初めてタイへ訪れることになった時、どんな服装をチョイスしたら良いのか悩むかと思います。せっかく観光するならお洒落もしたいけど快適に過ごしたい…そんな悩める人のためにこの記事では、タイ観光のオススメの服装についてシーンごとにご解説します。
初めてのタイ!単刀直入に…どんな服装が良いのか分からない!
服装選びの前に…タイの気候を知ろう!
東南アジアの国「タイ」は年間を通じて蒸し暑いため、基本的にはどの季節に訪れる際も夏の服装で観光することをオススメします。
悩んだ時は、日本の夏(7月〜8月)の服装を思い出しましょう。普段、どんな服装をしますか?思い浮かんだところで夏にピッタリなお気に入りの洋服をキャリーケースに詰め込みましょう!
室内と外の気温差に要注意
お気に入りの洋服を選んだところで気にしたいのが室内と外の気温差です。
タイは蒸し暑いとお伝えしましたが、室内はガンガンに冷えています。
タクシーやバスに乗る時も冷房はガンガンに効いています。短時間の移動なら良いのですが、30分〜1時間以上の移動になるようであれば羽織りものを用意しておくことをおすすめします。
長時間の移動の際は必ず持参するようにしましょう!
レストランやショッピングモールもエアコンがよく効いているため、サッと羽織れるようなカーディガンや薄めのストールが1枚あると便利です。
せっかくの旅行中、風邪をひいてしまっては元も子もありませんので、気温差対策はしっかりしましょう。
ちなみに現地の人の服装はどんな服装?
男女共に洋服はTシャツに短パン、足元はサンダルまたはスニーカー、とラフな服装の人が多いです。
若い女性ですと膝上丈のワンピースやミニスカートを穿いていたりもしますが、足元はスニーカーだったりとお洒落も意識しつつ、動きやすさも重視しているようです。
一方、観光客の服装はどんな服装?
こちらも現地の人々と変わらず、Tシャツ・短パン・スニーカー(orサンダル)の人が多いです。女性はキャミワンピや半袖のワンピースにサンダルの人も多くいます。
日本人観光客ですと、現地で購入したタイパンツを穿いている姿も見かけます。タイパンツは露店などで500円ほどで購入可能です!薄くて動きやすいのでタイを敢行する際にはおすすめです。
夜の街へ。気になるドレスコードについて
日中の服装はイメージできたけれど、夜の街はどんな服装で過ごしたら良いでしょうか。お洒落なバーやクラブに行く予定のある方は少し気を付けた方が良いポイントがあるのでご紹介します。
昼間の服装でそのままバーに入れる?
あまりにもラフすぎるとお店の入口で止められてしまう可能性が高いので気をつけましょう。
→入店禁止とされる服装について
サンダルやスポーツウェア、過度なダメージジーンズ(ダメージパンツ)はNGです。一部だったりお洒落程度なら可・脚の露出があまりにも多いダメージパンツは控えましょう。
※お店によってビーチサンダル以外であればサンダルOKのところもあります。
男性の場合はタンクトップ・短パンは禁止のところが多く、女性の場合は目のやり場に困ってしまうような露出度の高い服、極端に丈が短く体型の分かるようなピタッとしたワンピースや胸元が過度に見える洋服などは控えましょう。
→ポイント
女性はサンダルNGのバーでもサンダルで入店出来たりとそこまで厳しくないようですが、男性は厳しく見られることがあるのでシャツにスラックスなど綺麗めな服装をオススメします。
女性はワンピースを着ている人が多い印象です。
クラブ・ディスコへ行く時の服装は?
クラブもバー同様、少し気をつけたいポイントがあります。
入口の看板に記載されていることもあるのですが、男性の場合は基本的にサンダルNGです。
また、女性のビーチサンダルもNGの場合が多いです。
→ポイント
万が一、ヒールで踏まれてしまったら怪我をする可能性もあるので、自分の身を守るという意味で女性の場合もスニーカーを選択肢に入れた方が良いかもしれません。
タイ観光!雨季(6月〜10月)…服装に迷ったら
雨季(6月〜10月)にタイへ行く時は、いくつか気にしてほしいポイントがあります。
雨季の気温も服装の参考に
雨季であっても日中は蒸し暑いです。基本的には、冒頭でお伝えした「日本の夏」を意識して服装を考えていただければ問題ありません。
雨季にはこんな服装は避けた方が良い?
→スニーカー
スニーカーは長時間歩く時にも足が疲れにくく旅行の際にはオススメなのですが、スコールが降っている時には靴の中まで濡れてしまい、蒸れて気持ち悪く感じるかもしれません。
過ごしやすさで言えばサンダルの方がオススメです。ただ、冠水している道をサンダルで通る時に病原菌をもらう可能性もゼロではありません。
状況に応じてスニーカーとサンダルを履き分けるのがベストです。
スコールが降ってきたら、近くのショッピングモールに入ったり、カフェや飲食店に入って落ち着いてから外に出ることも検討してみてください。
→ロングのデニムパンツ
スコールが降ってくるとあっという間に全身びしょ濡れになります。ロングのデニムパンツを穿いていると雨を吸ってしまい、重たくなります。更にロングパンツとなると、脚に密着して気持ち悪く感じるかもしれません。
蒸し暑いとは言え、スコールが止んでもすぐには乾きませんのでデニム生地のような厚めの洋服は避け、薄手のパンツや速乾性の洋服をオススメします。
穿き慣れたデニムを穿きたい!という方!ご安心ください。
スコールは一日中降り続く訳ではありません。雨季の期間中、毎日降る訳でもありません。1日に数回しかスコールは来ないので、天気予報を見ながらコーディネートを楽しんでくださいね。
ビーチに行く時にはこんな服装で!
海に入るのであれば、着脱しやすく速乾性のある服装がオススメです。
観光客も現地の人もTシャツ、短パンなどラフな格好の方が多いです。
女性であればサラッと脱ぎ着できるワンピースも良いかもしれません。
また、日差しが強いので「海には行きたいけど、出来る限り日焼けしたくない!」という方は帽子やサングラスをお忘れなく。
事前に調べたらホテルにルームウェアがない!そんな時。
捨てようと思っていてあまり着ていないTシャツや短パン、ワンピースがあれば持っていき、ルームウェアとして利用するのもアリです。
現地で処分してくれば帰りの荷物も減ります。ただし、処分はマナーの範囲内で行いましょう。
エアコンをかけて寝る時には、ぬれマスクの着用もオススメです。
現地のタクシー運転手曰く、ホテルによってはエアコンの手入れがしっかりと出来ていないところもあるため、エアコンの風がきっかけで体調不良になることもあるのだとか…。
全てのホテルがそういうわけではありませんが、こちらで出来る対策は行いましょう。
6)タイ観光では服装を選ぶ時に最も知っておくべきこととは!
王宮や寺院へ行く時の注意点
タイは仏教国であり、国内には沢山の寺院があります。
寺院はとても神聖な場所ですので参拝の際はTPOを弁え、節度ある服装を心がけましょう。ワットアルンなどの一部の寺院では袖無しのトップス、ショートパンツなど露出度の高い服装で入場しようとするとセキュリティスタッフに止められます。
寺院によってはビーチサンダルもNGです。
→ポイント
寺院によって、入口や外で羽織りものやストールをレンタルすることも可能ですので、行く前にチェックしておきましょう。また、寺院だけでなく王宮も神聖な場所ですので服装には気をつけましょう。
タイでの服装!避けた方が良い柄!
タイでは迷彩柄を着るのは軍隊だけとされていますので、観光客であっても迷彩柄の洋服は避けた方が無難です。
タイでの服装!避けた方が良い色!
赤と黄色は場合によっては避けた方が良い色になります。
なぜなら、赤と黄色はタイ国内で政治的対立をしている2つの勢力のシンボルカラーだからです。
タクシン派と呼ばれる勢力のイメージカラーは赤。反タクシン派(国王派)は黄色です。
デモ中は敵勢力から攻撃をされることもあったため、危険を回避するためにもこの2色がベースとなっている洋服は避けた方が良さそうです。
ただ、洋服の柄の一部である場合やカバンや時計などの小物類程度であればそこまで神経質に考えなくても良いかと思います。
この記事のまとめ
以上、タイ観光時の服装についてご紹介させていただきました。
簡単にまとめると…
タイは蒸し暑いので夏を意識した服装をチョイスしましょう。
夜の街では少し綺麗めな服装をチョイスし、雨季には乾きやすい薄手の服装か速乾性の洋服がオススメです!
また、室内と室外では温度差がありますので羽織りものがあると便利です。
タイではできる限り、赤や黄色、迷彩柄の洋服は避けましょう。
初めてのタイ旅行が素敵な思い出となりますように。