日本人に人気の海外旅行先として常に上位にランクインする国といえば、タイ。まさにタイ旅行に向けて計画や準備をしている人も多いのでは?ここでは、「タイ旅行の持ち物として必須のアイテム5選と、意外といらないもの」をご紹介します。
※なお、パスポートやクレジットカード、洗面用具など、どの国に行くにも共通する持ち物はここでは省略しています。あくまでも「タイに行くこと」に絞ったアイテムと考えてお読みください。
必須アイテム1:防寒用の羽織り
タイは温暖な国
タイの気候のイメージといえば?常夏!なのに防寒?と思った方。そうです、熱帯に位置するタイは年間を通して気温が高く、一番気温が下がるといわれる12月、1月でもバンコクの昼間は30℃を超える日が多いくらい、温かいです。
タイで防寒!?その理由とは
上記のように、「タイは暑い」と思うと、薄手で露出の高い洋服ばかりを用意してしまいがちですが、ここで一つ注意!!
外はとっても暑い分、ショッピングモールやレストラン、電車の冷房は設定温度が低く、いつもギンギンに冷えているのです!
暑い屋外を歩いてたくさん汗をかいて、いざ室内に入った途端、急にひんやりしてきてお腹や頭が痛い…旅行者の中には屋外と屋内の寒暖差にやられ、途中で体調を崩してしまう人も少なくありません。
そこで、カーディガンや薄手のストールなど、さっと羽織れるものを1枚必ず持参し、カバンに入れておくことをおススメします。
毎日身に着けるのであれば、ホテルでさっと洗って乾かせる素材だと尚いいですね。ちなみに現地のタイ人も、長袖を着ている人が多くいます。
往復の機内用にも防寒は必須!
また、日本からタイに向かう飛行機の中も、寒いことがあります。特にLCCでは通常ブランケットなどがついていませんので、必ず手荷物の中に入れておくようにしましょう。
必須アイテム2:SIMフリーのスマホ or 海外対応のWIFIルーター
タイのインターネット事情
インターネットの利用率が高いタイでは、ホテルやレストランには大抵WIFIが設置されており、手持ちのスマートフォンやタブレット・PCを無料でインターネットに接続することができます。(パスワードがわからないときはスタッフに聞くと親切に教えてくれます)
こんなとき、ネットにつなげたら、、と思いませんか?
とはいえ、街中のすべての場所にWIFIが張り巡らされているわけではありません。
しかし歩いているときやタクシーに乗っているとき、地図アプリが使えないとちゃんと正しい行き先に向かっているかがわからないと不安ですよね?また、万が一友達とはぐれてしまったとき、連絡手段がないととっても困ると思います。
そしてSNSを使っている人は旅の様子をリアルタイムで投稿したいのではないでしょうか。
そこで、現地の回線につなげるようにしておくことをおススメします!
SIMフリーのスマホを持っていってどうするの?
SIMフリーのスマートフォンやタブレット(SIMロックが解除されている端末)をもっている人は、海外対応SIMカードを日本国内の総合電機店などであらかじめ入手するか、タイに到着してから現地のトラベルSIMを購入してSIMカードを入れ替えることで現地のネット回線に接続できます。
現地のトラベルSIMは、空港の到着ゲートやショッピングモールに行けばすぐに入手できます。有効日数とデータ容量によって値段が違うので、自分にあったものを購入しましょう。
なお、SIMカードを入れ替えた際は、元の(日本で使っている)SIMカードをくれぐれもなくさないよう、十分に注意してくださいね。無くすと、帰国後の生活に大きな支障をきたします。
海外用WIFIルーターもおすすめ
SIMフリーの端末を持っていない場合は、日本で「海外用WIFIルーター」をレンタルしていくことをおすすめします。日本の空港内のショップで受取と返却ができるサービスがあるのでぜひ利用してみてください。
必須アイテム3:水着
海に行かない人にも必須アイテム!
パタヤやプーケットなど、タイのビーチに行く予定の人はもちろん絶対持っていくと思いますが、バンコクのみ滞在する人にもぜひ持参をおすすめしたいのが水着です。
というのも、バンコク市内のほとんどのホテルにはプールがついており、基本的に宿泊客は無料でプールが利用できます!せっかくなのでぜひプールでひと泳ぎしてみては?
昼間は日差しも強く暑いですが、夕方を過ぎると程よく涼しくて気持ちがいいのでおすすめです。
プールサイドの水着で「映え写真」
デッキチェアでフルーツジュースやビールを飲んでいる写真、おしゃれなインスタグラマーのタイムラインでよく見かけますよね?セレブ感満載のSNS映えする写真が簡単に撮れるのもプールの魅力。
旅の思い出が増えること間違いないでしょう。
必須アイテム4:マスク
タイでマスクが必要な裏事情
マスクといえば寒い場所で使うイメージですが、常夏のタイでなぜ必要なのでしょうか。
観光客も多く目覚ましい発展をとげているタイですが、実はその一方で車の排気ガスなどによる大気汚染が深刻な問題になっているのです。それに加えて、バンコクの街では道のあちこちに建設中のビルが多いことから、埃が舞っているところもあります。
歩いたり、トゥクトゥクに乗ったりしていると、敏感な方は喉を傷めたり気分を悪くしてしまうこともあります。そこで、何枚か使い捨てのマスクをもっていくと、気になったときにすぐ身に着けられるので安心でしょう。
マスクは機内の乾燥にも大活躍!
また、マスクは飛行機の中での乾燥対策としても有効です。手荷物の中のすぐ出せるところに入れておきましょう。
必須アイテム5:消毒グッズ(ウエットティッシュ、消毒ジェルなど)
タイって清潔なの?
タイのホテルやショッピングモールのトイレは常に掃除が行き届いていてとっても清潔です。
ただ、観光スポットの中にはトイレが必ずしも綺麗ではなかったり、ハンドソープが設置されていないところなどもあります。
そんなタイでは、除菌効果のあるウエットティッシュや消毒ジェルを持ち歩いているととっても安心です。
安心して食べ歩きがしたいなら必須!
屋台や出店のフードやスイーツを食べ歩きするのも、タイ旅行の楽しみの一つ。何か食べたいときにさっと手を拭いたり、消毒できたりするといいですよね。
ウエットティッシュをいつでも取り出せるところに忍ばせておきましょう。
*番外編*意外といらないものって?
意外と必要ない物:ガイドブック
ネットがあれば問題なし!
旅行計画にかかせない、と思われがちなガイドブック。ですが、もし上記の必須アイテム②のSIMやルーターがあるなら、情報はすべてネットから取り出せるといってもよいでしょう。
意外とかさばりがちなガイドブックを持ち歩かないだけで、荷物も小型化できて便利です。行きたいスポットの情報を、同行者と予めLINEなどで共有しておけば困ることはありません。
ガイドブックを持たないことが、リスク回避になる
また、道端でガイドブックを開いていると、いかにも慣れていない観光客であることがバレバレ。
残念ながらタイには観光客を狙ったスリや詐欺も多くいるため、ターゲットにされやすくなり、トラブルに遭遇するリスクも高くなってしまいます。
ガイドブックを買う方にアドバイス!
とはいえ、旅行の情報収集としてガイドブックはぜひ持っておきたい、という方にアドバイス。それは「必ず最新版を購入すること」です。
まさに発展著しいタイでは、次々と新しいホテルやショッピングスポットが建設され、毎年のように電車や地下鉄も新線が開通しています。少しでも古いガイドブックでは、最新情報がすべて掲載されていないことも多々あるのです。
発行年が新しいものかを確かめてから購入しましょう。
意外と必要ない物:日本食
行けば絶対驚く!タイの日本食事情
これまで海外旅行先で現地の食事に飽きてしまい、途中から「日本食が恋しい…」と思った経験がある方や、「タイの食事が口に合わなかったらどうしよう?」と不安に思う方は、レトルトの日本食などを入れておこうかな、と考えているのではないでしょうか。
でも、ハッキリ言って不要です!というのも、タイでは日本食は大人気。牛丼や定食、うどんなど、日本でよく見かける様々な外食チェーンレストランがあちこちにあり、初めてタイを訪れる人は日本食レストランの多さにびっくりするでしょう。
金額とクオリティにさらに驚き!
そしてさらに驚くことに、店にもよりますが、値段もクオリティもほぼ日本レベル、というところがほとんどです。
他の国でよくありがちな、「日本の倍のお金を出したのに、全然日本の味と違っていた」というガッカリ体験にもなりません。
旅の間に日本の味が恋しくなったら、「日本食レストランinタイ」を楽しんでみてはいかがでしょう。
中にはタイ市場向けにアレンジされたメニューも置いているお店もあるので、違いを感じるのも面白いですね。(もちろん、〇〇メーカーの◯◯という食べ物を毎日食べないと落ち着かない!という方は必要な分を持参してくださいね。)
この記事のまとめ
いかがでしたか?タイ旅行をするうえでの必需品と、実はあまり必要がないものをご紹介しました。タイ旅行の準備をする上での参考になれば幸いです。
なお、万が一忘れ物をしてしまっても、現地のスーパーやコンビニ、ドラッグストアに行けば買えるものもたくさんあります。
日本と同じ商品が売っていることも多く、タイならではの商品を見つけるのも旅行の楽しみのひとつではないでしょうか。旅行日数に余裕がある方は、自分へのお土産もかねて、現地で必要なものを買いそろえてみるのもまた旅の醍醐味でしょう。
とはいえ準備は万端に!素晴らしい旅行になりますように。