タイにはたくさんのスイーツやお菓子があります。庶民的なお菓子から宮廷菓子までさまざまですが、そんなタイのスイーツの中でも大人気で、とくに日本人に人気があるスイーツを10選紹介します。
はじめに
タイには数多くのスイーツがありますが、そんな中でも日本人に人気のスイーツ(お菓子)を紹介していきます。
ここで紹介していく品に関してですが、タイにあるスイーツの中である程度『日本人に知名度』があり、『日本人の舌に合う』ものを厳選したので、ぜひ参考にしていただければと思います。
スイーツ(お菓子)の情報を詳しく知りたい方は各スイーツの詳細ページからご確認ください。
カオニャオマムアン(ข้าวเหนียวมะม่วง)
タイの人気デザートといえばダントツで『カオニャオマムアン』でしょう。タイの定番スイーツなので屋台から専門レストランまで様々なところでカオニャオマムアンを楽しむことができます。
カオニャオマムアンは、餅米をココナッツミルク、砂糖、塩で甘く炊き、一口大にカットしたマムアン(マンゴー)を添えたデザートです。
日本人からすると「甘い餅米にマンゴー?」と少し疑問に思ってしまうかもしれませんが、食べてみるとびっくり!優しい甘さでねっとりとした餅米とマンゴーの相性がぴったりです。
ブアローイ(บัวลอย)
タイではとてもメジャーなスイーツの『ブアローイ』はココナッツクリームで作られているスイーツでブア(蓮)、ローイ(浮かぶ)という名前の通りタイらしい美しさを感じさせてくれるスイーツです。
ココナッツクリームから作られる温かいスープに紫芋、人参、カボチャなどを裏ごししたイラ玉団子が入っており、もちもちとした食感が癖になること間違いなしです。
ロティ(โรตี)
ロティは『タイ風クレープ』、薄く伸ばした小麦粉の生地を焼き上げて作ります。
そのまま焼いて砂糖や練乳をかけた定番のものでも美味しいのですが、バナナやチョコレートなどいろいろな具材をトッピングしたものもおすすめで、いろいろな種類のロティを楽しむことができるのも魅力です。
油とマーガリンを多量使用するお菓子なのでかなり油っこく、練乳や砂糖を大量に使用するので美味しすぎてついつい食べすぎてしまうことも…食べ過ぎには要注意!
ルークチュップ(ลูกชุบ)
タイの伝統的なお菓子『ルークチュップ』は、今でこそ屋台で頻繁に見かけるお菓子ですが、砂糖が貴重だった時代には宮廷菓子として食されていました。
鮮やかな色と可愛らしい形が特徴的なこのお菓子は、果物や野菜、タイらしく唐辛子の形など様々な形をしており、まるで御伽の国のお菓子のようなデザインです。
それぞれデザインの味をしているわけではなく基本的にはどれも同じ味で、甘さは控えめなので日本人にもとても人気のあるお菓子です。
カノムチャン(ขนมชั้น)
カノム(お菓子)チャン(層)は直訳すると『層状のお菓子』で、タピオカ粉と上新粉にココナッツミルクと砂糖を混ぜて蒸した『ういろう』のようなお菓子です。タピオカ粉と上新粉を使用しているのでもちもちとした食感があります。
カノムチャンは縁起の良いタイの伝統的なお菓子ですが、他の伝統的なお菓子と比較すると甘さが控えめなので日本人でも食べやすいお菓子です。
タイでは『9』という数字が演技の良い数字と考えられています。9層に作られたカノムチャンは味が美味しいお菓子としてだけでなく、縁起の良いお菓子としても親しまれています。
カノムクロック(ขนมครก)
カノムクロックは小麦粉と上新粉にココナッツミルクと砂糖を混ぜて作った生地を、たこ焼き機のような鉄板に流し込み作るお菓子です。
このスイーツは半円級に焼いたものを2つ重ね合わせて完成するお菓子で、外側のカリッとした生地と中のトロリとしたココナッツミルクがほんのり甘さを感じさせてくれます。
カノムクロックを2つ重ね合わせるのには理由があり…カノムクロックの『切ない物語』があるので、ぜひチェックしていただければと思います。
カノムトゥアイ(ขนมถ้วย)
カノムトゥアイはココナッツミルクを使用した柔らかい『ココナッツプディング』で、タイにはココナッツ使用したプディングは他にもありますが、専用の小さい器に入れて作られるのがカノムトゥアイの特徴です。
カノムトゥアイは2層に分かれているものがあり、上の層はフワフワとしたメレンゲで味はしょっぱめ…下は砂糖などで作られた甘いゼリー状のもの。
すっきりとしていて上品な甘さのカノムトゥアイは日本人にも大人気です。
カノムモーケン(ขนมหม้อแกงถั่ว)
カノムモーケンは一言で言うと『緑豆とタロイモの焼きプリン』です。
緑豆やタロイモを裏ごししたタネに、パームシュガーとアヒルの卵、ココナッツミルクをたっぷりと加えて焼き上げるのですが、仕上がりはお店によって大きく異なり少しトロンとしたプリンのようなものが一般的。
甘さが控えめで日本人好みの味なので『No1のお菓子』と支持する方が多いものカノムモーケンの魅力です。
フォイトーン(ฝอยทอง)
フォイトーンは日本の鶏卵素麺とそっくりなお菓子で、歴史背景から見ても鶏卵素麺の親戚と言えるお菓子です。
フォイは『糸(細いもの)』トーンは『黄金』という意味をもつのでとても縁起の良いお菓子とされており、タイでは結婚式やお祝いごとには欠かすことの出来ないお菓子です。
フォイトーンはタイのお菓子らしい甘さで、甘いお菓子を食べたくなったときにはぴったりのお菓子ですが、屋台での購入は当たり外れが多いのでご注意を。
サンカヤーファクトーン(สังขยาฟักทอง)
見た目が特徴的で可愛らしいサンカヤーファクトーンを一言で言うなら『かぼちゃのカスタードプリン』です。
サンカヤーファクトーンは、まずかぼちゃの中身をくりぬき、その中にアヒルの卵とココナッツミルクを合わせた甘いカスタードを流し込みます。そのまま丸ごと蒸しあげれば出来上がりです。
ココナッツミルクとかぼちゃの風味が合わさりともて優しい味がするサンカヤーファクトーン…見た目の可愛らしさと、優しい味がタイ人にも観光客にも大人気のスイーツです。
この記事のまとめ
ここではタイのおすすめスイーツ(お菓子)を10品紹介してきましたが、タイにはまだまだ数多くのスイーツがあります。
ここで紹介したスイーツは比較的日本人の味覚に合い、日本でもある程度知名度のある品を紹介してきたので、その他にも『タイのスイーツ(お菓子)をもっと知りたい』という方は、下記の記事…タイNaviのスイーツ一覧からご確認いただければと思います。