タイ北部の特徴とは。タイの第二の首都チェンマイをはじめとするタイ北部にはどのような特徴があるのか。タイ北部の特徴、地域、気候、郷土料理などタイ北部に関して紹介していきます。
タイ北部の特徴とは
タイのエリアを大きく分けると、
- タイ北部
- タイ東北部
- タイ中部
- タイ南部
の4つの地域に分けられます。
タイ北部はバンコクに次ぐ第二の都市チェンマイを中心とした地域で、ミャンマーやラオスに隣接しているため様々な民族の文化の影響を受け発展してきた地域です。
13世紀から20世紀まで続いたランナー王朝時代の面影が残る古都、首長族などタイ北部の山岳民族、様々な民族から影響を受けている銀細工やシルク製品など、タイ北部はとても歴史の深い地域となっております。
タイ北部の地域(エリア)
タイ北部には17の県があり、
- チェンマイ(Chiang Mai)地図
- チェンライ(Chiang Rai)地図
- ナーン(Nan)地図
- プレー(Phrae)地図
- メーホーンソーン(Mae Hong Son)地図
- ランパーン(Lampang)地図
- ランプーン(Lamphun)地図
- パヤオ(Phayao)地図
- ターク(Tak)地図
- スコータイ(Sukhothai)地図
- ウッタラディット(Uttaradit)地図
- ピサヌローク(Phitsanulok)地図
- カンペーンペット(Kam Phaeng Phet)地図
- ピチット(Phichit)地図
- ペッチャブーン(Phetchabun)地図
- ナコンサワン(Nakhon Sawan)地図
- ウタイターニー(Uthai Thani)地図
上記の17の県があります。
タイ北部の気候
タイ北部は南西モンスーンと北東モンスーンの影響を受けている地域で、雨期と乾期、寒期があるのが特徴です。
※タイ北部の各地域によって若干気候は異なります。
3~5月:最も熱い時期で日中は40度以上になることもあり、夜も比較的暑い日が続きます。
6~10月:この時期は雨期で毎日雨が降り、とくに8~9月にかけて雨のピークになります。バンコクなどと比べるとタイ北部の降水量は比較的少なめです。
11~4月:乾期で比較的過ごしやすい日が続きます。
12~2月:乾期の中でもこの時期は朝晩の気温の変化が激しくなり、最低気温が10度まで下がることもあります。
タイ北部の有名な料理
タイには、首都バンコクを中心とした「中部料理」、チェンマイなどの「北部料理」、タイ東北部の「イサーン料理」、プーケットなどを中心とした「南部料理」があります。
タイ北部の料理の特徴はマイルドな味付けで、タイ料理といえば辛いというイメージがあるかもしれませんがタイ北部の料理はそんなタイ料理の中でも最もマイルドで、日本人にも食べやすい料理が多いのが特徴です。
ここではそんなタイ北部の料理の中でも、人気の高い料理をいくつか紹介していきます。
カオソーイ(ข้าวซอย)
カオソーイはタイ北部発祥の「揚げカレーラーメン」のようなもので、日本人にもとても人気の高いタイ料理です。
ココナッツミルクがたっぷり入ったクリーミーなスープ…そしてカオソーイの特徴でもある茹でた麺と揚げた麺を使った料理で、2種類違ったの麺を同時に楽しむことができる料理です。
サイウア(ไส้อั่ว)
サイウアは別名「チェンマイソーセージ」と呼ばれており、チェンマイを代表する料理のひとつです。
さまざまな具材を使用したソーセージは香りがとてもよく複雑な味わい…ピリッと辛く程よい酸味が効いたソーセージはタイ北部だけでなくタイ全土で広く愛されている料理です。
カントーク(ขันโตก)
カントークは主にお祝い事や行事のさいに食されていた食事スタイルのことを言い、カントークという料理があるわけではありません。
カントークは丸いテーブルにチェンマイの郷土料理をいくつか用意し食べるスタイルなので、チェンマイの郷土料理をたくさん食べたいという方にはおすすめの料理(スタイル)です。
タイ北部の料理には他にもさまざまな料理があり、中にはみなさんも一度は聞いたことがある料理もあると思います。
そんなタイ北部の郷土料理に興味がある方は、ぜひ下記の記事をチェックしてみてください。
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