タイのテーブル調味料「クルアンプルン」とは?タイの食堂や屋台に必ずと言っていいほど置いてある調味料が「クルアンプルン」です。主に麺料理などの味付け用に置かれており、クルアンプルンを追加することによって自分好みの味付けにしていくのがタイのスタイルです!
クルアンプルンとは
クルアンプルンという言葉は知らなくても、タイに訪れたことがある方は一度は目にしているのではないでしょうか。
クルアンプルンは簡単に言うとタイの調味料で、屋台やレストラン、食堂などに置かれている4種の調味料のことを言います。
クルアンプルンは、
- 粉唐辛子(プリックポン):พริกป่น
- グラニュー糖(ナムタン):น้ำตาล
- 唐辛子入りの酢(プリックナムソム):พริกน้ำส้ม
- ナンプラー:น้ำปลา
の4つがあり、それぞれを足していくことで料理に「辛味」「甘味」「酸味」「塩味」を追加していきます。
主に麺料理屋さん「クイッティアオ」や「バミー」のお店では必須調味料で、麺料理には欠かすことのできないものとなっています。
クルアンプルンの味付けの仕方
クルアンプルンは、
- 辛味
- 甘味
- 酸味
- 塩味
を料理に追加していく役割を担っています。
粉唐辛子(プリックポン):พริกป่น
料理に「辛味」を追加する役割で、唐辛子を乾燥させたものが入っています。
辛さが足りないな…と感じるときは少しずつ追加して味に「辛味」を足していきましょう。
ナムタン(グラニュー糖):น้ำตาล
料理に「甘味」を追加する役割で、グラニュー糖が使用されています。
甘さを追加することにより味のコクを深める役割をしています。
唐辛子入りの酢(プリックナムソム):พริกน้ำส้ม
料理に「酸味」を追加する役割で、辛くない唐辛子の輪切りが酢に漬けられています。
料理に酸味を加えることで料理をさっぱりとさせることができ、全体の味を整える役割をもっています。
ナンプラー:น้ำปลา
料理に「塩味」を追加する役割で、ナンプラーのみのところや唐辛子の輪切りが入っているところもあります。
料理に「塩味」加えることでコクや風味付けをする役割をもっています。
麺料理にはもちろんですが、タイのチャーハン「カオパット」にもとても良く合う調味料です。
タイでは料理に味を追加していくのが基本
日本では料理の味を変えることは、作ってくれた人に失礼になってしまう…申し訳ない気持ちになってしまうことがありますがタイではそうではありません。
クルアンプルンはタイの麺屋さん「クイッティアオ」や「バミー」などのお店には必ず置かれおり、自分で味を調整するのが一般的です。
味付けも後から味付けされることが前提であえて薄味になっています。
クルアンプルンを上手に使うことで自分好みの味付けを楽しむ食べ方もタイ料理の楽しみ方のひとつです!