タイ料理「カノムジープ」とは。カノムジープは直訳すると「ひだのあるお菓子」となりますが、要するに「タイ風シューマイ」です。中国や日本のシューマイとほとんど変わらないものもありますが、大きな違いは、黄色やピンク、パンダンリーフを使った緑色などの、カラフルな皮です。
カノムジープの基本情報
料理名 | カノムジープ(ขนมจีบ) |
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英語名 | Thai steamed dumplings |
食べれる場所 | 屋台、食堂 |
意味 | カノム:お菓子、ジープ:ひだ |
特徴 | タイ風シュウマイ |
辛さ | ★(辛くいないタイ料理) |
カノムジープとはどんな料理?
カノムジープは直訳すると「ひだのあるお菓子」となりますが、簡単に言うとに「タイ風シューマイ」です。
中国や日本のシューマイとほとんど変わらないものもありますが、いわゆる「カノムジープ」には違いがあります。
まず目に付くのは、黄色やピンク、パンダンリーフを使った緑色などのカラフルな皮です。
味付けもナンプラーを使ったり、タロイモを餡に使ったりなど…やはりタイらしい味になっています。
具として、エビやカニ、豚、海苔を巻いたものなど、いろいろ選べるのも嬉しいところです。
カノムジープはどこで食べることができる?
タイは元々中国系の人がとても多い国なので、中華系のタイ料理はたくさんあり、カノムジープはどこに行っても食べることができます。
日本ではシューマイはおかずとしてレストランでゆっくりと食べるものですが、タイでは「スナック」扱いです。
屋台などで大量に売られているカノムジープを好きなだけ買って気軽につまむ、それがタイ流です。
お持ち帰りをする人が多いカノムジープですが、何も言わないとビニール袋に入れたカノムジーブに、自動的に甘辛いソースをかけられてしまうので、そのまま食べたい方は事前に注文が必要です。
タイでよく使われる着色料「バイトゥーイ」
タイでは緑色のお菓子やパンなどをよく見かけると思います。
日本では緑色が食べ物に使われていると、人工着色料ではないかと思ってしまうかもしれません。
タイではこの緑色は「バイトゥーイ(英名:パンダンリーフ)」と呼ばれるハーブから取った天然の着色料で、安全なものです。
バイトゥーイは独特の甘い香りがあり、皮膚病や消化不良などに効果があるといわれています。
もっとも、安いお菓子などはバイトゥーイに似せて、緑の人工着色料を使っていたりするのですが、とにかくタイでは緑のお菓子は当たり前に認知されています。
ナンプラーやスパイスなどでマリネした鶏肉を包んで揚げる「ガイホーバイトゥーイ(ไก่ห่อใบเตย)」にも使われており、タイ料理にはなくてはならないハーブです。