




ゲーンテーポーの詳細
料理名 | ゲーンテーポー(แกงเทโพ) |
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英語名 | Thai morning glory pork curry |
食べれる場所 | 屋台、食堂、レストラン、フードコート |
金額 | 100〜150バーツ(約300〜450円) |
意味 | ゲーン=汁物 テーポー=ナマズ |
特徴 | 空芯菜と豚肉のレッドカレー |
辛さ | ⭐⭐(少し辛いタイ料理) |
ゲーンテーポーとはどんな料理?
ゲーンテーポーはパックブン(空芯菜)と豚三枚肉を使ったゲーン(汁物)です。味付けはほとんどレッドカレーと一緒ですが、大きく違うのが酸味のつけ方です。通常タイ料理ではライムで酸味をつけることが多いのですが、ゲーンテーポーはコブミカンの実を使います。お店によってタマリンドを使う場合もありますが、やはりコブミカンの独特な酸味はゲーンテーポーには欠かせません。
ゲーンテーポーの面白いのがその名前です。テーポーというのはナマズの一種なのですが、ゲーンテーポーにはナマズは一切使われていないのです。元々はナマズを使っていたけれども、流通が難しくなり豚肉が代わりに使われるようになった、という説がありますが定かではありません。
ゲーンテーポーはどこで食べることができる?
日本人にはそもそも空芯菜をカレーの具にするという発想がありません。ところが空芯菜をよく食べるタイの人にとって、空芯菜の料理といえばゲーンテーポーというくらい非常に人気のある料理なのです。そのためゲーンテーポーを食べることができるお店は沢山あります。
中でもオススメは、「カオラートゲーン」と呼ばれる“ぶっかけお惣菜屋台”です。小腹がすいた時用に、他のおかずと一緒に持ち帰って食べるのもいいでしょう。美味しくてきっと一気に食べてしまうと思いますよ。
酸味はライムだけじゃない!「コブミカンの実」
タイ料理に欠かせないのは酸味です。辛さと酸っぱさの絶妙なバランスが、タイ料理の魅力と言い切ってしまっても過言ではないでしょう。その酸味をつける代表的な食材が、ライム(マナオ)です。レモンでもいいのですが、やはりライムの爽やかな酸味が1番しっくりきます。
インド系の影響が大きい南部料理では、酸味をつけるのにタマリンドをよく使います。でもコブミカンの実も捨てがたい独特の風味があります。トムヤムクンやグリーンカレーに必ず使われるコブミカンの葉ほどは一般的ではありませんが、ゲーンテーポーには絶対に欠かせない食材です。