タイのお菓子「カノムラー」とは?カノムラーは元々、10月のタイのお盆に、霊に捧げるための伝統菓子として南部で広く食されていました。小麦粉や米粉、卵、砂糖などから作られた生地を網目状に焼き上げたお菓子です。
カノムラーの基本情報
お菓子名 | カノムラー(ขนมลา) |
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英語名 | |
食べれる場所 | |
意味 | |
特徴 |
カノムラーとはどんなお菓子?
カノムラーは元々10月のタイのお盆に、霊に捧げるための伝統菓子としてタイ南部で広く食されていました。
小麦粉や米粉、卵、砂糖などから作られた生地を網目状に焼き上げたお菓子で、クレープのようなしっとりタイプと、カリッとしたクリスピータイプがあります。
カリッとしたタイプはくるくるとした筒状の形をしており、しっとりタイプのものは畳んだ布みたいな形をしています。
カノムラーはどんな味?
カノムラーと似たようなお菓子に「フォイトーン」などがあります。
フォイトーンは卵と砂糖などで作られているのに対し、ノムラーは小麦粉や米粉などで作られているため、どちらかというと粉物のお菓子です。
クリスピータイプは甘くカリッとして日本人の口にも合いますが、しっとりタイプはゴムのような食感であまり甘くないものが多く、日本人の口には少し合わないかもしれません。
カノムラーはどこで食べることができる?
カノムラーはタイ南部のお供え物の意味を持ったお菓子なので、バンコクや東北部ではあまり一般的ではありません。
バンコクでは大抵の食べ物は手に入りますが、作りたてのカノムラーは普通のお店には置いてありません。
カノムらーをタイ南部以外で食べたい場合は、地方特産品展などのイベントを狙うのが確実です。
もしくは、袋入りのカノムラーであればバンコクでも扱っているお店はあるので、地元の人に確認してみると良いかもしれません。
タイのお盆「サートタイ」によく見るカノムラー
10月になるとタイ全国で、先祖の霊を供養するお祭りが催されますが、特にタイ南部では10月祭り(大隠月祭)と呼ばれる盛大な供養祭が行われることで有名です。
カノムラーは元々が、先祖の霊に捧げるためのお菓子です。
しっとりタイプのカノムラーは広げるととても大きいもので、亡くなった人があの世で着る服を模していると言われています。
この時期には屋台でその場で作っているところを容易に見ることができます。