タイ料理『カオクア』とは!タイ料理に必須のカオクアは『炒ったもち米を潰したもの』のことです。カオクアを様々なタイ料理に入れることで香ばしさや深い味を出すことができます。ここではカオクアの基本情報と日本でできる『作り方』を解説していきます。
※日本でも本場タイの味を出せるんです
日本で購入したタイのもち米で、日本でも美味しい『カオクア』を作ることができました。日本のもち米でなく、本場タイのもち米で作る『カオクア』はとても香ばしくおすすめです。
カオクアの基本情報
料理名 | カオクア(ข้าวคั่ว) |
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英語名 | Thai Roasted rice |
意味 | カオ:米、クア:炒る(煎る) |
特徴 | 炒ったもち米をつぶしたもの |
使われる料理 | ラープムー ナムトックムー ナムジムジャオ etc |
カオクア(炒ったもち米)とは
カオクアは、タイのもち米を炒って粗い粉状につぶしたもので、タイ東北部イサーン地方の郷土料理には欠かすことのできないものです。
カオクアは香ばしい香りとカリカリ、コリコリとした食感、そして複雑な味を作り出すため、カオクアがあるとないでは料理の印象が大きく変わってしまうほど大切なものです。
カオクアはタイ料理というよりも、タイの調味料といった方がぴったりです!
イサーン料理には欠かせないカオクア
イサーン料理といえば、青パパイヤのサラダ『ソムタム』やタイ人に大人気の『ガイヤーン』、そして隣国ラオスから伝わってきた人気のタイ料理『ラープ』です。
ラープはタイで最も有名なサラダのひとつで、豚ひき肉を使った『ラープムー』や鶏ひき肉を使った『ラープガイ』などがあります。
『辛味と酸味と甘味』がうまく調和したラープは、現地タイ人だけでなく日本人観光客にもとても人気のあるタイ料理です。
そしてこの『ラープ』に欠かせない調味料が『カオクア』で、ラープをよく見ると白い粉のようなものがあると思うのですが、これが『カオクア』なんです。
香ばしい香りの『カオクア』がラープの深い味わいのポイントになっているのです!
ラープとよく似たタイ料理に『ナムトック』があります。
ナムトックは基本的な材料がラープと同じで味もほとんど同じなのですが、お肉がひき肉ではなくスライスしたお肉を使っているのが特徴です。
このナムトックにももちろん『カオクア』が入っており、ナムトックの独特な食感や風味を引き立ててくれています。
お家でできる!カオクアの簡単な作り方
日本のもち米とタイのもち米では出来上がり方が違うので、日本のもち米で『カオクア』を作ろうとしても中々香ばしさを出すことができません。
作るときは『タイのもち米』を使って作るのがおすすめです!
もち米だけの簡単レシピ
STEP1:生のもち米をフライパンで炒る(焦げないように混ぜながらきつね色になるまで)。
STEP2:冷ましてからクロックやフードプロセッサーもしくはすり鉢などで潰していきます。
※炒ったもち米をつぶすときに、細粉にしないよう注意してください!少しだけ粒状を残すことでカリカリ・コリコリとした食感を残すことができます。
※本場タイでは『クロック』を使ってつぶします。クロックはタイ料理に必須アイテムなので、タイ料理よく作る方はぜひチェックしてみてください。
少し凝った『カオクア』のレシピ
カオクアをより香ばしく上品な味わいにしたい方は、もち米だけでなくタイの食材を入れてみましょう!
用意するもの
もち米:50g
カー(タイの生姜):10g
レモングラス:4本
バイマックルー:10枚
基本的には作り方は上記の簡単レシピと同じです。
炒ったもち米が少し色づいてきたらカー(タイの生姜)、レモングラス、バイマックルーを加え、香り付をします。
ハーブの水気を飛ばしていき、全体的に乾いてきたら冷ましてから潰していきます。
※日本でも本場タイの味を出せるんです
日本で購入したタイのもち米で、日本でも美味しい『カオクア』を作ることができました。日本のもち米でなく、本場タイのもち米で作る『カオクア』はとても香ばしくおすすめです。