タイ料理「チョームアン」とは?チョームアンは宮廷料理の一つで、「アンチャン」という紫の花で色を付けて花の形に細工をしたシューマイです。色々な味付けがありますが、甘味噌で味付けした餡などはどちらかといえばお菓子に近いかもしれません。
チョームアンの基本情報
料理名 | チョームアン(ช่อม่วง) |
---|---|
英語名 | Thai purple dumplings |
食べれる場所 | 宮廷料理レストラン、食堂、市場 |
意味 | チョー:宮廷、ムーアン:紫 |
特徴 | 紫の花のシューマイ |
辛さ | ★(辛くないタイ料理)( |
チョームアンとはどんな料理?
チョームアンは宮廷料理の一つで、「アンチャン」という紫の花で色を付けて花の形に細工をしたシューマイです。
皮は上新粉、白玉粉、タピオカ粉などを混ぜてモチモチに作りますが、宮廷料理らしいのは花びらの形の繊細な細工です。
専用のピンセットで本物の花のように仕上げてチョームアンのできあがり!
チョームアンとはどんな味?
チョームアンの中身は色々な味付けがありますが、どれにしても日本のシューマイとはだいぶ違っていて、甘味噌で味付けした餡などはどちらかといえばお菓子に近いかもしれません。
皮の上からかけられたガーリックオイルと甘い餡の相性がとてもよく、前菜にピッタリです。
チョームアンはどこで食べることができる?
チョームアンは宮廷料理なので、本来は普通の屋台や食堂では食べることはできません。
しかし半分お菓子のようなお手頃なサイズの食べ物なので、最近は食べられる市場や食堂が意外に沢山あります。
お持ち帰りができるお店もあり、宮廷料理でありながら6個入りパックが、約40バーツ(約120円)で気軽に食べられるのは嬉しいところです。
同じチョームーアンでもお持ち帰りと高級レストランで食べるのでは、値段が100バーツ(約300円)以上変わってくるので注意してください。
タイで買える粉物たち
チョームーアンも皮を作るのに、「上新粉」「白玉粉」「タピオカ粉」など、粉物を沢山使います。
日本では簡単に手に入りますが、タイではどうなのでしょうか。
上新粉 แป้งข้าวเจ้า(rice flour):
上新粉はうるち米の粉末ですから、もちろんタイでも簡単に手に入ります。
白玉粉 แป้งข้าวเหนียว (glutinous rice flour):
日本のように団子を作ります。
タピオカ粉 แป้งมัน (tapioca starch):
芋から作られているので、デンプンを利用してとろみをつけるのによく使われます。
いずれもタイのスーパーで簡単に手に入るので、色々と作ってみるのもいいかもしれません。