タイのお菓子「カオトムマット」とは?カオトムマットはタイ全土で食べられる伝統的なお菓子です。バナナや小豆、タロイモなどをココナッツミルクなどで甘く味付けしたもち米に包み、バナナの葉で包んだ料理で、タイではデザートとして食されることが多いカオトムマット。
カオトムマットの基本情報
お菓子名 | カオトムマット(ข้าวต้มมัด) |
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英語名 | Thai Glutinous rice steamed with banana |
食べれる場所 | レストラン 屋台 食堂 |
意味 | カオ :ご飯、トム :煮る、マット:縛る |
特徴 | タイ風バナナ蒸しもち米 |
カオトムマットとはどんなお菓子?
カオトムマットはタイ全土で食べられる伝統的なお菓子です。
ココナッツミルク、塩、砂糖で甘く味付けしたもち米にバナナや小豆、タロイモなどを一緒に蒸しバナナの葉で包んだお菓子で、日本人にとても人気のあるタイのお菓子です。
タイではデザートとして食されることが多いカオトムマットですが、お供え物として供えたりもします。
カオトムマットは、
カオ :ご飯
トム :煮る
マット:縛る
という意味があり、本来ならば「オップ(蒸す)」が名前につくはずですが、元々は煮て火を通していたので「トム(煮る)」が名前についているそうです。
カオトムマットはどんな味?
タイのお菓子といえばとても甘いイメージがあるかもしれませんが、カオトムマットは甘さ控えめでとても食べやすいお菓子です。
噛めば噛むほどココナッツミルクや包まれている素材の味を感じることができ、バナナの葉の香りをも楽しむことができます。
バナナは糖度が高すぎない「クルアイナムワー」を使用しているので甘くなりすぎないのもポイント!
ココナッツミルク味のもち米でこのバナナを包んでいるため、甘いもち米と、酸味のあるバナナが最高にマッチしたデザートです。
カオトムマットはどこで食べることができる?
カオトムマットはスイーツ屋台で買うのが一般的です。
街の至るところでスイーツ屋台が営業しているので、買うのに苦労することはないでしょう。
その他にも屋台が集まる市場などでも売られているので、比較的気軽費購入できます。
マット(縛る)という名前のとおり2つを縛ってセットで売るのが一般的で、値段は2個10バーツ(約35円)ほどで購入可能です。
もち米やバナナを使っているのでお菓子やデザートというには少しお腹いっぱいになってしまうかもしれません…。
カオトムマットが好きなら「カオラーム」も!
カオトムマットに似たお菓子に「カオラーム」があります。
バナナは入りませんが、もち米と小豆にココナッツミルクを加えたものを竹筒に入れて焼くので、見た目はとても似ています。
手に入るのであれば、竹の香りが香ばしいカオラームもおすすめします。
小豆よりもコクがあるタイの黒小豆「ブラックペルン」
カオトムマットには小豆が欠かせませんが、実は日本の小豆とはちょっと違う品種が使われていることがあります。
タイではブラックペルンと呼ばれる黒ささげがよく料理に使われ、カオトムマットにもブラックペルンを使うことも多いのです。
ささげというのはあまり聞きなれないかもしれませんが、小豆によく似ていて見た目は黒い小豆といった感じです。
小豆より割れにくいので、日本でも一部の地方ではお赤飯によく使われています。