンコクやチェンマイとは違った趣のユニークな山車やパフォーマーが練り歩く様は他では見られない魅力を味わうことができるでしょう。
今回紹介したタイの超人気祭り
ソンクラン
毎年4月13日〜4月15日の3日間に開催する、タイで最も大きい祭りのひとつ!現在では『世界最大級の水かけ合戦』と世界的にも有名で、この記事になると多くの観光客がタイに訪れます。
道を歩いていると水をかけられるなど、日本では味わうことのできない最高の経験ができること間違いなし!
ロイクラトン
毎年「陰暦 12月(新暦10月〜11月頃)の満月の夜」に開催される祭りです。
かなり神秘的な光景を見ることができる最高のお祭り。カップルでロイクラトン を体験すれば、最高にロマンティックな時間を過ごすことができるでしょう!
コムローイ
毎年「陰暦 12月(新暦10月〜11月頃)の満月の夜」に開催される祭りです。
コムローイはチェンマイのロイクラトン です。ディズニーの名作「塔の上のラプンツェル」のモデルにもなるほど綺麗で神秘的!通常のロイクラトン よりもさらにロマンティックな体験ができるかもしれません!
ブンバンファイ
イサーン(タイ東北部)の地方で開催されるロケット祭り!ロケットを高く飛ばし合うというお祭りで、今まさに人気急上昇中のお祭りです!
この記事のまとめ
いかがでしたか?ここではタイのお祭りをいくつか解説してきましたが、全てのお祭りにいえることは、『祭りには本来の意味がある!』ということです。
ソンクランは仏教的な風習であったり、ロイクラトンは感謝や祈りを捧げるお祭りであったりと…そのお祭りの本来の意味を知ることで深くお祭りを楽しむことができるでしょう。
この他にもタイにはたくさんのお祭りがあります。いろいろなお祭りに参加することで、タイという国に魅了されてみてはいかがでしょう。