タイ旅行における「持ち込み禁止」のものとは?外国から日本への持ち込み制限があるよう…タイに入国する際にも持ち込み制限というものがあります。日本には日本のルールがあり、タイには日本と異なるタイのルールというものがあります。ここではタイ旅行の際に必須の知識「持ち込み制限」について解説していきます。
タイ旅行の際に「持ち込み制限」があるもの
日本からタイに持ち込めないもの
- 麻薬
- わいせつな文書、写真、物品
- 火器、爆弾
- タバコ(制限あり)
- 電子タバコ(不可)
- お酒(制限あり)
- カメラ類
- お金(制限あり)
などが日本からタイへ持ち込みが禁止・制限されているものです。
タイから日本へ持ち込めないもの
- 骨董品、美術品、仏像
- 果物・生花
- コピー商品
などがタイから日本への持ち込みが禁止・制限されているものです。
ここからはそれぞれについて詳しく解説していきます。
日本からタイへの持ち込み禁止の物
基本的なもの
- 大麻、コカインなどの麻薬
- わいせつな文書、写真、物品
- 火器、爆弾
当たり前だと思いますが、上記のものは持ち込みが禁止されています。
タバコ
タイのタバコ規制は世界的にみてもかなり厳しめです。
タイでタバコ吸う際には『指定エリア』での喫煙のみ可能で、もし禁煙エリアでタバコを吸っていると10万バーツ以下の罰金もしくは1年以下の懲役刑になるので注意が必要です。
タイへのタバコの持ち込みは制限があり、
『葉巻であれば総重量1人250グラムまで』
『紙巻きであれば1カートン(200本)まで』
ときまっております。
持ち込む際に他人の分を1人でもっているのもNGで没収及び罰金になります。
タバコは税関申告ができないので、制限を超えるものは没収され罰金を払わなければいけなくなってしまうので、持ち込む量には充分注意しましょう。
※タバコはこのような場合もNG
例1)
『4人で旅行中…日本で税関を通った後1人が紙巻きたばこを4カートン購入し、それぞれに渡し1人1カートンずつ持ち込もうとした。
空港で待機していたら税関職員にレシートを掲示するよう求められたのでレシートを見せるとタバコを没収され、罰金を支払わされた。』
このケースは1人が4カートン購入しているため、免税範囲以上のタバコを持ち込もうとしたと判断されてしまいます。
例2)
『4人で旅行中に4人とも1カートンのタバコを購入。トイレに行くために1人がタバコを預かり4カートン持っていたら職員に声をかけられタバコは没収、罰金を払わされた。』
このケースは一見問題なさそうに感じますが、4カートン持っていた人が免税範囲以上のタバコを持ち込もうとしたと判断されてしまうんですね。
電子タバコ
タイへの電子タバコの持ち込みは禁止されており、違反した場合には10年以下の懲役もしくは50万バーツ (約175万円)の罰金が科されます。
アイコスを始め加熱式のタバコはもちろんそれに関わる全てのものが対象で、知らずに日本から持ち込んでしまう人はとても多いので注意が必要です。
お酒
1本(1リットル)以下でそれ以上の持ち込みは没収され罰金を支払わなくてはいけません。
カメラ類
カメラ、ビデオカメラは各一台持ち込み可能です。
フィルムは5本、ビデオテープなどは3本持ち込みが可能です。
お金
(1)日本からタイ(入国):
45万バーツ以上またはUSD15,000相当以上の外貨(合計金額も含む)所持している場合は税関に申告が必要です。
タイバーツやその他の外貨の合計が45万バーツを超える場合も税関申告が必要です。
(2)タイから日本(出国):
タイからタイバーツを持ち出す際は5万バーツまで持ち出しが可能です。
タイから日本へ持ち込めないもの
骨董品、美術品、仏像
仏像及び菩薩像をタイから持ち出すことは禁止されております。
研究目的や仏教徒による崇拝のためなどの場合は芸術局の許可を取れば例外が適用されることがあるので、持ち出す可能性がある場合はタイ芸術局へお問い合わせください。
フルーツや生花
タイフルーツや生花はタイから日本へ持ち込むことはできません。
日本からも持ち込むことはできずオレンジ、バナナ、りんご、トマトなど果物や野菜類は持ち込み禁止のものが多くあるので、詳しくは植物防疫所にお問い合わせください。
コピー商品
タイでは偽ブランド品やコピーCD、コピーDVDなどが多く出回っていますが日本に持ち帰ることはできません。
偽物だと知らずに購入した場合は罪に問われることはありませんが、偽物と分かっていて購入した場合は犯罪になってしまいます。
この記事のまとめ
基本的には普通の旅行で持ち込み禁止のものを持ち込んでしまうことはないと思いますが、注意して欲しいのは『電子タバコ』です。
旅行にタバコを何カートンも持っていくことはないと思いますし、通貨も持ち込みは45万バーツ(約150万円)以下であれば問題ありません。
電子タバコは知らずに持ち込んでしまうということもあるので同伴者が電子タバコ愛用者であれば教えてあげましょう。