タイの生姜『カー(ガランガル)』とは!タイ料理に多く使われているタイの生姜カーは、英語ではガランガルと呼ばれているショウガ科の植物です。タイの生姜カーは、トムヤムクンやトムカーガイなどの風味付けとしても使用されています。
タイの生姜「カー」の基本情報
名称 | カー(ガランガル) |
---|---|
英語名 | Galangal |
意味 | タイ生姜 |
タイの生姜「カー(英語:ガランガル:galangal)」は、ショウガ科の植物で主に根茎をスパイスとして使用します。
日本語では、ナンキョウやタイ生姜などと呼ばれています。
カー(ガランガル)は、東南アジアや中国南部が原産で現在でも多くのガランガルが栽培されているのですが、ガランガルにはいくつかの種類があります。
大きく分けると「大ガランガル」と「小ガランガル」にわかれます。
大ガランガルはタイ語で「カー」と呼ばれているもので胡椒のようなスパイシーな香りが特徴的で、インドネシア語で「ケンチュール」と呼ばれる小ガランガルは、大ガランガルよりも辛味が強いのが特徴です。
ガランガルには大きく分けるとまだまだ多くの種類があります。
タイの生姜カー(ガランガル)の特徴とは
タイの生姜カー(ガランガル)の外見は土生姜によく似ていて白っぽく、断面は白くて硬く、ピリッとした辛味と強い香りが特徴です。
ガランガルは生姜に似ていますが、生姜よりもとても硬く、皮を剥いだりスライスして使うにはかなりの力が必要で、日本の生姜のようにみじん切りにするのはとても難しいほどの硬さです。
カー(大ガランガル)には生姜のような辛味はなく、硬いため基本的に食べることはありません。
カーは風味づけに使うことが多く、肉や魚の臭みを抑え風味を与えてくれる役割をしているため、カー自体を食べるということはほとんどしません。
タイの生姜カー(ガランガル)が使われるタイ料理とは
タイ料理では、薄切り(スライス)して『トムヤムクン』や『トムカーガイ』などのスープ料理の食材のひとつとして「レモングラス」や「こぶみかんの葉」などと一緒に使われます。
その他にも細かくすりつぶしてカレーのペーストに使用したりもします。