タイのバンコクやプーケットなどへ旅行・出張へ行くときに『変圧器』や『変換プラグ』が必要か?と考える人は多いと思います。基本的にはタイに変圧器や変換プラグなどは必要ありませんが必要な場合もあります。ここではそんなタイの変圧器事情を解説します。
海外旅行の必須アイテム『変圧器』『変換プラグ』とは
海外への渡航経験が豊富な方でも、意外と理解していない『変圧器』と『変換プラグ』ですが、まずはこの2つの解説をしていきたいと思います。
【1】変換プラグとは
日本のコンセントの差込口(右の写真)とタイの差込口(左の写真)が違うように、各国によって差込口の形状が異なります。
差込口のタイプは『A・B・B3・BF・C・O・O2・SE』などのタイプがあり、日本は『Aタイプ』で、タイは日本と同じ『Aタイプ』と丸い部分が3つある『B3タイプ』、日本式のコンセントの丸いバージョンの『Cタイプ』があり、タイのコンセントの形は合計3種類です。
差し込み口が異なるように、電化製品自体のコンセント部分の形も異なるのですが、日本の差込口の形に変換するものを『変換プラグ』といいます。
ここで勘違いしてしまう人が多いのですが、これで『海外でも電化製品が使えるんだ!』と思ってしまいがちですが、これはあくまで差込口の形を変えたものなので、電圧までは変えることができません。ですので、電圧が対応していない電解製品をこのまま使用すると壊れてしまいます。
おすすめ1位
ほとんど全世界的に適用可能、1つの変換プラグだけで世界中に旅行することができます。海外旅行でこの変換プラグ一個で十分 。海外だけでなく、日本国内でも使用できます。
おすすめ2位
「海外変換用プラグ」多機能ブラグは200ヶ国家対応可能、US/UK/EUR/AUS式なコンセントにも対応できます。(製品サイズ:73*54*53mm 重量:145g)
おすすめ3位
世界200カ国以上対応の変換プラグ:A型、O型、C型、BF型、SE型と、5タイプのコンセント形状に対応できるマルチプラグ。海外旅行でこの変換プラグ一個で十分、ギフトとしても最適。
※タイでは日本と同じAタイプが対応しているので、基本的に電化製品を使用する際は変換プラグの必要はありませんが、他にも海外にいく予定がある場合は1つもっておくだけでとても便利です。
【2】変圧器とは
変圧器とは『日本の電化製品を海外で使えるよう電圧を変更する機器』です。そもそも、各国によって流れている電圧が違うのをご存知でしょうか?
電圧は電気の流れる早さで、『ボルト(V)』と表記されています。日本の電圧は100Vで、タイの電圧は220Vです。
各家電ごとに対応電圧というのが決まっていて、その対応している電圧以上の電圧を流すとショートしたり、家電やコンセントが壊れてしまうのです。日本の電圧は100Vなので日本の家電は100Vに対応している家電が多く、タイの電圧(220V)に対応していない場合は『変圧器が必要』になるのです。
ですので、まずはご自身が持っていく家電の電圧が220Vに対応しているかチェックする必要があります。
各家電、もしくは充電器には必ず対応しているV(ボルト)数が記載されているので、チェックしましょう。
タイの電圧に対応していない家電がある場合は『変圧器が必須』なので、準備をしておきましょう。変圧器を購入する際は『ボルト(V数)』と『ワット(W数)』が対応しているかをチェックする必要があります。
※ヘアアイロンやドライヤーは『約1200W』、キッチン家電『約1000W』など、家電によって大きく異なります。
そもそもタイで『変換プラグ』は必要か?
結論から言いますと、タイ旅行に変換プラグは必要ありません。先ほども解説したように、タイは日本のコンセントの形『Aタイプ』に対応しているため、日本のコンセントがそのまま使用できます。
差込口をよくみてもらえば分かるように、日本で購入したiphoneの充電器やカメラの充電器など、日本のコンセント(Aタイプ)を挿せるようになっています。
※先ほども開設しましたが、タイでは日本と同じAタイプが対応しているので、基本的に電化製品を使用する際は変換プラグの必要はありませんが、他にも海外にいく予定がある場合は1つもっておくだけでとても便利です。
タイで『変圧器』は必要?
基本的に変圧器は必要ありませんが、必要な場合もあります。ここでは必要なもの、不必要なものを解説していきます。
【1】スマホ(iphone・アンドロイド):不要
タイでスマホを充電する際に変圧器は必要ありません。iphoneの充電器(プラグ部分)やAndroidの充電器を確認してみて欲しいのですが、大抵『100-240V』と記載されているはずです。タイの電圧220Vに対応しているため変圧器を使用しなくても問題ありません。
※ガラケーの場合は対応していない場合があるので、必ず確認するようにしましょう。
【2】パソコン:不要
Mac以外のパソコンに関してですが、アダプタ部分は100-240V対応で問題ないと思いますが、電源コードが対応していない場合があるため、必ずアダプタと電源コードの対応電圧の確認をしましょう。
私自身はMac book(Type-Cではないモデル)を使用しているのですが、100-240V対応なので変圧器なしで使用しています。ですが、本当に問題なく使用できているのか?と思ってしまうほど電圧(220V)が強く感じます。接続部分は痺れるほど熱くなっていたり…何年も使用しているので問題はなさそうですが、少し気になる部分ではあります。
【3】カメラ:基本的に不要
私はカメラは『一眼レフ』『コンデジ』『Gopro』を使用しておりますが、基本的にコンセントからカメラに直充電はしないため問題なく使用できております。専用充電器は100-240V対応なので、充電する際はバッテリーのみを充電しています。
コンセントから直接充電する際は差し込む部分は(接続部分)がタイのV数に対応しているかを必ず確認しましょう。
【4】ドライヤー/ヘアアイロン:必要
ドライヤーやヘアアイロンは意外と必要な持ち物だと思います。ドライヤーは基本的にはホテルに常備されているのですが、『安いものだとセットがし辛い』など、こだわりがある方もいるかもしれませんし、ヘアアイロンは女性にとっては必須アイテムですね。
ですが、この2つのアイテムはW数が高く(約1200W)安い変圧器だと対応していない場合が多いのです。
日本から持っていきたい場合の方法として、
・変圧器を購入
・海外(現地)で購入
・海外対応のものを持っていく
という方法があり、一番お勧めするのは『海外対応のものをもっていく』という方法です。
変圧器は高性能かつ重量のあるものでなければ故障の可能性もあるため金額も高く、重くて(10kg超えるものも)荷物になるためおすすめできません。海外(現地)で購入するのは日本では使用できないのでもったいない。やはりおすすめは海外対応のものを持っていくという方法が良いでしょう。
下記では海外に対応しているおすすめのドライヤーをご紹介していきます。
おすすめ1位
3色LED・マイナスイオン搭載モイストケアドライヤー。30通りの風で、一人ひとりにあった最高級の潤いケアを。
おすすめ2位
「テスコム マイナスイオンヘアードライヤー(国内海外兼用) ホワイト BID31-W」は、海外対応ドライヤーです。海外でも、マイナスイオンでまとまる艶髪へ。簡単電圧切替で、地域の電圧に合わせて使え、コインで簡単に電圧を切替えることができます。
おすすめ3位
「ナノイー」で髪のうねりを整え、なめらかな指通り&うるおい地肌へ。速乾ノズルで毛束をほぐし、スピーディーに乾燥。うるおいを与え、地肌ストレスの原因となる乾燥をおさえ、健やかな地肌を保ちます。
日本の電圧は100Vと世界的にも低めの設定なので、もし海外に対応していない日本のものを使うと、高い電圧に耐えきれずに内部から故障することがほとんどです。
【5】家電:必要(現地購入がおすすめ)
家電『電子レンジ』『炊飯器』『掃除機』などの家電を持っていこうと考えている人は少ないと思うのですが、もし必要だと感じているのであれば現地で購入することを強くお勧めします。
タイに長期滞在するなど、どうしても日本のものを使用したい場合は、現地で変圧器を購入することをおすすめします。
【6】ゲーム機:必要な場合もある
ゲーム機に関しては、海外の電圧に対応しているものもあれば対応していないものもあるので、まずは自分のゲーム機が対応しているかしていないかを確認しましょう。
もし対応していない場合は、
・変圧器を購入
・現地でアダプタの購入
などの対応が必須となります。
【7】電気シェーバー:基本的に不要
電気シェーバーが必須という男性は結構多いと思います。この電気シェーバーももちろん電圧が対応しているかのチェックが必要です。旅行などの短期間であれば、剃刀などでも十分かもしれませんが、長期滞在となるといつも使用しているものを使いたいはずです。
近年の電気シェーバーは海外対応のものが多いので、問題ないと思いますが、気になる場合は、対応電圧を確認してみてください。
結局変圧器はどうすれば良いのか?
いかがでしたか。結論から言うと、タイに旅行に行く際には『変換プラグ』『変圧器』は必要ありません。
みなさんがタイに持っていく電化製品は主に、
・スマホ
・タブレット
・デジカメ
・ノートパソコン
などが大半だと思いますが、これらの製品は100-240Vに対応している製品が多いためわざわざ変圧器を持っていく必要はありません。
タイに長期滞在を考えている方で、どうしても変圧器が必要という場合は現地で購入することをおすすめします。
変圧器は『W数』に応じで値段が異なるのですが、簡易的なものであれば数千円〜購入できますが、本格的なものは数万円〜で、重さは10kgを超えるものも少なくありません。
近年では持ち運びやすいコンパクトなものも出てきているので、参考程度に、変圧器のリンクを貼っておくので、ご確認いただければと思います。
この記事のまとめ
タイ旅行には基本的に変圧器というものが必要ありませんが、ここで解説してきたように、必要な場面というものもあります。
ここでは紹介しきれていませんが、個人によって必要な持ち物が変わってくると思いますので、まずは『自分の電化製品がタイのボルト(220V)に対応しているか』というのを確認しましょう。
この記事がみなさまのお役に立てれば幸いです。