タイでやってはいけないこと!日本には日本のルールやマナーがあるのと同様、タイにはタイのルールやマナーというものがあります。このタイのルールやまなーというのは、タイ旅行者でも知っておかなければいけないルールもあるんです!
タイでやってはいけないこととは?
日本にもルールやマナーがあるよう、タイにもやってはいけないこと(マナーやエチケット)があります。
タイ旅行に行く!タイ人と会う!といった時にそのルールやマナーを知っておかなければ失礼なことをしてしまうことになりかねません。
ここではタイに関するルール、
- 基本のマナー
- 参拝時のマナー
- 王室に関するマナー
- 食事のマナー
など…知っておかなければいけないいくつかのルールを解説していきます!
基本のマナー
タイには旅行者でも覚えておかなければいけない基本的なマナーというものがいくつかあります。
旅行者だから…外国人だから…という理由である程度は許してくれることもありますが、頭の中に入れておくことでタイ人とのコミュニケーションを潤滑に行うことができます。
ワイにはワイを返す
タイには胸の前や顔の前で手を合わせる「ワイ」というあいさつ(作法)があります。
この動作は相手への敬意を示すものなので必ず目下の者から行い、ワイをされたらワイで返す必要があります。
ワイはいくつかルールがあり、
- ワイの正しいやり方
- ワイの手の位置
- ワイの手の形
- ワイを返すタイミング
など…知っておかなければいけない点がいくつかあります。
ワイの詳しい解説は下記の記事にて解説しているので、タイに行く予定がある方は必ずチェックしておきましょう!
頭を触ってはいけない
タイでは気軽に頭に触れたり、叩いたり、なでたりなどをすることは絶対にNGです!
タイでは頭は精霊が宿る神聖な場所とされているため、頭に触れるという行為は失礼な行為ということになります。
これはカップルや友達など…親しい間柄であっても頭に触れられることを不快に感じる方もいるので注意が必要です!
子供の頭をなでることに関しても注意が必要で、親しい間柄であれば許されることもありますが親しい間柄でない場合は子供の頭をなでると大変失礼な行為にあたってしまいます。
人に足を向けてはいけない
頭は神聖な場所とされている一方、身体の一番下である足の裏は不浄な場所とされています。
そのため、
- 足で物を扱う(動かす)
- 机の上に足をのせる
- 足の裏を相手に見せる
- 人をまたぐ
といった行為は大変失礼な行為にあたるので絶対にNGです!
寺院などの参拝時にも注意が必要で、仏像や僧侶などに足の裏を見せる行為も絶対にNGということを覚えておきましょう!
左手も不浄な場所
タイでは左手も不浄な場所とされております。
そのため、
- 食事
- 握手
- 物の譲渡
などの際は左手ではなく右手で行いましょう。
現在では左利きが周知されたということもあり、以前よりは左手を使うことが許されていますがご高齢の方などと接するときは極力左手を使用しないようにしましょう。
参拝時のマナー
タイ国民の多くは仏教徒で仏教をとても大切にしています。
そのため、寺院参拝時や仏像、僧侶などと接するときには守らなければいけないルールがいくつかあります。
日本も同じ仏教ですがタイと日本の仏教には大きな違いがあり、タイでは仏教を常に信仰しており大切で神聖なものとされております。
そんなタイの仏教を信仰する気持ちに敬意を払った行動をしましょう!
参拝時の服装に注意
タイには多くの寺院があり観光スポットとしてもとても有名です。
そんな寺院参拝には服装に関するルールがあります!
基本的に、
- タンクトップ(キャミソール)
- ミニスカート
- ショートパンツ
- ダメージジーンズ
など、露出の高い服装は禁止されています。
その他にも、
- サンダル
- ヒール
- サングラス
- 帽子
などもNGです。
有名寺院では入る際に服装のチェックなどがあり、そぐわない格好では寺院に入ることができない場合(もしくはスカーフなどの貸し出し)もあります。
多くの寺院では服装チェックまでは行っていませんが、タイにはタイのルールがあるのでそのルールに従った行動を行いましょう。
仏像より高いところに位置してはいけない
仏像よりも高いところに位置することはNGで、写真などを撮る際も必ず仏像よりも低い位置で撮らなければいけません。
有名なところでいうとアユタヤにあるワットマハタート(木に埋まった仏頭)で写真を撮る際は、必ずしゃがんで仏頭よりも低い位置で写真を撮らなければいけません。
女性は僧侶に触れてはいけない
女性がタイ旅行、寺院参拝に行く際に注意してほしいのが僧侶や仏像に触れてはいけない!ということです。
女性は不浄とされており、僧侶(オレンジの袈裟を纏ったお坊さん)に触れることでこれまで積んできた徳が失われてしまうと考えられている為です。
そのため電車内や街中でも僧侶に触れないよう注意が必要です!
女性は仏像に触れてはいけない
上記のように女性は仏像に触れることもNGなので、寺院などに行く際に仏像には触れないよう注意しましょう!
これは寺院などに限らず家の中の小さな仏像、街中の仏像なども同じで、仏像を移動したいときなどは必ず男性が行います。
※例外があり、寺院などで仏像に金箔を貼ったりすることがありますが、その際は女性が仏像に触れることは特別に認められております。
仏像・僧侶に足の裏を向けてはいけない
基本のマナーの部分で解説しましたが、タイでは足の裏は不浄な場所とされているため、仏像の前や僧侶の前では必ず正座や膝立ちをします。
足の裏(不浄な場所)を向けることは大変失礼にあたるので、間違っても仏像や僧侶に足の裏を向けてはいけません!
王室に関するマナー
タイでは王室への批判や不敬な行為は重度なマナー違反とされており、刑法によって「不敬罪」が定められています。
この「不敬罪」は外国人にも適用されるので、知らなかった…ということがないよう事前に頭に入れておきましょう。
王室批判は絶対にNG
王室の批判や不敬がどういったものかというと…
- 街中で王室の悪口や批判をする
- SNSで王室の批判をする
- 王室の肖像画を乱暴に扱う
- 王室関連の者を乱暴に扱う
などといった行為が「不敬罪」にあたります。
タイ旅行者にとくに身近なものとしては、
- 街中の肖像画
- 紙幣や硬貨
が王族が描かれているものなので、大切に扱うようにしましょう!
国歌が流れたら一旦停止
タイでは街中に国歌が響き渡る時間帯があります。
朝 :8時
夕方:18時
上記の時間帯(1日2回)にスタジアムやBTS、街中で国歌が流れます。
国歌が流れている際は「直立不動」の姿勢をとり、国家や王室に敬意を表すことが定められています。
外国人が咎められるということはほとんどありませんが、タイ人の場合は逮捕や罰金といったこともあります。
直立不動というのがどうすれば良いかわからない方もいるかと思いますが、その場のみんなが同じような姿勢をとるので初めてタイに行く方でも問題ありません。
食事に関するマナー
タイ人は基本的にスプーンとフォーク…たまに箸を使って食事をします。
右手:スプーン
左手:フォーク
といった持ち方で、右手のスプーンはナイフのような役割(左手のフォークで固定してスプーンで切る)もします。
左手のフォークはスプーンの補佐役のようなものなので、フォークで食べ物を刺して口に運ぶといった使い方はしません。
タイに…いただきます。ごちそうさま。はない!
タイでは、「いただきます」や「ごちそうさま」といった言葉はなく、料理が来たら順番に食べ始めます。
友達同士ではあまり気にする必要はありませんが、基本的には目上の者…会計を支払う人が箸をつけるまで待つのがマナーです!
食器を持ち上げてはいけない
日本では味噌汁を飲むときにお椀をもつことは当たり前ですが、タイでは食器を持ち上げて食べるのはマナー違反なのでNGです。
スープ料理や麺類のスープなどを飲むときはスプーンですくって飲むようにしましょう。
食器に口をつけるのはNG
食器を持ち上げることもNGですが、食器に口をつけることもNGです。
スープ料理をスプーンでちまちま食べるのは面倒かもしれませんが、食器に口をつけて食べるといったことはないようにしましょう。
麺類をすするのは下品
タイにはバミーやクイッティアオなどの有名な麺料理がありますが、麺類をすすって食べるのは下品な行為とみられてしまいます。
麺類を食べるときは箸やスプーン、レンゲを上手に使ってすくい、音を立てずに静かに食べるのがマナーです!
肉や魚にかぶりつかない
タイではかぶりついて食べるのはマナーが良くないとされています。
もちろん家族や友達との食事ではあまり気にする必要はありませんが、レストランでの外食や周りに人がいる状態ではかぶりついて食べるのはNGです!
骨のついた肉や魚を食べるときはスプーン(ナイフ)やフォークを上手に使い少量ずつ食べるのが一般的です!
日本にもあるKFCはタイ人も大好きでタイのいたるところにありますが、そのKFCでも骨付き肉はかぶりつかず…ナイフやフォークでうまくさばいて食べます。
支払いは目上の人間が行う
タイでは支払いを別々にしたり個別で会計したりはしません。
基本的には目上の人間が代表して払うことが一般的で、仲間同士であれば誘った人間が払うのが一般的です。
タイはマナー以外にも犯罪に要注意!
ここではタイのマナーに関して解説しました。
- 基本のマナー
- 参拝時のマナー
- 王室に関するマナー
- 食事に関するマナー
上記のような…タイ旅行者に関係がありそうなポイントをいくつか解説してきましたが、マナー以外にもやってはいけないこと…気をつけなければいけないことというのがあります。
それはタイでよくある「犯罪」です!
比較的治安の良い日本では考えられないような「犯罪」や「詐欺」といったことが、海外ではもちろんタイでも頻繁に起こります!
タイ旅行に行くのであれば必須の知識…「タイのよくある犯罪」を事前に確認し、タイ旅行を楽しい思い出で終えることができるよう準備しておきましょう!