タイのフルーツ「ドリアン(トゥリアン)」を紹介!ドリアンといえば「臭い」が気になると思いますが、近年では臭いを抑えた品種(モントーン種)などもあり比較的手を出しやすく、味もとても濃厚でクリーミーで上品な甘さを楽しむことができます。
ドリアンの基本情報
料理名 | ドリアン(ทุเรียน) |
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英語名 | Durian |
食べれる場所 | スーパー、屋台、マーケット |
旬の時期 | 3~8月頃※目安 |
タイのドリアンの品種!
タイに訪れるからには絶対に食べておきたいフルーツのドリアン!
ドリアンは東南アジアのマレー半島が原産で、高さ20m前後のアオイ科の樹になるフルーツです。
日本ではあまりなじみのないフルーツですが、タイ人はみんなドリアンが大好きというほど人気のあるフルーツなんです。
そんなタイ人の大好きな果物の王様といわれるドリアンですが、タイのドリアンは大きく分けて3種類あります。
タイ産のドリアンは、
- モントーン種(หมอนทอง)
- チャニー種(ชะนี)
- ガンヤオ種(ก้านยาว)
の3品種あります。
モントーン種(หมอนทอง)基本的に1年十流通
モントーン種は英語で「Monthong」、果肉が黄金の枕のような形をしていることから「モントーン(黄金の枕)」という名前がついています。
タイでは最も流通されているドリアンで他の品種と比べると種が小さく可食部分が多い、臭いが少ないなどの特徴があります。
見た目は外側のとげが大きく、形状は様々な形状があります。
見た目が「チャニー種」と似ている為素人ではほとんど見分けがつきませんが、一番多く生産されているので大きなとげがある品種がモントーン種と覚えておけば問題ないでしょう。
旬(流通時期)は1年中流通しているのでいつでも食べることができ、臭いも少ないので初めてドリアンを食べる方はモントーン種がおすすめです。
チャニー種(ชะนี) 3~6月(目安)
チャニー種「Chani」は素人では見分けがつかないほどモントーン種と似ています。
チャニー種の旬の時期は3~6月(目安)となっており、値段もモントーン種と大きな違いはありません。
チャニー種の特徴は果肉の黄色みが強く水分量が多いという特徴があります。
ねっとりしており舌にまとわりつくような濃厚な果肉はより一層ドリアンの味を楽しむことができるのですが…ドリアン独特の臭いも強いのでドリアン初心者よりかは上級者向けのドリアンとなっています。
ガンヤオ種(ก้านยาว) 4~6月(目安)
ガンヤオ種「Kanyau」は香りが強く味もとても濃厚なドリアンで、他の品種と比較すると値段は倍以上になることもあり上位品種とされています。
茎の部分が細長いことから「ガンヤーオ(細長い棒)」と呼ばれています。
見た目の特徴としては、モントーン種などと比較するととげが小さく丸い形をしています。
ガンヤオ種の旬の時期は4~6月(目安)が最も濃厚で美味しいガンヤオ種を食べることができます。
他の品種と比較すると臭いが強く味が濃厚なので、ドリアンが好きな方は虜になること間違いなしの品種です!
タイのドリアンの旬はいつ頃?
タイのドリアンの旬の時期は、品種や気候、地域などによって少し異なるのですが、東北部のイサーン地方などでは4~6月頃が旬の時期となり、タイ南部などでは6~8月頃が旬の時期となります。
旬の時期のドリアンは味が濃厚で最もおいしく食べることができるので、タイでドリアンを食べたい方は旬の時期を目安に購入するのがおすすめです!
タイのドリアンの値段!相場はどれくらい?
日本では中々食べる機会もなくとても高価なドリアンですが、タイで購入すると圧倒的に安く街中のいたるところで購入することができます。
日本でドリアンを購入しようとすると1玉約3~5000円~と中々手を出しづらい値段ですが、タイでは1玉約3~500円~とかなり手軽に購入することができます。
タイのドリアンの臭い!臭くない?
ドリアンといえば「臭い」というイメージがあるかと思います。
ドリアンの臭いは、
- 何かが腐ったようなにおい
- ガスの臭い
などと例えられることが多くあります。
この独特な臭いが苦手でドリアンを食べたことがないという人も多いはず。
ですが、近年では品種改良により臭いの弱い品種(モントーン種など)が出てきているので、ドリアンの臭いが苦手な方でも比較的手が出しやすくなっています。
ドリアンの味は?美味しいの?
ドリアンは臭いというイメージから「美味しくない」とイメージする日本人の方は多くいると思いますが、ドリアンはタイではとても人気がありドリアンが一番好きという人も少なくありません。
ドリアンが好きな人は、ドリアンの味を「濃厚な甘さ」「クリーミーなカスタード」「チーズケーキのような味」などと表現します。
とても濃厚でクリーミーで上品な甘さを感じることができるドリアンの果実は、一度食べると病みつきになるほど魅力のあるフルーツなんです!
タイでのドリアンの購入方法!おすすめは?
タイではドリアンはスーパーや屋台などで気軽に購入することができます。
ドリアンの屋台はマーケットなどの屋台が集まるところはもちろんビルが立ち並ぶオフィス街など…街中のいたるところにお店あり、お店にはドリアンが丸々置いてあるので簡単に見つけることができるはずです。
ドリアンの買い方
ドリアンはあらかじめ値段が付けられている場合と量で売られている場合の2つの売り方があります。
値が付けられている場合はその値段を払えばOKです。
量売りの場合はドリアン1玉や半玉の重さに値段が付き、こちら側でどれくらい欲しいと指定するわけではありません。
ドリアンの選び方
タイでドリアンを購入したいが「どれを選べば良いかわからない!」という方が多いと思います。
ここでは、ドリアンを購入する際の見るべきポイントをいくつか紹介していきます。
ドリアンの見た目で完熟度をチェック
ドリアンの見た目である程度の熟成度がわかり、ドリアンは熟してくると色が「薄茶色」に変化します。
完熟したドリアンにはトゲトゲの硬い皮に亀裂が入るのでの、亀裂が入っていたら「完熟」のサインです。
熟す前のドリアンはあまりおいしくなく、熟しているドリアンも素人目では完全に判断するのは難しいかもしれませんが、上記のポイントを押さえておけばある程度は問題ありません。
形や重さをチェック
ドリアンは形の良いものを選ぶようにしましょう!
変に一部だけが大きくなっていたりするのではなく、均整のとれた小ぶりのドリアンを選びましょう。
重さは同じサイズであれば軽いドリアンがおすすめで、重いドリアン(同じサイズで)は種が大きかったり水分が多かったりと美味しさが下がってしまうのです。
ドリアンを叩いて果肉の詰まり具合をチェック
熟れすぎてしまったドリアンは、果肉の水分が蒸発して空洞ができてしまっていることがあります。
その際は棒を使って叩いてみましょう!ポーンと響くのは空洞がある証拠で、ポンと響かないものは実が詰まっている証拠です!
すでにカットしてある場合
すでにカットしてある場合は、
- 変色していない
- 果肉につやがある
- 果肉にハリがある
ものを選ぶようにしましょう!
ドリアンの持ち帰り方
ドリアンを購入したら、
- そのまま持ち帰る
- 切り分けてもらう
のどちらかを選ぶことができます(基本的に切り分けてから重さを測る)。
店員さんは毎日ドリアンを切り分けているのでとても上手に切り分けてくれます!
ドリアン初心者の方は切り方がわからないと思うので、店員さんに切り分けてもらうのがおすすめです!
タイではドリアン禁止の場所がある?
タイでは一部のホテルや空港、公共施設や乗り物ではドリアンの持ち込みが禁止されています。
それほどドリアンの臭いは強いということなんです!
その際はタイ語ではもちろん、外国人でもわかるように張り紙などの注意書きが必ずあるので注意しましょう。
ドリアンを食べる際の注意点!
ドリアンはカロリーや糖質が非常に高いので食べすぎには注意が必要です!
- 毎日食べる
- 1日にたくさん食べる
- 甘いもの(お菓子やフルーツ)と一緒に食べる
などの食べ方は避けるようにしましょう。
ドリアンを食べた後はなるべく多くの水分を取るのが良いともいわれています。
ドリアンとアルコールはNGって本当?
ドリアンと一緒にアルコールを飲むのはNGというのはよく聞く話です。
科学的な証明こそされていませんが、ドリアンと一緒にアルコールを飲んだり、ドリアンを食べた後にアルコールを飲んだりすることはNGという警告が保健省から出ているくらいです。
最悪の場合命に係わることもあるそうなので、注意が必要なのは間違いありません!